SSブログ
テレビ特撮昭和 ブログトップ
前の10件 | -

[アラーの使者」はどこにいる?  [テレビ特撮昭和]

アラーの使者1.png
〔1960年/日本/東映〕




正義の助っ人・川内康範先生原作による、
「月光仮面」と「レインボーマン」を繋ぐ、
ミッシングリンク、それこそが1960年(昭和35年)
東映製作「アラーの使者」スポンサーはお菓子のカバヤ!
アラーの使者3.png


演ずるは新田真剣佑、眞栄田郷敦氏の父、
若き日の千葉真一さん。
アラーの使者2.png

唯一の現存とされる第1話「恐怖の紅とかげ」の
エピソードは、幾度か東映チャンネルでも放送され、
2020年には映像商品化され現在も発売中となっている。

しかし、この第1話には…肝心の主役でありヒーロー、
「アラーの使者」が出てこないのだ!
当時のテレビ映画は何話かの連続ものとして構成され、
本作も13話でひとつの物語が完結する連続方式と
なっている。今の視点から見れば、なんとも
まどろっこしいが、これが「普通」であった。

本作も60年代後半まではNET系(テレビ朝日)を中心に、
再放送されていた記録があるが、テレビがカラー化
されると、白黒制作の「アラーの使者」もその姿を
消してしまい、人々の記憶からも失われていった。

朝日ソノラマ刊「宇宙船」誌でも記載されたように、
製作元である東映株式会社はテレビ映画のカラー化が
標準となった時期に、白黒時代のプリントは第1話のみを
サンプルとして残し、後はすべて廃棄処分としたとされる。

関西地区では開局間もない、テレビ大阪が毎週土曜日の
深夜に「懐かしの少年映画名作劇場」と題して、
主に宣弘社、東映作品を中心に1話分まるまるを
2本立てで再放送するという企画番組が放送されていた。

(「あつまれテレビっ子」についてはまたの機会に)

ここで放送されたのが第1部最終回である、
第13話「砂漠の凱歌」
後にTBSテレビ系列の懐かし回顧番組「テレビ探偵団」
においても、西城秀樹さんのゲスト回にこの第13話の
映像が部分的に紹介された。

第13話には「アラーの使者」がバッチリ登場。

1986年には東映ビデオ株式会社より、
企画編集のビデオソフト、
「東映100大ヒーロースーパーファイト」が発売。
ここにも第13話より、アラーの使者の活躍が
収められている。
その後、この第13話のフィルムは忽然と消えてしまう。

現在では最初に触れたように、第1話だけが現存している
と言われている。果たしてそうだろうか。

今回の調査により、1990年代半ばにも、第13話を使い、
テレビ番組が製作されていたことが判明。

池田憲章さん司会によるこの番組は全5回に渡り、
白黒時代の特撮番組をひたすら紹介し続ける
マニアックすぎるものであった…。
今回、この記事を書くにあたり検索してみたが、
残念ながら言及されたものを見つける事が出来ず。

少なくともこの時点ではポジプリントは現存していた
ということになる。

今日あっても、明日ない…というのが当たり前の世界
なので、現時点でフィルムがない…というのは事実かも
知れない。しかし、東映株式会社ともあろう大企業。
会社にとって作品は財産である。

放送に使い傷みきったポジフィルムは処分しても、
ネガフィルムは残されているというのが大方の見方。

前例として、同じく第1話しかないと言われていた
「少年ケニヤ」が全話数現存、最終回の別バージョンまで
収録されて映像ソフト化の快挙を果たしている。

ただ、これはソフト発売を前提とした予算が組まれて、
新たにプリントを起こせた・・・というちゃんとした
理由がある。「アラーの使者」もなんらかの二次利用、
三次利用の目途が立てばあるいは・・・。

ただ「少年ケニヤ」DVD発売時よりも、パッケージ
ソフトを取り巻く環境は悪化、下降する一方である。
映像販売の主体は配信に移り、ツタヤのレンタル事業も、
縮小化するばかりである。

こんな時代に収益の見込めない白黒作品販売にゴーサイン
を出す上司が存在するのかどうか・・・。

そんな苦労を買って出るよりは、近年の深夜アニメでも
お手軽にパッケージ化しておくほうがよほど数字が
読めるだろうて。

ボクらの知ってる「アラーの使者」はどこにいるのか?





