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「マッド・ハイジ」2022 [映画・洋画]

マッドハイジ.jpg
〔2022年/スイス/A Film Company GmbH〕



チーズ製造会社のワンマン社長にして
スイス大統領でもある強欲なマイリは、
自社製品以外のすべてのチーズを禁止する法律を制定。

スイス全土を掌握し、恐怖の独裁者として君臨した。

それから20年後。
アルプスに暮らす年頃のハイジだったが、
恋人のペーターが禁制のヤギのチーズを闇で売りさばき、
見せしめにハイジの眼前で処刑されてしまう。
さらに唯一の身寄りであるおじいさんまでも
マイリの手下に山小屋ごと包囲されて爆死。

愛するペーターと家族を失い復讐の鬼と化した
ハイジは、邪悪な独裁者を血祭りにあげ、
母国を解放することができるのか




子どもに見せるな。



いくら本国の著作権が切れているからといって、
ここまでやりたい放題やってはいけない。
越えてはいけない一線・・・というのがある。

ハイジももう24歳。お年頃である。
スイスの山の上で娯楽がないため、やる事と言えば…。

朝からひたすら性交!
相手はヤギ飼いの大将であるペーター。

そのペーターがなぜか黒人!!

アルムおんじは全身タトゥーでアイパッチ!
クララもロッテンマイヤーさんも登場するが、
マイヤーさんはブチ切れたハイジに惨殺!!

アニメファンに向けて「クララ、立って!」の
シーンも再現!しかし、クララは発狂していて、
立てない・・・!!

これ「アルプスの少女ハイジ」である必要性ある?
ただグロテスクな殺戮シーンを見せたいだけなら、
普通にガールズバトルとして製作すればいいのに。
しかもただグロ場面が続くだけではなく、
イチイチ表現が下品。

それならいっそ割り切って、
なーんも考えずに流し見できる佳作として
評価できたものを・・・。

ご丁寧に次作の予告までついてたぜ・・・。

長年、家庭教師のCMでもハイジを好き勝手
改編しているが、あれも作品に対する冒涜。
金さえ出せばなんでも許可を出す権利者も悪い。




■本編出演 アリス・ルーシー、内田真礼、
デヴィッド・スコフィールド、早川毅、
キャスパー・ヴァン・ディーン、峰晃弘、
カーチャ・コルム、今泉葉子、
ケル・マツェナ、真木駿一、
アルマル・G・佐藤、久保ユリカ、
マックス・ルドリンガー、山本満太、
ヴェルナー・ビールマイアー
パスカル・ウリ
ジュリア・フォール
ジャクリーン・フックス
レベッカ・ダイソン・スミス、上絛千尋、
ミロ・モアレ、アンドレア・フィッシャー・シュルテス、
ファビエンヌ・ハードン、イヴ・ヴュートリッヒ、
マット・カンプフ、パスカル・ホルツァーさんほか。




評価 ★☆☆☆☆

★本日nice!欄、鈴木蘭々お休みいたします★
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「蛇の道」2024 [映画・洋画]

蛇の道.jpg
〔2024年/日本/フランスほか/CINÉFRANCE STUDIOS〕



ジャーナリストのアルベール・バシュレと
パリのとある病院で心療内科医として働く
新島小夜子は、高級アパルトマンの1階で、
エレベーターから出てきたミナール財団の元会計係
ティボー・ラヴァルを襲撃。

ガムテープで身体をぐるぐる巻きにし、
寝袋に押し込むと、車で郊外の廃墟と化した
隠れ家に連れ去り、監禁する。
国境を越えた“徹底的復讐劇”の先に待つ真実とは・・・。




昨日に引き続き、また出たよ黒沢清病が。
外国との合作、外人さん多数出演、ロケ地もあちゃらで、
なんとなーく洋画の雰囲気を漂わせてはいるが、
とにかく暴力描写を見せたい、寝袋に大の男を詰め込んで、
引きずりまわしたい、そんな映画。

ラスト近くまで、この女はこの男になぜ協力してるのか、
細かい説明はない。男も女もともに娘を失った身の上で
あるらしい。それも組織的に拉致され、むごたらしく
殺害された。その犯人を追い、復讐しようとしている。

次々と男を寝袋に入れてアジトにさらって来て拷問。

徐々に黒幕を追い詰めていく・・・。

そして復讐は終わった・・・。

柴咲コウがパソコンの画面越しに元(?)旦那と
会話をしている。つぶやくコウ。

「娘を売ったのは、あなたね」

ひきつる元(?)旦那。

THE END

あれ?真犯人は元(?)旦那なの?!
じゃあコイツ、殺さなきゃ映画、終わっちゃダメじゃん?

