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2019年もありがとうございました 2019 [できごころ]

本年もかわいがっていただき、
本当にありがとうございました。

なんとかここまで続けております。
so-netブログも廃止され、ssブログとなり、
再来年の運命は神のみぞ知るところですが、
2020年もまた一緒に遊んでいただけましたら幸いです。

みなさまにとって来年がさらによい年で
ございますようにと願いながら本年は静かに
締めさせていただきたいと思います。
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nise!(10) 

「悪魔の弁護人 御子柴礼司」第4話 2019 [テレビドラマ令和]

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〔2019年/日本/大映テレビ〕



下半身不随になった稲見と会った御子柴。
稲見は告げる「お前を責める、その前に祈ってやれ」。

友人の嘘崎の遺影の前で、ベートーベンのピアノソナタ
「熱情」を聞きながら、御子柴は泣いた。
みどりちゃん殺害の時には泣かなかった御子柴が泣いた。

「お前が嘘崎を思うように、佐原みどりにも
大切に思う人間がたくさんいた」。

稲見は続ける。
「お前には感情がある。悪魔でも獣でもない。
 お前は過去に人ひとり殺しただけでなく、
 今また、院生をひとり死に追いやり、
 ひとりの教官を下半身不随にしてその人生を奪った。
 許されることじゃない」。

御子柴「じゃあ僕はどうすればいいんだよ、
 やったことの重さぐらいもう分かってる。
 死刑にして気が済むなら殺してくれ。その方がいい。殺せよ!」。

稲見「償え! 簡単に死なれてたまるか。
 人ひとり殺したらもう外道だ。
 法律が許しても世間が許してもそれは変わらん。

 いいか、お前は死ぬまで自分の犯した罪と向き合い闘え。
 そして最後の日がくるまで、それを背負って生きろ」。

御子柴「僕には死ぬ権利もないのか…」。

稲見「当然だ。お前に平穏など許さん!。
 後悔なんかするな。悔いたところで過去は修復できん、
 謝罪もするな。いくら謝っても失われた命が戻るわけじゃない。
 その代わり、犯した罪の埋め合わせをしろ。
 外道が人に戻るには償い続けるしかない」。

稲見「死んだ人間の分まで生きろ。懸命に生きろ。
 決して楽な道を選ぶな。悩んで迷って苦しめ。
 そして自分の中にいる獣から目をそらさず常に闘え。
 それを死ぬまで繰り返すことが贖罪へと繋がってゆく。

 だが勘違いするな。罪を償うのは義務じゃない。
 罪人に許された権利だ」。

御子柴は稲見の胸の中で泣いた。




…なんて熱い脚本なのだろう。

罪を償うのは義務ではない。
そう、表向き少年院に収容され期間を全うすれば、
それは贖罪とみなされる。それで罪を償ったとされるのだ。

ほとんどの犯罪者は刑務所に入ったんだから、
罪は許された、もう真人間になったと勘違いする。

教官は説き続ける。
人の道を外れたお前には平穏の日は許されないと、
だが死ぬな、生き続け、その思いを一生持ちづける事で、
それが贖罪に繋がるのだと…。

刑期を終えたからと軽々しく考えるヤツほど、
再び犯罪に手を染める。また償えばいいじゃん♪と。
それでリセットできたと勘違いしているのだ。

人の涙の上に自分の幸せを成り立たせているのだ。

教官の言葉はどこまでも重い。
この言葉が御子柴を人間の道へと引き戻したのだった…。



本年も大変お世話になり、ありがとうございました。
来たる2020年も変わりませず、よろしくお願いいたします。
本日の更新は本日でおしまいとさせて頂きます。
明日はまた明日の更新がございます。

なお、新年第1回目は1月1日を予定しております。
お近くに寄られましたら、ぜひお立ち寄りください。
それではみなさま、よいお年を…。




評価 ★★★☆☆
nise!(10) 

「悪魔の弁護人 御子柴礼司」第4話 2019 [テレビドラマ令和]

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〔2019年/日本/大映テレビ〕




医療少年院で、御子柴は母に会いたいという、
嘘崎の脱走を手伝った。母が再婚するからと
絶縁する旨の手紙を送ってきたからだ。
嘘崎は母を守るために父を殺害したという…。