■番組出演 千葉真一、金子昭雄、一条由美、大前均、
 上田博士、山村奈良吉、上田睦子、大谷警部、八東根竜助、
 山村美智、山村京子、菅原壮男、大久保達也、穂高稔、
 佐久間聰、稲植徳子、井上田鶴、曙三四郎、斉藤邦唯、
 福島亨、青木忠雄、成瀬達也、武藤周作、石川治一、
 岡島泰次郎さんほか。




評価 ★★★☆☆
nise!(9) 

「宇宙からのメッセージ 銀河大戦」1978 [テレビ特撮昭和]

宇宙からのメッセージ銀河大戦.jpg
〔1978年/日本/東映〕



第15太陽系の惑星アナリスが、
敵対国家ガバナス帝国に侵攻される。

アナリス出身の若者で、ゲン一族の一人でもある
ハヤトは父に呼び戻され、リュウと猿人バルーが
操縦する宇宙船で帰郷を果たすが、すでに家族は
ガバナスに惨殺されていた・・・。

敵討ちの為、リュウ達の協力を得てアナリス上空
空域のガバナス軍を追うが、ガバナス軍の返り討ちに
遭いリュウの船は大破。

ハヤトは帆船型宇宙船プレアスターに乗った
謎の美女ソフィアに救出される・・・。




「仮面ライダー」「人造人間キカイダー」の
石ノ森章太郎先生原作。当時「スターウォーズ」に
沸く日本列島。映画界、テレビ界も「宇宙戦争」
花盛りな時代に、東映が放ったのが
宇宙版「仁義なき戦い」こと、
「宇宙からのメッセージ」でした。

その人気を受け、テレビへとスピンオフしたのが本作、
1978年(昭和53年)、テレビ朝日系放映開始、
「宇宙からのメッセージ 銀河大戦」です。

ぶっちゃけた話、「スターウォーズ」がアメリカで
公開された際、日本公開までに1年のタイムラグがあった。

日米同時公開があたりまえの今では、信じられないかも
知れないが、当時はこれが普通だった。

アメリカではすごいSF映画が出来たらしい…。
噂が噂を呼び、日本から海外にスターウォーズを
鑑賞に行くツアーまでが組まれたという。

そんなおいしい状況を日本の映画界が黙って見ている
ハズがない!これはチャンスだ!、日本にスターウォーズが
上陸するまでの間に国産のSF映画を作っちゃおうぜ!
みんな間違えて観に来るかもしんない!

そうして急場でこしらえたのが、東宝の「惑星大戦争」と
東映の「宇宙からのメッセージ」

東映もSFモノのノウハウが理解できなかったのか、
なにかの化学変化を期待したのか、
監督に「仁義なき戦い」の深作欣二監督を起用!
ここに宇宙を股にかけたSFヤクザ映画が爆誕する!

しかし、両作ともに邦画界が思うほどの成績は
あげられず、東宝はやはり特撮はもうダメだわ…と、
サジを投げるのだが、東映は転んでもタダでは起きない。

製作費の回収にいいアイデアねぇかなぁ・・・。
そうだ!ミニチュアの使いまわしと特撮シーンの再利用で
もう一本でっちあげらんねぇか?リサイクルだよ!、
SDGsだよ!キミィ~!!

そして、でっちあ・・・いや、出来上がったのが
「宇宙からのメッセージ 銀河大戦」!!

しかし、予算の都合上、千葉真一、志穂美悦子、成田三樹夫…
なんて役者が使えるハズもない。子供番組だし。

とりあえず、真田広之クンはまだギャラも安いしヒマだから、
そのままスピンオフで。あとのキャストも予算の許す範囲で…。

そんな訳で、猿人バルーというお猿のキャラクターを、
日本随一の猿顔役者、西田良先生が演じる!
猿人バルー.png
マスクいらんだろ?!と思うが、
それでもかぶせちゃう!西田先生の演じる意味が…。
猿人バルー.jpg

もうひとつ、東映の大英断は特撮SF映画、
大宇宙に帆船が飛翔するような作品をなぜか、
時代劇製作のメッカ、東映京都撮影所で作っちゃった!