でも、無情にエンドロールは流れて来る。

さぁ、このあとふたりはどうなったのでしょうか、
それは皆さんの心の中でご想像ください。浜村淳でした。

最近、なんでこんなに投げっぱなしの作品が多いのか。

綺麗に締めてくれて、見終えたぜ!という爽快感の
ある作品が少ないのか?
アンタらプロでしょ?こんなので金、取っていいの?




■本編出演 柴咲コウ、ダミアン・ボナール、
マチュー・アマルリック、グレゴワール・コラン、
西島秀俊、ヴィマラ・ポンス、スリマヌ・ダジ、
青木崇高さんほか。




評価 ★☆☆☆☆

★本日nice!欄、伊藤蘭お休みいたします★
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「レッド・ワン」(Red One)2024 [映画・洋画]

レッド・ワン.jpg
〔2024年/アメリカ/ワーナーブラザーズ〕



コードネーム「レッド・ワン」こと
サンタクロースが誘拐された。

北極の警備責任者は、金のためなら何でもする
悪名高い追跡の達人とチームを組み、レッドの行方を
追う。2人はクリスマスを救うべく、世界を駆け巡り、
レッド救出に命を賭ける!

果たして、この世界に今年のクリスマスは無事、
やってくるのだろうか?!




サンタクロースの存在を信じるよい子には見せない
ほうがいいのかも知れない。

一応、サンタは実在する人物として
「レッド・ワン」なる、戦隊シリーズの
リーダーみたいに呼ばれているが、
伝説を守るために暗躍する謎の秘密結社がいたり、
闇堕ちしたサンタの弟は悪魔神のようなバケモノの
姿をしていたり。

この作品のメインはサンタを警護する親衛隊長が、
オレ最近、この仕事ちょっとイヤんなっちゃったん
スよねぇ。正直、もう辞めたい。

という所からはじまり、そんな中でサンタが
消えちゃったから、とりあえずこの件だけ片付けて…、
と、イヤイヤがんばっていたら、なぜか悪いヤツと
バディモノになり、なんとなく友情が芽生えたりして、
ラストはもうちょっと続けてもいいかな…この仕事。

そんな感じでTHE END。
なにも考えずに片手間に見るなら最適。
ただ、ワシのようにたまには季節に合わせた作品を
横にお姉ちゃんを3人ぐらいはべらせて、気合い入れて
再生をはじめると肩透かし・・・。

お姉ちゃんは再生が終わるまでに全員、席を立つだろう。





■本編出演
ドウェイン・ジョンソン、楠大典[
クリス・エヴァンス、中村悠一
ルーシー・リュー、朴璐美
J・K・シモンズ、立川三貴
キーナン・シプカ、ファイルーズあい
ボニー・ハント、山像かおり
レイナルド・ファバーレ、田渕将平
クリストファー・ヒヴュ、木村雅史
ニック・クロール、羽鳥佑
ウェスリー・キンメル、葉山那奈
メアリー・エリザベス・エリス、野首南帆子
マーク・エヴァン・ジャクソン、前田雄
ジセット・ヴァレンタイン、南澤まおさんほか。




評価 ★★☆☆☆
nise!(22) 

「sisuシス 不死身の男」2022 [映画・洋画]

シス 不死身の男.jpg
〔2022年/フィンランド〕




1944年 第二次世界大戦末期、ソ連に侵攻され、
ナチス・ドイツに国土を焼き尽くされたフィンランド。

凍てつく荒野を旅する老兵アアタミ・コルピは、
愛犬ウッコを連れ、掘り当てた金塊を運ぶ途中で
ブルーノ・ヘルドルフ中尉率いるナチスの戦車隊に
遭遇、金塊も命も狙われるハメに陥る。




彼は不死身じゃない。
死ぬことを拒否しただけ。

じじい一匹だと思ってナメてかかったら、
ナチスの部隊いっこ全滅しちゃった!というお話。

ストーリーは単純明快。
追う者と追われる者。それが時々逆転する。
じじいもほぼセリフなし。
発するのは痛そうなうめき声だけ。

メインとなる武器は金を掘っていた時の相棒、
「ツルハシ」ただ一本。

ラストの見せ場、セスナでの対決に既視感。
あぁ、そうだ!日本の名作アニメ「未来少年コナン」に
おけるギガント戦だ!