脱走中、止めに入ったのが稲見教官だった。
御子柴は嘘崎を先に行かせて、
稲見にナイフを突き刺した。

その後、脱走に成功した嘘崎が、
車に轢かれて死亡したと知らされ、愕然とする御子柴…。




御子柴が人間に戻ることのできた少年院時代が描かれる。
言葉と態度はどこまで厳しく冷たい稲見教官であるが、
御子神の更生を誰よりも願っていた…。

本話でも御子神に刺され倒れながらも、ほかの教官が
現場に駆けよった時、御子神からナイフを取り上げ、
それを投げ捨て、御子神をかばった…。

稲見なくして、現在の御子神はない。

なんとしても稲見を救う、そう決意した御子神だが、
「私に正当な罰を」と弁護を拒絶する稲見…。

そしてついに、御子神は勝利への手がかりをつかんだ。
勝利を確信した…!。


早いな!次回でもう第2部完結らしいぞ。
しかし、年末年始編成で来週はお休み。
次回放送は1月4日である。
この一週お休みがツライ。週イチでも待ちかねるのに。

「同期のサクラ」の際も一番盛り上がった時に、
休止が入ったんだった。せっかくの視聴習慣が…。

とりあえずモチでも食って、第5話を待とう。
ノドに詰めて死なないように注意しながら…。
最終回を見終えるまでは死ねませんな!。




評価 ★★★☆☆



nise!(11) 

「悪魔の弁護人 御子柴礼司」第4話 2019 [テレビドラマ令和]

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〔2019年/日本/大映テレビ〕




「あの子を化け物にしたのはマスコミでしょ!」。

その言葉にひとつのヒントを見出す御子柴。
栃野もまた、過去に人を殺めた殺人者だったのだ。

しかし、栃野の過去に関しては岬もまた注目し始めていた。
たとえ、栃野にどんな過去があろうと、
稲見が栃野を殺害した事実に変わりはない。

御子柴が繰り出すであろう反論をすべて封じる自信を深める岬。

果たして、御子柴は稲見の無罪を勝ち取れるのか?。
裁判はさらに混迷の度合いを深めていく…。




まだ放送されていないドラマで何日繋ぐのか?!と、
思われそうなので、ここらで別の記事を…とも考えたのだが、
せっかく同じタイトルが並んでるし、もう1日なので…、
ということでしつこく御子柴で行こう。

すっかり祖母の役どころが似合うようになった赤座美代子さん。
かつては昼ドラの主題歌も歌ってらしたのだ。
今、検索してみたのだがどこもヒットせず。

それが平岩弓枝先生原作の「小さくとも命の花は」。
誰も覚えていなさそうな、このドラマ。
これがまた再見が超困難な一作として
昭和昼ドラファンの伝説と化している。

なんせ製作が東映や東宝などの大手ではなく、NMC。
そう、勘のいい方ならピンとくる、
「魔神バンダー」や「怪獣マリンコング」を製作した
NMCである。現在も素材は完全に保存されているというが、
管理していらっしゃるのが、トランスグローバル社。

この社名が出れば、もうおわかりですね。
「小さくとも命の花は」を
あなたが見る事は一生ないでしょう(笑)。残念。

この主題歌、レコード化もされていないんだろうか…?。
本当に情報が少ないため、まさに「まぼろし」。

よし!なんとか今日も乗り切った!。





評価 ★★★☆☆


nise!(12) 

「悪魔の弁護人 御子柴礼司」第4話 2019 [テレビドラマ令和]

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〔2019年/日本/大映テレビ〕



ついに明らかになる御子柴の戦慄の過去。

14歳で凶悪犯罪を犯した園部信一郎はなぜ、
弁護士・御子柴になったのか。
稲見はなぜ下半身不随になったのか。

医療少年院で起きた脱走事件の裏にある
壮絶な物語が語られる。

そんな中、御子柴はまだ稲見の弁護を
諦めてはいなかった。
稲見が入居していた老人ホーム「伯楽園」で
恒常化していたある問題に気付いた御子柴は、
被害者である栃野にもまた黒い一面があったのでは
ないかと思い当たる。栃野の実家を訪れる御子柴。

しかし栃野の母・一美は加害者を弁護する
御子柴に辛辣に当たる。



また放送されてない話数で記事を稼ごうとする…!!。
まさに悪魔のブログ…!。
こんな事が許されていいのだろうか?…。

懐かしいな!久々にお名前を拝見、山本みどりさん!。
1978年のポーラテレビ小説で公式テレビドラマデビュー。
様々な番組でご活躍され、90年代は東海テレビの昼ドラ
常連女優さんであった。

隠れファンも多い女優さんで中でも、
「弐十手物語」を探し求めている方が多い。
でもこれ、ボクの記憶では関西圏でも20年ぐらいは、
再放送されていないのではなかろうか。
全13話で打ち切りになった幻の時代劇である。
そのうち取り上げて、その魅力を語りたい一作。