脚本も「仮面の忍者 赤影」「隠密剣士」などのベテラン、
伊上勝先生がご担当。今度は宇宙を股にかけた大忍術映画が
完成してしまったのである!

しかし、過去に赤影でUFOを飛ばした前科のある、
伊上勝先生である、開き直った脚本がおもしろくない
訳がない。いや、先生が書き続けた忍者モノの集大成とも
言える作品がここに生まれたのであった!

本作を「スターウォーズ」と比べて見るのは邪道である。
SF映画だと思い込むのはやめたまえ。

おもしろければ理屈はいらない!70年代の東映が作る
作品に世間の常識は通用しない。

細かいこたぁどうでもいい!そんな漢こそ本作を見よ!




■番組出演 真田広之、織田あきら、西田良、堀田真三、
 白井滋郎、藤山律子、坂口祐三郎、島田歌穂、安藤一人、
 北村英三、友金敏雄、野村しのぶ、三浦徳子、秋谷陽子、
 小池朝雄、汐路章、田渕岩夫さんほか。




評価 ★★★★☆



nise!(10) 

■「ぼくら野球探偵団」DVDサーカイブコレクション 堤大二郎/ガッツ石松/宍戸錠さん■ [テレビ特撮昭和]

ぼくら野球探偵団1.png
〔1980年/日本/円谷プロ〕




「ワンパクズ」とは12人の少年メンバーによる
野球チームだ。

だが、それは表向きの姿であり、怪しい事件が
起こると、野球探偵団と姿を変え、真相究明に
乗り出す。ワンパクズに対して、野望に燃える
世界的な大泥棒、その名は怪盗赤マント!

赤マントが次々に挑戦状を叩きつけてくる。
最初の挑戦は日本のアイドル「パンダ強奪」である。
警視庁の刑事、荒名たちも巻き込み、上を下への大騒ぎ!




「ウルトラマン」で著名な円谷プロダクション製作ながら、
いまだ一度もビデオグラム化された事のない、
埋もれた佳作。それが1980年(昭和55年)、
テレビ東京(当時は東京12チャンネル)系放映開始、
「ぼくら野球探偵団」

野球チームプラス、少年探偵団、それに絡んで来る、
謎の怪盗…という江戸川乱歩先生の時代からある、
定番パターンを円谷プロダクションゆかりの俳優さん
たちがコメディータッチで演じる一作。

素晴らしいのはやはり、宍戸錠さん。
「スターウルフ」の時代から、子供番組であろうが、
どっきりカメラであろうが一切、手は抜かない!

本作においても自称、「この番組の主役」と言い切る
だけの事はあり、第1話から特別扱いの待遇である。
ぼくら野球探偵団2.png
かつて日活でならしたエースのジョーの銃裁きは
ここでも健在。
ぼくら野球探偵団3.png
こんなシーンが子供番組に存在する…、
令和では考えられないことである。

演技経験の浅いガッツ石松さんに二役をあてがったり、
円谷プロダクションもムチャ振り…というか冒険が過ぎる。

ムチャが祟ったのか番組はわずか18話で終了を迎える。
しかし人気がない、視聴率が悪いための打ち切りではなく、
当初からテレビ編成の空白期間を埋めるためだったのでは
ないかと思われる。続く新ドラマ「ときめき十字星」も
短期に終了している。