あれもコナンの常人離れした活躍により、巨大戦闘機を
海の藻屑にしてしまったっけ。
きっと本作の監督はコナンに何らかの影響を受けていると
確信した。

物語の最後の最後にじじいが喋る。

ここまで徹底しちゃうと、この映画、バイオレンスでも
サスペンスでも、アクションでもないな。コメディだ。





■本編出演 ヨルマ・トンミラ、アクセル・ヘニー、
 ジャック・ドゥーラン、ミモサ・ヴィッラモ、
 オンニ・トンミラさんほか。




評価 ★★★★☆
nise!(22) 

「オットーという男」2023 [映画・洋画]

オットーという男.jpg
〔2023年/アメリカ/プレイトーン〕




オットーは町内イチの嫌われ者でいつもご機嫌斜め。
曲がったことが大っ嫌いで、近所を毎日パトロール、
ルールを守らない人には説教三昧、挨拶をされても
仏頂面、野良猫には八つ当たり、なんとも面倒で
近寄りがたい。

そんな彼が人知れず抱えていた孤独。

最愛の妻に先立たれ、仕事もなくした彼は、
自らの人生にピリオドを打とうとする。

しかし、向かいの家に越してきた家族に邪魔され、
死にたくても死ねない。
世間知らずだが、陽気で人懐っこく、お節介な
奥さんマリソルは、オットーとは真逆な性格。

小さい娘たちの子守や苦手な運転をオットーに
平気で頼んでくる。この迷惑一家の出現により
“自ら人生をあきらめようとしていた男”の人生は
一変していく。




トム・ハンクスはいい俳優になったなぁ。
常に死に場所を求めている、高齢独居老人。
死ぬに死ねず、定年後、日々やることと言えば、
自発的に行うご近所パトロール。

ヘンクツじじいにはヘンクツじじいになるだけの
理由があったのだ。

そんな彼のご近所に妙にフレンドリーな家族が
引っ越してきた。

この出逢いこそが、昨日だけを見つめて生きている
オットーという男に明日を見せてくれた。

ストーリー的には、よくあるパターンだけれど、
トム・ハンクスをはじめ出演者の演技により、
飽きる事なく2時間過ごすことが出来た。

SNS、インフルエンサーの使い方もうまい。
前半では事件が起きた際、被害者に手を差し伸べる
よりもスマホを向ける人々の多さに驚かされる
のだけれど、後半ではそれを逆手に取って
主人公に味方してくれる。

自分が死ぬとき、誰が悲しんでくれるのか、
誰が泣いてくれるのか。色々と考えてしまうねぇ。




■本編出演 トム・ハンクス、トルーマン・ハンクス、
 マリアナ・トレビーニョ、レイチェル・ケラー、
 マヌエル・ガルシア=ルルフォさんほか。




評価 ★★★★☆

nise!(18) 

「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」2023 [映画・洋画]

ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー.jpg
〔2023年/アメリカ/日本/イルミネーション/任天堂〕




ニューヨークで配管工を営む双子のヒゲ兄弟、
マリオとルイージ。謎の土管で迷いこんだのは、
魔法に満ちた新世界。はなればなれになってしまった
兄弟が、絆の力で世界の危機に立ち向かう。





言わずと知れたスーパーマリオのヒゲ兄弟、
世界的に有名な兄と弟のブラジャーズである。

モノを知らないこのワタシでも、このヒゲブラは
知っている。ちゅうか、ゲームウォッチの時代から
上の画面と下の画面を行き来して暴れてたよな!
そんな昭和時代から、ファミコン、プレステと
活躍する舞台を変えつつ、令和のこの時代まで
生き残っているのだ!これはスゴイことですよ。

そんな彼らのアニメ映画がでけたと言う。
正直・・・大のオトナが見て、楽しめるのだろうか、
1時間半、画面から目を離さずにこのヒゲ兄弟と
冒険の旅に出ることがでけるのか・・・不安しかない。

さらに前情報として、
「アナと雪の女王2」の興行収入を越える大ヒット!と、
さらにハードルをあげられてしまう。

これが楽しめなければ、人間失格ではないか?