個人的に山本みどりさんの魅力が凝縮されているのは、
「特捜最前線」第142話「わが青春のカリフォルニア!」。
大滝秀治さんとの熱演が熱いこの一作。
しかしDVDソフト化の選定からは漏れてしまったようで、
再見がむずかしい…。この状況はなんとかして頂きたいものだ。

というところで山本みどりさんで1記事を埋めてみたぞ!。
明日も御子柴先生をお送りいたします。ご期待ください!。
…出来ねぇな…。




評価 ★★★☆☆

nise!(10) 

「悪魔の弁護人 御子柴礼司」第4話 2019 [テレビドラマ令和]

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〔2019年/日本/大映テレビ〕




いよいよ始まった老人ホーム介護士殺害事件の初公判。

御子柴は当然のように「無罪」を主張する。
しかし、そこで御子柴は今までにはない敵に遭遇する。

「私に正当な罰を与えて下さい」。

そう主張したのは、被告である稲見、本人だった。
無罪はおろか減刑すら拒絶する依頼人。
さらに稲見は、御子柴にクビとまで言い渡す。
御子柴は苛立ちを隠さず弁護人席に両手を叩きつけ…。

その頃、洋子はある女性を訪ねていた。
それは稲見の元妻である、石動恭子だった。




御子柴の弁護すら受け入れず、自分に罪を与えろと言う、
ファイト一発…。依頼人である本人が最大の敵となり、
立ちふさがる…。どうする御子柴…。

ここで2019年の放送はおしまい。続きは来年2020年に…。

と、よく考えたらまだ第4話、放送されてなかったわ!。
待たれよ、12月28日。

ちょっと今、年末のあれやこれやで立て込んでいますので…。
申し訳ない。
いや、まだ手付かずの年賀状なんですけど、
ホントにもう、今回で今流行りの「年賀状じまい」するわ。
ハガキ代も手間もバカにならんわ。

その分、余生に余裕を持って生きようっと。





評価 ★★★☆☆

nise!(10) 

「悪魔の弁護人 御子柴礼司」第3話 2019 [テレビドラマ令和]

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〔2019年/日本/大映テレビ〕




違法すれすれのやり口で弁護を奪われた宝来は、
次席検事の岬に御子柴の狙いを告げ口する。

岬はそんな宝来を軽くいなすが、御子柴を法曹界から
追い出すためのある策を宝来に授ける。
少年法に守られ、罰から逃れた御子柴を
許すわけにはいかない。
岬は再び、法廷に立つ決意を固める。

今度こそ、御子柴に引導を渡すために。

そんな中、司法担当記者のあすみが、
新たな情報を入手する。御子柴がかつて医療少年院に
入院していた時に、脱走騒ぎを起こしていたという
事実だった。そしてその脱走を阻止したのが稲見だという。

果たして、御子柴と稲見の間にはどんな因縁があるのか。
御子柴の本当の目的は何なのか!?。




これは「ブラックジャック」だな。手塚治虫先生の。
もちろん間黒男(ブラックジャック)は前科者ではなく、
悲惨な事故の犠牲者であるのだが、恩師による導きで、
外科医を志す。しかし、技術はあるのだが、無免許である。

御子柴礼司も教官により、閉ざされた心を開き、
弁護士への道を目指す。さすがにこちらは無免許…では、
話がなり立たないので、司法試験に合格し正式な弁護士に。

このドラマに触れるまでまったく知らなかったのだが、
前科があろうと司法試験に合格すれば、弁護士という
職業に就けるものなんだな。
岬弁護士も嘆いているが、それは法の矛盾点だとの事…。

弁護される側からすれば、ちょっと複雑ではあるが、
優秀であり、なにがなんでも無罪を勝ち取る…となれば、
前科持ちであろうが、そんな事は小さなことである。

勝ちゃあいいんだよ!結局のところは。

しかし、弁護士の腕前、担当の裁判官、担当警察署により、
同じ罪を犯しても、量刑が変わる…。
これこそ、法の矛盾点ではなかろうか。




評価 ★★★☆☆


nise!(11) 

「悪魔の弁護人 御子柴礼司」第3話 2019 [テレビドラマ令和]