主題歌を現在も根強いファンがいる、関西出身の
プログレッシブ・ロックバンド「ノヴェラ」が担当。
本編第15話には堂々のゲスト出演を果たしている。

特撮要素に目立つところが少なく、地味な印象も
受けるが、現在では絶滅してしまった感のある
「子供向けドラマ」が今回初のソフト化を果たすのは
快挙と言えるだろう。

見た目ほとんど変質者の赤マントの活躍を存分に
楽しんでいただきたい。
ぼくら野球探偵団5.png
ぼくら野球探偵団6.png




■番組出演 堤大二郎、松本誠一、菅照美、田口トモ子、
 加藤淳也、杉本親寛、手塚辰也、豊田美紀、滝本圭三、
 高柳裕之、秋葉伸実、長田恒義、海老井まゆみ、小山渚、
 増田恵美、小野はるみ、白石のり子、ガッツ石松、
 宍戸錠、荻原紀、寺島達夫 、堀田真三、竹井みどり、
 宮尾すすむ、秋元羊介、大矢兼臣、なべおさみ、灰地順、
 沼崎節子、竹村洋輔、吉田義夫、小島三児、天草四郎、
 小山昌幸、藤木武司、伊沢一郎、田中筆子、梅津栄、
 春田和秀、斉藤浩子、ニューヤンキース、東龍明、
 伊達三郎、ウイリー・ドーシー、村松克己、木田三千雄、
 久遠利三、日和田春生、時田優、汐路章、小坂まさる、
 ノヴェラ、古今亭朝次、渡部猛、三谷昇、花房徹、
 高崎蓉子、高松政雄さんほか。
ぼくら野球探偵団4.png




■全18話、約470分収録(映像特典を含む)
nise!(9) 

■「チビラくん」DVDサーカイブコレクション3 円谷プロ■ [テレビ特撮昭和]

チビラくん1.png
〔1970年/日本/円谷プロ〕




3回に渡りお届けしてきた「チビラくん」も
いよいよ今回で大団円。第53話から第78話
最終回までを収録。かつてのウルトラ怪獣、
宇宙人たち、怪しげな人間体キャラクター、
ルパン三世の不二子ちゃんまでもが登場するぞ!

頭からなにやら不審なものが生えてる
チビラくん一家。
当時リアルタイムで見ていた子供たちには
チビラくんやガキンコはきっとお友達のひとり
だったに違いない。いい大人になってしまった
キミたちもこのDVDで久々にその友達と再会してほしい。
チビラくん2.png




第53話 ハッタル一家行方不明!
第54話 チビラと三人の盗賊
第55話 原人ピピとペペの物語!
第56話 おばけ星旅行記!
第57話 雪とガキンコ
第58話 祭だ、太鼓だ、お神輿だ!
第59話 君にも天使が見えたかい!
第60話 変てこりんなお話
第61話 洞窟の秘密!
第62話 狼がやって来た!
第63話 ポチポチの変身術!
第64話 素敵なアンドロさん!
第65話 ガキンコの母さんヤーイ!
第66話 快獣町は大騒動!!
第67話 いじわる大作戦!
第68話 レインボーちゃん
第69話 ナンカ変だなッ!
第70話 燃えてしまったお爺さん
第71話 ガーオのたくらみ
第72話 空飛びフライヤー
第73話 狸殿下の結婚式!
第74話 ポチポチ保安官と大怪獣
第75話 行こう! 南の島へ
第76話 南の島の珍道中
第77話 たすけて!
第78話 サヨナラチビラくん(最終回)
チビラくん3.png
この家に飼われると犬まで頭になにやら、
妙なモンが生えて来るようだ・・・。





■番組出演 雷門ケン坊、村越伊知郎、滝口順平、水森亜土、
 高橋和枝、熊倉一雄、藤波京子、坂井すみ江、千葉順二、
 平井道子、兼本新吾、桂玲子、加瀬武、石田克己、和田啓、
 川原田健司、高橋香、入江幸江、平野稔、水野英久、
 水野孝久、山村哲夫、馬場信浩、山岸里佳、坂井すみ江、
 千葉順二、矢田稔、緑準子、森功至、渡辺和子、栗葉子、
 園田昌子、杉彌生、山本廉、白川澄子、江原かずみ、
 今西正男、和久井節緒、森和子、広城さよ、中山豊、
 白石冬美、山下祥子、渡辺知子、島木綿子、計良光範、
 矢田稔、和田啓、森功至、渡辺知子、富山敬、八合昇、
 白川澄子、布施町子、辻村真人、梶哲也、和気ますみ、
 山崎由美、安藤宗二、高橋香、槐柳二、田中賤男、
 雨森雅司、栗葉子、山田薫、青木真澄、渡辺彗子、
 渡辺知子、島田潤子、山崎乃里子、二階堂有希子、
 松金よね子、ヴァンス愛子、納谷悟郎、丸山裕子、
 菊池紘子さんほか。