そうだ!子ども目線だ
子どもの気持ちで本作に挑もう!そうすれば、
今まで見えなかった大切なものが見えて来るに違いない!

お菓子とジウスを用意して再生スタート!

あぁ、そうなのかこのヒゲ野郎たち、水道屋で
生計立ててんのか・・・任天堂の社員ではないんだな。

すでに余計な邪念が子どもの心をジャマしてくる。

わ、お客の家の犬に暴力ふるって水責めしてんじゃ
ねぇよ!もとはと言えば、お前らがこのお犬さまの
お食事を踏んづけたのがはじまりじゃねぇか。

またしてもオトナの心が子ども心を押さえつける。

その結果・・・。


ダメだった。映像は実に綺麗でお話もまとまっている。
けれども「ワクワク感」がない。
オトナ心のまんまでも「ワクワク」が感じられた、
「天空の城ラピュタ」や「となりのトトロ」のような
ワクワクがここにはない。

「マジンガーZ対デビルマン」や「マジンガーZ対
暗黒大将軍」に見られた「血が燃える」「血がたぎる」
感がここにはない。

さらに追い打ちをかけるように、ラストシーンで、
タマゴからなにかが生まれて、カミングス~~~ン。

最近の映画って、なんでこんなんばっかりなんだ?
一作でビシッ!と決めろよ、まとめろよ。
物語はつづく、とか、新たな敵が待っているとか、
予告的な場面はいらない。

そんなもん、大ヒットしてから考えろよ。
もし大外れしたら恥ずかしくて、
この近所に住めなくなるぞ。

いいかげん過去の名作に頼らず「新しいもの」を
我々に与えてくれ!





■本編出演 宮野真守、畠中祐、志田有彩、関智一、
 楠見尚己、武田幸史、三宅健太、浦山迅、間宮康弘、
 志村知幸さんほか。




評価 ★★★☆☆
nise!(17) 

「非常宣言」2023 [映画・洋画]

非常宣言.jpg
〔2023年/日本/韓国〕




飛行機恐怖症の原田泰造は娘とともに
ハワイ行きの航空機に搭乗するが、
離陸後まもなく乗客が相次いで謎の死を遂げ、
機内はパニック状態に陥る。

一方、地上では飛行機を標的にした
ウイルステロの犯行予告動画がネット上に
アップロードされていた。

捜査に乗り出したベテラン刑事ク・イノは、
その飛行機が妻の搭乗した便だと知る。
テロの知らせを受けた国土交通省大臣好っきは、
緊急着陸のため国内外に交渉を開始。

副操縦士ヒョンスは乗客の命を守るべく奮闘するが、
機体はついに操縦不能となり急降下していくのだった。




日本の非情さハンパねぇな!

韓国の人々が助けを求めて日本上空にまで
ようやくたどり着いたのに、自衛隊機が
スクランブル!すぐにどっか行け!、
絶対に日ノ本には一歩たりとも足を踏み入れさせない!
高らかにそう宣言し、威嚇射撃の嵐!
どっか行くまで執拗に撃つ!撃つ!!撃つ!!!

自衛隊員が皆、戦闘服に「日の丸」を縫い付けて
あるのが笑えるね!日本人は犬畜生にも劣るという
意識を自国民に植え付けるためにやってんだろう。

結局、飛行機は韓国に逃げ帰るけれど、
着陸しようかな?と思ったら、韓国民も
アンケートの結果、反対多数なんで降りてくんな!と。
お前らは鬼か。
非常宣言1.png
同じ飛行機に蛭子能収さんも搭乗していたようだ。

すばらしき反日映画の爆誕であった。





■本編出演 ソン・ガンホ、原田泰造、チョン・ドヨン、
 キム・ナムギル、イム・シワン、キム・ソジン、
 パク・ヘジュン、ウ・ミファ、ヒョン・ボンシク、
 蛭子能収、ムン・スクさんほか。





評価 ★☆☆☆☆
nise!(20) 

「シン・ジョーズ」2016 [映画・洋画]

シン・ジョーズ.jpg
〔2016年/アメリカ〕




海水浴客で賑わうカリフォルニア州サンディエゴの
ビーチに、突如として謎の焼死体が浮かび上がった。

さらに、焼かれた魚の死骸も次々と打ち上げられる。
ライフセーバーのジーナとカプランが調査を開始すると、
核実験の影響で進化したサメの仕業であることが判明。

体内に核エネルギーを持つサメは炎に包まれながら、
ビーチにいる人々の命を次々と奪っていく。





ゴジラ、ウルトラマン、エヴァンゲリオン、仮面ライダー、
クレヨン・・・と「シン」シリーズを見続けてきた者に
とって見過ごす事の出来ない一作がコレ!