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〔2019年/日本/大映テレビ〕



洋子の不安は的中する。
御子柴は強引なやり口で再び弁護を国選弁護人の
宝来から強奪。警察の面会室で、稲見と対峙する。

その結果、御子柴は間違いなく稲見が栃野を
殺害したことを確信。有罪判決は免れない状況だった。

「教官、なぜそんなに落ち着いていられる。
これはあんたの裁判だ。負ければ一生刑務所の中だぞ」

「俺は自分がしたことを受け入れるつもりだ。
罪を逃れようなんて思っちゃいない」。




御子柴は稲見に対して「教官」と呼び続ける。
それは当時から今も変わらない。
御子柴は「教官」以外に呼び方を知らないと言う…。

それは我々にとって俳優・勝野洋さんが、
どこにどのような役で出演しようとも、
テキサスであり、オッスであり、ファイト一発で
あるようなものか。

事件の目撃者であり、証言者である
介護施設の職員はもちろん、入居者の証言までが怪しい…。
なにかを隠している…。

ここで描かれていたのは、介護施設職員による
入居者への暴言・暴行な!。
社会問題となっているが、いつも理由は激務による
ストレス…。これで片付けられてしまう。

現場は二言目には「人手が足りない」。
これで片付けてしまう。

高齢者の行動、言動にはイラッとさせられる場面も多い。
それはわからなくもないのだが、それでも手を出しては
殺してはいけない。

自分もやがて、その年齢になる日がやってくる。
今はそれがわからないだけである。

人間、トシをとると昨日出来た事が、今日出来ないのだ。
哀しいかなそれは誰にも起こりうる。
加齢と死は平等にやってくる。




評価 ★★★☆☆

nise!(10) 

「悪魔の弁護人 御子柴礼司」第3話 2019 [テレビドラマ令和]

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〔2019年/日本/大映テレビ〕




御子柴がかつて殺人を犯した元少年Aであることが
世間に知れ渡る。当然のように巻き起こる非難の嵐。

そんな中、大ケガを負い入院を余儀なくされる
御子柴の元に、とあるニュースが飛びこんでくる。

医療少年院時代の担当教官・稲見が、
入居する老人ホームで介護士の栃野守を殺害した
容疑で逮捕されたというのだ。

稲見は容疑を認めており、食事介助中の事件だった
こともあり目撃者も多数いるという。
テレビ画面に映る稲見を睨むように見つめる御子柴。
その様子に洋子(ベッキー)は不安を抱くが…。




あっ…という間、第3話にして第2部開始。
御子柴を「人間に戻してくれた恩人」である、
少年時代の教官を救う…という大筋。

この教官もまた、御子柴の凶刃により、
下半身不随になり車椅子生活を余儀なくされていた。
その障害者が、健常者である介護施設の職員を
殺害したというのだ。
そんなことが可能なのか…?。

令和の時代に、往年の大映ドラマが帰って来た感!。
第3話もグイグイ引き込まれる。
しかし、悲しいかな放送される時間帯が悪いわ!。
世間の話題にもほとんどなっていない。
ボクの周りにも見ている人間が…いない!なぜだ?!。

ヘタするとマイ令和元年ベストドラマ、
心のベストテン第1位に推したいぐらい。まだ3話だが。

教官を刺すほど堕ちた御子柴をどうやって、
弁護士になるまで、人の道に戻してやったのか。

「言葉はいくらでもウソをつく」。

この言葉はとても重い…。





評価 ★★★☆☆
nise!(10) 

「同期のサクラ」第10話 2019 [テレビドラマ令和]

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〔2019年/日本/AX-ON〕




2020年4月―。

満開の桜の下にサクラの同期四人が集まっていた。
花村建設の新入社員として出会ってから11年。
今はバラバラの道を歩む同期たちは
サクラの激動の人生を振り返っていた……。

サクラは、会社での「力」のために、仲間を捨てるのか?。
第三の答えを見つけ出すのか?。
夢を追い続けたサクラと同期たち仲間の10年間が
激動のラストを迎える…。





結局のところ、サクラが動いた動機ってのが、
同期うんぬんではなく、元上司だったスミレさんが
解雇される…だったとこがちょっと…。

サクラが本当に慕い、心開いていたのは、
同期ではなくスミレさんだったというのが
よくわかった。

ラスト、公園で皆が揃い、
それぞれの「私には夢があります!」大発表会!。
…舞台公演かよ?!と思わせる青臭さではあったが、
まぁ、これはこれで良しとしよう。

後半、少し急ぎ足過ぎた気がするね。
サクラ昏睡のエピソードすら不要だった気がしてきた…。
あの辺、削ればもう少し物語を深く描けたような…。

そんな訳で、それではみなさん。また、いつか。




評価 ★★★☆☆


nise!(10)