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「徹子の部屋」1976~ [テレビ番組関連]

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〔1976年~/日本/テレビ朝日〕



番組がはじまった当初は、ここまでテレビ朝日を代表する
看板番組になると誰が予想しえたであろうか?。
ただのお昼の埋め合わせ…みたいな感じで放送されていたため、
扱いも雑で、初期のものなどは消去され、すべての回が
完全には保存されていないという。

そんな「徹子の部屋」、
今では貴重なライブラリーとなり、訃報が流れるたびに、
この番組の映像が使用される。
今、「話題」の「旬」の人々が一度は呼ばれているため、
良い時も悪い事をした時も便利に使える素材となっている。

放送44年を迎えた今年、
なにやら公式グッズが発売されたらしい…。

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「徹子の部屋 クリームロールクッキー」!。

特派員より現物が届けられ、我が目を疑った。
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誰、コレ?。

どうやら徹子…らしい。
バニラ、ストロベリー、徹子の3種の味が楽しめると言う…。

徹子味…熟女すぎて怖いような、楽しみなような…。




評価 ★★★★☆
nise!(12) 

「スーパーロボット レッドバロン」1973 [テレビ番組関連]

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〔1974年/日本/宣弘社〕




謎の組織・鉄面党は、万国ロボット博覧会に出展された
世界各国の巨大ロボットすべてを強奪、戦闘用に改造し
ロボット帝国を打ち立てた。

さらに鉄面党は日本のロボット工学者、紅健一郎博士を
拉致し、博士の開発したスーパーロボット・レッドバロンの
引き渡しを要求する。

だが博士は、自らの命と引き替えに弟の紅健に、
レッドバロンを託した。科学秘密捜査隊SSIとともに、
鉄面党との戦いの火ぶたは今、切って落とされた。




国産初の連続テレビヒーロー「月光仮面」を生み出した
宣弘社が、「マジンガーZ」に代表されるロボットアニメブームが
日本列島に吹き荒れた1973年(昭和48年)、日本テレビとともに
制作・放映した特撮巨大ロボットヒーロー
「スーパーロボット・レッドバロン」です。

今の洗練されたロボット、モビルスーツ群を見慣れた
子どもたちからすれば、短手、短足の全身真っ赤なロボットは、
きっとカッチョワルイに違いない。というかカッコ悪いだろう。

しかし、これがポーン!ポーン!という、
独特の金属音を響かせて動き出せば実にカッチョイイ!。
まさに「これぞロボット!金属の塊が動いている!」。
見た目など問題ではないのだ!。

番組は中盤で一度、第一部完とも言える
レギュラーメンバーの殉職による鉄面党壊滅を描いて
いるのだが、すぐにそれよりさらに強い「宇宙鉄面党」が出現。

レッドバロンもパワーアップし、
新しいメンバーを加えて再出発。

最終回いっこ手前で死んだと思われていた主人公の父親から
お手紙が届いた。それも火星から!。一同びっくり。

とにかくまぁ、火星に来いやと言うので、
行ってみたら、父親は脳だけを残して全身すべてが機械化され、
宇宙鉄面党のエライさんになっていた!。またまたびっくり。

なんだかんだゴタゴタがあり、敵の親分を倒し、
主人公は父親を連れて、地球に帰ってきた。

舞台は富士山のふもと。
いきなりみなさん和装でお茶なんかたててる…。
これには視聴者がびっくり。

ここで父親の容態が急変。
地球へ急に戻ってきたため、気圧・重力の変化に
機械の体が耐え切れなくなっていたのだ。

大変だ!早くメンテナンスしなきゃ!。

しかし、父親は滅びない命はないと、それを拒否。

「レッドバロンに乗りたいなぁ…」つぶやく父親。

そして主人公は誓う。
人間は機械に支配されない、科学の奴隷にはならないと…。

父の亡骸を乗せ、レッドバロンは地球の大地を歩き続けた。
・・・完。


スマホやネットに支配され、一喜一憂し、トラブルを起こし、
人まで殺してしまう…。
我々はすでに機械に支配されてはいないか?。

40年前、レッドバロンが放ったメッセージは
伝わっているのだろうか。




評価 ★★★☆☆


nise!(12) 

「原始少年リュウ」1971 [テレビ番組関連]