・・・と言っても、2016年から見過ごしてきて、
現在に至っていたのだ。

往年の大ヒット作「ジョーズ」がついに、
「シン」シリーズに!これはもう期待するなと
いうほうが無理だろう。

「ジョーズ」も一作目が当たってしまったため、
無駄に続編が製作・公開されてきたが基本は
サメVS人間と至ってシンプル。本作もそれは不変。
サメVSわれら人類。

だが、さすがは「シン」の冠を戴いた作品。
サメはサメでも一味違う!
核実験の影響により、サメ自体がミニ原子炉と化し、
触れたもの、被爆させたものすべてが炎上する!

被爆した魚を食べた人間まで発火して、
大爆発を起こすのだ!

そんな化物に挑むのは、体のアチコチにタトゥーを
入れた今どきのカップル。バカップルにもホドが
あるのだが、男が特に「使えない」

ここ一番のところで連続してやらかす。

追い詰められた彼は船上で
「アイラブユ~!!ジィィィナァ~!!」と
叫びながら、サメをおびき寄せるため、
バケツに汲んであった動物の生き血を頭から浴び、
海に飛び込む!!こっちだサメ野郎!!

しかしサメはさすがにシン・ジョーズ!

男なんかに興味はない。
追いかけるのは女のみ。
男、ガン無視。

ノコノコと船の上に戻る男・・・。

・・・この中身のなさよ。

まるで中学生が徹夜で書き上げたような物語。
それを金持ちの父親が出資して、子どものために
映画化してみました!ウチの子最高!

そもそも原題は「Atomic Shark」
シン・ゴジラが当たったので、あやかっちゃおう!
という、レンタルビデオ全盛時にまったく無関係の
映画を買い付けてきて、邦題のみ「ターミネーター」
やら「ロボコップ」やら好き勝手つけまくって、
お客に誤認させて借りさせようとする姑息な時代を
思い出した次第。

今でもこんな事やってんだな・・・。




■本編出演 レイチェル・ブルック・スミス、
 ジェフ・フェイヒー、デビッド・ファウスティーノ、
 ボビー・カンポ、マライア・ボナー、
 イサイア・ラボーデさんほか。




評価 ★☆☆☆☆
nise!(15) 

「アメイジング・スパイダーマン」2012 [映画・洋画]

アメイジング・スパイダーマン.jpg
〔2012年/アメリカ/コロンビア ピクチャーズ〕




ピーター・パーカーは、ちょっとサエナい高校生。
正義感は強いが、女子にはモテない。

両親は彼が幼いときに謎の失踪をとげ、
それ以来、ベンとメイの伯父夫婦に育てられてきた。
ある日ピーターは父の消息を探るため、
オズコープ社で遺伝子を研究するコナーズ博士を訪ね、
実験中の蜘蛛に首筋をかまれてしまう。

翌日、ピーターの人生は激変する。
蜘蛛のように自由自在に動き回れるパワーとスピード、
超感覚で危険を感知する "スパイダーセンス"を
身につけたのだ。

ピーターはその能力で悪と闘い、
"スパイダーマン"と呼ばれるスーパーヒーローとなった!




「スパイダーマン3」の公開が2007年。
本作は2012年製作。これだけ「間」があけば、
さぞかし技術も進み、さらにすばらしい蜘蛛男の
世界を見せてもらえるのだろう!・・・、
期待に震えてスイッチオン!

・・・アレ?おもしろくない。

ストーリーはまた最初から仕切り直しか。
もう定番の蜘蛛に噛まれて、スパイダーマン誕生。

2000年代初頭のCGがまだこなれていなかった時代の
ほうが画面に「爽快感」があったぞ。

スパイダーマンも確実に「ヒーロー」然としていた。
画面は綺麗なのだが、どうにも入り込めない。

だが、過去作から踏襲しなくていい部分を、
しっかり学習し、受け継いでいる。
それはヒロインがトンデモ女で、観客側からは
どうにも好きになれない。
なのに主人公のピーターは、そんな女に惹かれている。

そして一番気に入らないところは、
近年の映画によく見られる演出で、
一度物語がハッピーエンドで終わりかけた瞬間、
新たな敵の存在が観客に見せ付けられる・・・。

そう、「続編ありき」で作っているから、
この第一作で全力を出し切っていないのだ。

これ以上の物はもう作ることができない!
自信作だ!見てくれ!!