チビラくん1.png
■26話分(全78話中)、約1,690分収録。
nise!(8) 

■「チビラくん」DVDサーカイブコレクション2 円谷プロ■ [テレビ特撮昭和]

チビラくん1.png
〔1970年/日本/円谷プロ〕




商品化第2弾となる今回は、第27話より
第52話までを連続収録。

さて、本作が今まで頑なに映像商品化、
配信されてこなかったのか?
その理由のひとつと思われるのが、
第19話「宇宙タレントやあーい!」の第2回。

ここに1カットだけ登場する宇宙人が大いに
問題アリなのだ。なにせその宇宙人は…、

「ウルトラセブン」第12話「遊星より愛をこめて」の
スペル星人なのだ!
チビラくん10.png
ファンの間ではこのエピソードが永久欠番となっていて、
本放送直後の再放送を境に表立って公開されず、
本年7月7日に発売が発表された定価88,000円なる
高額商品、「ULTRAMAN ARCHIVES ウルトラセブン
4K UHD&MovieNEX」にも未収録となっている事が
明らかとなった。

それほどまでに円谷プロが出し渋る星人が、
「チビラくん」に1カットとはいえ、映し出されている。

「チビラくん」をなんらかの形で世に出す際、
この場面をそのまま出しても、カットしてしまっても、
最悪、ほかの宇宙人と差し替える…などの改変をして
しまえば、昭和の時代ならいざ知らず、現在では
どのような対応をしようと炎上するのは確実であろう。

それならば、ウルトラマンほどのドル箱商品を持つ、
円谷プロダクションである。あえて火中の栗を拾う
ような真似をせずとも、ほかにいくらでも儲け口は
あるのだ。なにも火種のくすぶる「チビラくん」を
公開する必要もないのであろう・・・。
チビラくん11.png
(チビラくんのお家も実は元、
 スペル星人のアジトだったりする・・・)




第27話 貧乏バンザイ!
第28話 ゴルバのドケチ!
第29話 雪を降らせる少女
第30話 ゴルバの復讐大作戦!
第31話 勲章が欲しいんだ!
第32話 快獣ランドの魔法使い!
第33話 ハッタルやったる騒動記!
第34話 帰ってきたナンジャー!
第35話 快傑三角ずきん
第36話 おひげがデレレン
第37話 オバケ風船は飛ばないよ
第38話 勉強ロボットをやっつけろ!
第39話 オイラ正義の宇宙人
第40話 みんなみんな夢の中
第41話 ゴロゴロ様お疲れ様!
第42話 ほらふき騎士の冒険!
第43話 喧嘩、けんか、ケンカ!!
第44話 空気が無くなる日
第45話 退屈なんだわサ!
第46話 皆んな死んじゃった!
第47話 不思議な薬ヒックパッパ!
第48話 めっちゃら、くちゃら騒動記!
第49話 いじわるババヤン
第50話 ヤッホー地球だぞ!
第51話 トラベル・マシンが完成したぞ!
第52話 雪山・大混戦!
チビラくん12.png
(それにしても気になりませんか・・・、
 チビラくん一家の頭から生えているモノ・・・)