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〔1971年/日本/東映動画〕




原始時代、肌の色の白い赤ん坊が生まれた。
ほかの子供との違いが忌み嫌われ、捨てられた赤ん坊は、
類人猿のキティに拾われ育てられ、やがて青年へと成長した。
彼の名はリュウ。

母親代わりのキティはリュウを庇い、片目の恐竜、
ティラノサウルスに襲われ、命を落とす。
仇である片目のティラノを倒すため、
そして本当の母親と巡り合うため、リュウは旅に出ることを
決意する。それはいつ終わるともしれぬ、
永い旅のはじまりであった。




1971年(昭和46年)、東映動画(東映アニメーション)製作により、
TBSテレビ系にて放映開始された「原始少年リュウ」。

原作は「仮面ライダー」「サイボーグ009」の
石ノ森章太郎(石森章太郎)先生。

原作漫画は「リュウの道」「原始少年リュウ」、
そして現代へと繋がる「番長惑星」のリュウ3部作と呼ばれる
連作であるが、本作のみが単独アニメ化された。

通常、当時のテレビアニメは半年間26本が基本であったが、
本作は全22本。実に中途半端である。
これは本放送時、4本分にあたる枠を同じ石ノ森章太郎先生原作で、
東映まんがまつり内で上映された「空飛ぶゆうれい船」、
「海底3万マイル」を30分2本に分割し放映して埋めている。

そのため、「原始少年リュウ」の放送開始が約1カ月押し、
10月末からとなった。今となっては真相は不明だが、
新番組の起ちあげ、制作の遅れなどから
このような処置が取られたと思われる。

本作の次回予告編フィルムは再放送プリントには付属して
おらず長らく視聴困難であったが、1997年にレーザーディスクとして
ソフト化された際にニュープリントが起こされ再見可能に。
その際にも捜索されたのだが、新番組予告編の音声のみが
現在も未発見のまま。音だけが失われる…こんな事があるのね…。

主題歌担当はこの作品でアニメソングデビューを飾った
水木一郎アニキ!。




評価 ★★★☆☆

「フルーツ宅配便」第12話 2019 [テレビ番組関連]

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〔2019年/日本/テレビ東京、オフィス・シロウズ〕




咲田が店長を務めるデリヘル「フルーツ宅配便」。
幼なじみのえみを苦境から救い、自店に入店させる。
売り上げも好調で、喜ぶ咲田や経営者のミスジ。

しかし、突然、刑事の八神が現れ、違法営業の摘発で
フルーツ宅配便は営業停止、さらにミスジは警察に連行される。

そんな時、咲田は元上司から「東京で仕事しないか」と誘われ悩む。
摘発の裏にはミスジを敵対視する沢田の影があった。

さらに、えみが拉致され、行方不明になる。
咲田はえみやフルーツ宅配便を救えるのだろうか・・・。



今期一番の注目株だったドラマ「フルーツ宅配便」が、
関東に遅れながらも完結を迎えた。
原作漫画は現在も連載中であり、
ドラマオリジナルの完結となっているが、
ただのハッピーエンドではない、でもハッピーエンド。

えみはこの土地を離れるが、自分をここまで追い込んで、
風俗で働かざるを得なくなった元凶の母親が捨てられず、
共に暮らしていく選択をする。

咲田は東京でやりなおせるチャンスを目の前にしながら、
デリヘル店・フルーツ宅配便の店長として生きる事を選ぶ。

えみはすべてをリセットしてやりなおせるチャンスだったのに、
こんなんだったら、ただフルーツをかき回しただけじゃん?とも、
思うのだが、親娘の絆というのは実にやっかいなものだ。

それにしても、正体不明の飄々としたミスジのオッさん。
カッコイイな!。本当に怖い人間ってのは、こんなカンジだろうな。
おかげで大人計画の6時間特番まで見てしまったぞ。

今回の収穫。荒川良々さんの名前の読み方が、
「あらかわ よしよし」だとはじめて知った・・・。よしよし・・・。




評価 ★★★☆☆

「無敵鋼人ダイターン3」1978 [テレビ番組関連]