こういう製作者の意気が感じられない。

まだまだ、おもしろくなる部分は取ってあるよ~、
次も必ず観てね~。そんな感じだ。

世間的な評価は非常に高い作品なのだが、そのような
理由で私の評価は辛口とさせていただく。激辛である。




■本編出演 アンドリュー・ガーフィールド、エマ・ストーン、
 リス・エヴァンス、デニス・リアリー、マーティン・シーン、
 サリー・フィールド、イルファーン・カーン、
 キャンベル・スコット、エンベス・デイヴィッツ、
 クリス・ジルカ、マックス・チャールズ、
 C・トーマス・ハウエル、ジェイク・キーファー、
 ハンナ・マークス、ジル・フリント、マイケル・マッシー、
 スタン・リーさんほか。




評価 ★☆☆☆☆


nise!(17) 

「スパイダーマン3」2007 [映画・洋画]

スパイダーマン3.jpg
〔2007年/アメリカ/マーヴェル・エンタープライゼズ=
ローラ・ジスキン・プロダクション〕




市民に愛される存在となったスパイダーマン。
その正体であるピーター・パーカーも学業の傍らで
愛するメリー・ジェーン・ワトソン(MJ)との
交際を続け、順風満帆な日々を過ごしていた。

MJも女優としての活動を続けており、
ついに念願のブロードウェイ・デビューを果たすまでに。

ピーターはMJへのプロポーズを決意し、
メイおばさんにその事を打ち明けた。

ピーターは最新鋭の装備に身を包んだ
「ニュー・ゴブリン」こと親友ハリー・オズボーンの
襲撃を受ける。ハリーはピーターが父ノーマンを
殺したと思い込み、密かに攻撃の機会を窺っていた。

闘いの末、ハリーは頭部を強打し記憶を失う。

同じ頃、警察が郊外でフリント・マルコという男を
追いかけていた。彼は娘の医療費を手に入れる為に、
かつて強盗に加担して車を奪おうとした際、
誤ってピーターの叔父であるベンおじさんを
殺害してしまった真犯人だった。

刑務所から脱獄したマルコは物理研究所の構内に
逃げ込むが、そこで行われていた分子分解の実験に
巻き込まれ、体が砂で構成されている怪人
「サンドマン」と化してしまう。

警察におじさんを殺した真犯人を知らされ、
私怨にかられたピーターは、謎の液状生命体
「シンビオート」に寄生され、気がつけば
今まで以上のパワーを持った
「ブラック・スパイダーマン」となっていた…。




残念!2を超えることは出来なかった。
今回、スーパー科学兵器を操るハリーの助けなしでは、
戦いに勝つことはできなかったし、
ラスト、いきなり改心するサンドマン。
今までの暴れっぷりは一体なんだったのか。

それにしても不快極まりないのがヒロインのMJ。
またしてもあっちの男、こっちの男とフラフラ。
この女のどこにそれほどの魅力が存在するのか?

アパートの大家の娘、あれなんかサイコーだろう?
あっちをヒロインにすべきなんだよ。

この時代のCGが今も古びてはいない事に驚く。
「スパイダーマン」という作品に絶妙に合致したCG。

昔は実際に出来ない場面を作るためにCGを使用した。

今は違う。
時間節約のため、費用節減のため、普通に撮影できる
ものまですべてCGで済ませてしまう。
これでは画面から人間の熱、吐息が伝わってこない。

CGの使い方を映画製作陣は間違っている。

今も事あるごとに製作のウワサが絶えない、
サム・ライミ監督による第4作。

彼のスパイダーマンはここまでで良いかな…という印象。




■本編出演 トビー・マグワイア、キルスティン・ダンスト、
 ジェームズ・フランコ、トーマス・ヘイデン・チャーチ、
 トファー・グレイス、ブライス・ダラス・ハワード、
 ジェームズ・クロムウェル、ローズマリー・ハリス、
 J・K・シモンズさんほか。





評価 ★★★☆☆
nise!(11) 
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