■番組出演 雷門ケン坊、村越伊知郎、滝口順平、水森亜土、
 高橋和枝、熊倉一雄、藤波京子、坂井すみ江、千葉順二、
 平井道子、兼本新吾、桂玲子、加瀬武、石田克己、和田啓、
 川原田健司、高橋香、入江幸江、平野稔、水野英久、
 水野孝久、山村哲夫、馬場信浩、山岸里佳、坂井すみ江、
 千葉順二、矢田稔、緑準子、森功至、渡辺和子、栗葉子、
 園田昌子、杉彌生、山本廉、白川澄子、江原かずみ、
 今西正男、和久井節緒、森和子、広城さよ、中山豊、
 白石冬美、山下祥子、渡辺知子、島木綿子、計良光範、
 矢田稔、和田啓、森功至、渡辺知子、富山敬、八合昇、
 白川澄子、布施町子、辻村真人、梶哲也、和気ますみ、
 山崎由美、安藤宗二、高橋香さんほか。





チビラくん6.png
■26話分(全78話中)、約1,690分収録。
nise!(10) 

■「チビラくん」DVDサーカイブコレクション1 円谷プロ■ [テレビ特撮昭和]

チビラくん1.png
〔1970年/日本/円谷プロ〕




ここは怪獣たちだけの不思議な町カイジュウ町。

チビラくんは、ハッタル家のパパゴンとママゴンの
間に生まれた一人息子。 
ペットのポチポチと百窓のお家に住んでいます。

ハッタル家のライバルであるゴルバ家は、
父親のゴルバと息子のガキンコの2人家族。

パパゴンと同じく発明家のゴルバですが、
変な物を作ってばかり。
ガキンコは町いちばんのガキ大将で、
今日もカイジュウ町は大騒ぎのてんやわんやな日々です。




1970年(昭和45年)より、日本テレビ系で放映された、
円谷プロ製作による特撮番組「チビラくん」
チビラくん2.png 
オープニングがアニメーション構成のため、
アニメ番組だったという記憶の方も多いが
「ウルトラマン」の円谷によるれっきとした
特撮作品なのである。

月曜から土曜までの週6回、朝8時台15分枠で放映され、
キー局では夕方に再び再放送が行われたという。

1回当たりの本編時間は約10分だが、6回で1話完結のため、
円谷プロダクションのテレビシリーズでは、1時間枠の
「マイティジャック」を越える最長番組の記録を持つ。

意外な事にあれほど映像ソフト化、配信が充実し、
見られない作品はない!というほどの円谷なのだが、
「チビラくん」に限っては一度もまとまったソフト化が
行われておらず(部分収録の前例はある)、今回初の
全話完全収録を達成することとなる。

なにせ全78話(放送回数468回)に及ぶ長丁場のため、
少しでもお手元に届きやすくするため、分割発売となる事を
ご了承ください。今回、第一弾は第1話より第26話までを
収録いたしました。

第1話「快獣町だよお客さん」
第2話「ウッシッシ帰さないぞ」
第3話「ユミちゃんの写真がほしいよン!」
第4話「ハートがモヨモヨン!」
第5話「快獣町からサヨウナラ」
第6話「家出しちゃおっと!」
第7話「チビラの星」
第8話「ゴルバ様只今参上!」
第9話「御先祖様をぶっとばせ!」
第10話「こんにちは“ピッピー”」
第11話「決戦ゴルバヶ原」
第12話「夢は恐いよ」
第13話「宇宙から来た暴れん坊」
第14話「海から現れた宝物」
第15話「おいら、ロボットゲバゴロー!」
第16話「うそつきゴルバ!」
第17話「チビラガキンコ大決戦!」
第18話「月から来たお姫さま!」
第19話「宇宙タレントやあーい!」
第20話「オトヒメさま好き!」
第21話「ミミーのしんじゅ!」
第22話「真赤な蝶々が飛んでたよ!」
第23話「快獣天国売出し中!」
第24話「やったぜ!!ハレハレ」
第25話「ドロンドロン騒動記」
第26話「太陽が爆発したぞ!」

