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「アンメット ある脳外科医の日記」第1話 2024 [テレビドラマ令和]

アンメット ある脳外科医の日記.jpg
〔2024年/日本/カンテレ/MMJ〕




脳外科医の川内ミヤビは、不慮の事故で過去2年間の
記憶をすべて失い新しい記憶も1日限り。

毎朝日記を読み記憶を覚え直すことから1日が始まる。
現在は、脳神経外科の教授・大迫紘一の治療を
受けながら看護助手として働いている。

ある日、アメリカ帰りの脳外科医・三瓶友治が着任。
その日に、女優の赤嶺レナが急患で運び込まれ
すぐさま治療が行われることに。
三瓶はミヤビにも手伝うよう指示するが、
看護師長の津幡玲子がそれを制止する。

レナは言葉を出すことがほとんどできず失語症と
診断され、女優として絶望的な状況を目の当たりに
しながら、何もできない自分に葛藤するミヤビ。
三瓶は記憶障害のことを知った上で、
ミヤビにも医師として診察や診断をさせるよう
院長に直談判して…。





タイトルの「アンメット」って何?

「アンメット」とは直訳すると
「満たされない」という意味です。

満たされない。つまりいくら憶えても憶えても、
次から次へと零れ落ちてゆく記憶。
決してとどまる事はなく、満たされることはない。

記憶が保持できないで思い出されるのが、
西尾維新先生の「忘却探偵シリーズ」

『掟上今日子の備忘録』としてテレビドラマ化もされた。
新垣結衣さんが一番輝いていたあの頃の作品である。
どこでなにを間違ってあぁなってしまったのか…。
まぁ、それは良しとして今日子さんも本作のヒロインと
同じく、前日の記憶が朝起きるとすべて失われているため、
日記を書き続け、体のアチコチに走り書きを残し、
それを見る事により、昨日起きた出来事を再確認していた。

本作のミヤビ先生は事故に遭った日から過去、2年間の
記憶がなく、それからは物事を憶えられない日々が今も
続いている。

大丈夫か?

事故に遭ったのがいつなのかは知らないが、
脳を損傷するほどの事故である、先月や先々月で
もう医療業務に復帰しているハズもなかろう。
少なくとも事故から数年は経過していると思われる。

復帰してからどのぐらいの月日が経つのだろう。
いまだに同僚の顔と名前さえも毎日、自作のファイルで
確認しないといけない状態。

大丈夫か?

そんな人にいくら周りがサポートしますっ!とか
言っても、脳外科手術任しちゃって・・・。

なにより患者にもその家族にも、
ちょっと脳を損傷した先生が執刀するんスけど、
いいよね?ね?と了解を取っていない。

もし、患者側がそんな先生にアタマを開けられると
知ったら「不安しかない」んじゃないか?
そもそも説明義務違反じゃね?

と、ドラマに対して突っ込んでも仕方ないのだが、
これだけ表現が~コンプラが~とうるさいのに、
一番肝心な部分は「フィクションですから」で
いいのだろうか。

アンメット ある脳外科医の日記2.png
しかし「華」のないキャスティングである。
正直、地味。
役柄には合っているのかも知れんが。

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やはり医療ドラマには、高須克弥先生が必要だ!
この人が出る事により物語に
リアリティが生まれる。イエス!





■番組出演 杉咲花、若葉竜也、岡山天音、生田絵梨花、
 山谷花純、尾崎匠海、INI、中村里帆、安井順平、野呂佳代、
 千葉雄大、小市慢太郎、酒向芳、吉瀬美智子、井浦新、
 風間俊介、中村映里子さんほか。




評価 ★★☆☆☆
nise!(20) 

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