初期「チビラくん」の世界をご堪能ください。
チビラくん4.png




■番組出演 雷門ケン坊、村越伊知郎、滝口順平、水森亜土、
 高橋和枝、熊倉一雄、藤波京子、坂井すみ江、千葉順二、
 平井道子、兼本新吾、桂玲子、加瀬武、石田克己、
 川原田健司、高橋香、入江幸江、平野稔、水野英久、
 水野孝久、山村哲夫、馬場信浩、山岸里佳、坂井すみ江、
 千葉順二、矢田稔、緑準子、森功至、渡辺和子、栗葉子、
 園田昌子、杉彌生、山本廉、白川澄子、江原かずみ、
 今西正男、和久井節緒、森和子、広城さよ、中山豊、
 白石冬美さんほか。
チビラくん5.png
(ちゃんと人間キャラクターも登場するのだが、
 このカイジュウ町の世界では浮いてしまう…)



チビラくん6.png
■26話分(全78話中)、約1,690分収録。
nise!(10) 

■「庵野秀明セレクション 仮面ライダー傑作選」DVDサーカイブコレクション■ [テレビ特撮昭和]

庵野秀明.jpg
〔2023年/日本/東映/毎日放送〕




劇場作品「シン・仮面ライダー」公開へのタイアップ
として、1971年(昭和46年)本放送時のキー局であった、
お膝元、MBS・毎日放送に「仮面ライダー」が帰ってきた!

『シン・仮面ライダー』公開記念 庵野秀明セレクション
仮面ライダー傑作選として毎週火曜深夜に放送された
「そのまま」を映像商品としてお届けします。

本番組は初代テレビシリーズ全98話より、
庵野秀明監督自身が選んだ10本をセレクション放送。

その内容は、
第1話「怪奇蜘蛛男」
第2話「恐怖蝙蝠男」
第4話「人喰いサラセニアン」
第5話「怪人かまきり男」
第17話「リングの死闘 倒せ!ピラザウルス」
第24話「猛毒怪人 キノコモルグの出撃!」
第40話「死斗!怪人スノーマン対二人のライダー」
第52話「おれの名は怪鳥人ギルガラスだ!」
第84話「危しライダー! イソギンジャガーの地獄罠」
第93話「8人の仮面ライダー」・・・というもの。

あの話がない!前編があって後編がない!と、
お嘆きの諸兄もおられようが、今はもうスマホがあれば、
サブスクでいつでもどこでも、好きな作品が見られる時代。

あえて「テレビ」という媒体で、決まった時間に毎週放送
されるという「祭り」に乗らないテはない。

そのため、本商品ではあえて手を加えずに放送された
「そのまま」を収録。関係各所のご理解、ご協力を得て
毎日放送で放送された「そのまま」CM、タイトルバックなど
すべてを込みで収録している。

現時点ではなんの感慨も抱かない映像かと思われるが、
5年後、10年後に再見された際、CM、番組フォーマットなど
本編以外の部分に懐かしさを感じていただけるものと信じて。


■約300分収録。
■映像特典 シン・仮面ライダー予告編、特報、
プロモーション映像・・・など。御期待ください。
nise!(7) 

「人喰い怪人イソギンチャック」1972 [テレビ特撮昭和]

人喰い怪人イソギンチャック.jpg
〔1972年/日本/東映〕




アフリカでダイヤの鉱脈を見つけた中山老人は、
日本にいる孫に鉱脈の在りかを記したメダルを送る。

鉱脈を狙うショッカーは、怪人イソギンチャックを
日本に送り込む。一文字隼人は、その孫を守って
ショッカーと戦うが苦戦。そこに颯爽と登場したのは、
1号ライダー・本郷猛であった!





「仮面ライダー」第49話「人喰い怪人イソギンチャック」
である。撮影中に重傷を負い、一時現場を離れた藤岡弘、
さんがこの年の正月に番組に復帰。
「ダブルライダー」として子供たちを沸かせた。

1972年1月1日の放送は当時の子供たちにとって、
なによりのお年玉になったのであろう。
正月だからといってライダーの放送に休みは
なかったのである!

それからしばらくは2号ライダーのみで番組は進行。
3月、お待たせしました!本作で再びのダブルライダー編。

次は「ちびまる子ちゃん」でもおなじみの
怪人カメストーンが登場。
ほどなくして、2号ライダーは海外へと去り、
1号ライダーが主役へと返り咲いたのである。

思えば、なんと幸運な番組であろうか。
当時ならば、主役が怪我をして出演不可能となった時点で、
番組は打ち切られてもおかしくはなかった。

実際、「仮面ライダーは終わりにして、別の企画で
仕切り直しましょうや」という声もあったというのに、
急遽、藤岡弘、さんの同期である佐々木剛さんが、
2号ライダーとして登場。急場をしのいだ。

そして藤岡さんの復帰を待ち、これは彼の番組だからと、
主役の座を再び譲り、佐々木剛さんは降板。

その後、仮面ライダーの歴史は令和へと続いてゆく・・・。


あぁ、肝心のイソギンチャックですが、
渥美マリさんに負けず劣らず、イヤらしい…。
もう、見た目からエロチカフェロモンを噴出しまくりです。

イソギンチャック.jpg




評価 ★★★★☆
nise!(8) 

「キカイダー01」第4話 1973 [テレビ特撮昭和]

ハカイダー.jpg
〔1973年/日本/東映〕



第4話「怪奇!幽霊ロボット消滅!?」




4人に増殖したハカイダーは、それぞれ別の姿に
変身する能力を秘めていた!その姿になると10倍に
パワーアップするのである!。

この長坂秀佳先生が、「さっき思いついた」であろう
アイディアが盛り込まれ、キカイダーはどんどん妙な方向へと
転がり始める。

まず第1弾はシルバーハカイダーが「銀エビ」に変化!。

あのクールな一匹狼が売りだったハカイダーが…「エビ」。

ボスのハカイダーも黒煙を吹き出し、昼間に暗闇を
作り出す!ゼロワンの太陽エネルギーを遮断させるためだ!。

あぁ、ゼロワンはもうお昼にも活動できなくなるのか!?。

しかし、黒雲を突き破り救出に現れたのは、
弟のキカイダー=ジロー!!。

兄貴、最近いいとこなし…!。

ダブルキカイダーの反撃により銀エビは倒された!が、
変身能力を失っただけでシルバーハカイダーは生きている…。

経費節約のため、ケチケチ作戦を敢行していたが、
第4話にして新規に着ぐるみを作成。それが「エビ」。
でも、まだ着ぐるみが作れるだけマシ!。
番組はエライことになってゆく。予算面で。

この頃、日本を未曽有の不景気風が吹きはじめていた。
それが「オイルショック」というヤツだったのだ…。




評価 ★★☆☆☆
nise!(3) 

「キカイダー01」第3話 1973 [テレビ特撮昭和]

ハカイダー.jpg
〔1973年/日本/東映〕


第3話「帰って来たジロー キカイダー」


え!もう帰って来るんかい?!。

つい先々週、不完全な良心回路に負けない精神力を
身につける旅に出たキカイダー=ジローが、
兄のピンチにサイドマシンに乗ってやってきた!。

そうこうしている間に太陽が昇り、ゼロワン復活!。


1970年代ということもあり、現代では「差別」と
受け取られかねない描写も満載!。

両足が使えず体を引きずって逃げるゼロワンに対して、
ハカイダーがひとこと。

「丸太踊りを踊らせてやれぇ~~~!!」。


令和では完全にアウトです。

早くも第3話にしてダブルキカイダーの活躍が実現した。
これは当時、「仮面ライダー」が2人、3人と増え、
人気が上昇していたこともあり、制作側が
「ダブルキカイダー」路線でいきましょう!との
意図もあったとのこと。

しかし、あまりに早い兄弟競演は、兄・イチローが
ひとりで戦い抜いたキカイダーよりも弱い印象を与えて
しまったのではなだろうか。

さらに悪い事に、せっかくの共演も演者である、
ジロー役の伴大介さんがスケジュール多忙のため、
出演できなくなり、出番が減ってゆく。

というのも、同時期、伴大介さんが
新番組「イナズマン」の主演に決定したため。

同じ制作会社、放映局でダブルプッキング・・・。
ほかに俳優はおらんのか?という、信じがたい現象が…。




評価 ★★★☆☆
nise!(2) 
前の10件 | - テレビ特撮昭和 ブログトップ