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〔1978年/日本/日本サンライズ〕




サイボーグで構成された組織、メガノイドは火星を本拠とし、
地球の占領と全人類のメガイノイド化を企んでいた。

その野望を打ち砕かんと、敢然と立ちあがったのが、
我らがヒーロー、その名は破嵐万丈。

巨大ロボット・ダイターン3に乗り込み、
世のため人のため、日輪の輝きを受けて、
メガノイドが次々と送り込む巨大戦士メガボーグを倒していく。

万丈はどこから来たのか、なぜこれほどまでに
メガノイドを憎むのか?謎につつまれたまま戦いは激化してゆく…。




1978年(昭和53年)、「ラ・セーヌの星」「ハゼドン」などを制作した
創映社から発展した日本サンライズ(サンライズ)が、
前作「無敵超人ザンボット3」に続き、次作の「機動戦士ガンダム」への
橋渡しとなった異色ロボットアニメ、富野由悠季監督作品、
「無敵鋼人ダイターン3」。

前作「ザンボット3」の悲劇的な最終回を反省してか、
明るく楽しい、勧善懲悪な正統派ロボットヒーローとして始まった本作。
順調に放映も進んで、このまま新番組に流れ込むのか・・・と思いきや、
そこは富野由悠季監督作品。無事に終えられるワケがない。

最終回はいきなり敵側が最終決戦じゃ!と言わんばかりに、
火星を地球にぶっつけようとしてくる!。

メガノイドを研究、開発した張本人こそ万丈の父だった。
父は研究の発展のために、家族すらも犠牲にした。

眠り続けていた敵の首領が覚醒するのだが、
これこそが万丈の父?!・・・いや、違うのか?。

視聴者にすべての謎は解き明かされることはない。

「僕は…嫌だ…」つぶやく万丈。

その後、火星の基地は破壊され、地球の危機は救われた。
だが、万丈は生きているのか?。
ダイターン3は地球に帰還したのか?。

場面変わって、小雨そぼ降る万丈邸。
仲間たちが一人去り、二人去り、バラバラに別れてゆく。
そこには万丈の姿はない。

誰もいないはずの万丈邸の小窓に灯りが・・・。 ・・・完。

いやぁ~、実に映画的演出。
敵もまた、地球人類の平和を望んでいたというような、
「海のトリトン」から続く富野由悠季監督作品によく見られる
善悪の逆転劇・・・。この時代のテレビまんがでここまで描いていた。
この事実がすごいね。




評価 ★★★☆☆

「最強ロボ ダイオージャ」1981 [テレビ番組関連]

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〔1981年/日本/日本サンライズ〕




イプロン星系の国々を平定するエドン王国のミト王子は、
16歳の誕生日までに身分を隠したまま諸国を旅するという
王位継承者のしきたりに従い、教育係のスケード、
武芸指南役のカークス、警護係のシノブたちとともに
宇宙を股にかけた諸国漫遊の旅に出る。

様々な惑星で出逢う、私利私欲のために悪政を敷く、
支配者たちに泣かされる市井の人々を守るため、
王家に伝わる最強ロボ・ダイオージャに乗り込み、
悪党どもに正義の裁きを下すのだ!。




「無敵超人ザンボット3」「機動戦士ガンダム」の
日本サンライズ(サンライズ)製作により、
名古屋テレビ(メーテレ)系列で1981年(昭和56年)より、
放映された勧善懲悪ロボットアニメ「最強ロボ ダイオージャ」です。

スケさんとカクさんを従えたミト王子・・・。
ハッ・・・これぞ、「まんが水戸黄門」!!。
同時期、本作を追うようにテレビ東京系では、
その名の通り「まんが水戸黄門」というアニメが放送開始される。

この当時、なぜこれほど水戸黄門が
フューチャーされていたのだろう…?。時代劇なら他にもあるのに。

本作はサンライズ制作でありながら、「コン・バトラーV」などの
東映ロボットアニメの匂いを強く感じる。
キャラクターデザイン、さらには音楽担当がサンライズ作品では
めずらしい渡辺宙明先生だからであろうか。

もっともコン・バトラーなども、実制作はサンライズなのであるが・・・。

余談ではあるが、関西地方のネット局、ABC朝日放送は、
子ども番組には冷たい扱いをする放送局で有名であり、
本放送でありながら、高校野球の時期は平気で話数を飛ばす、
放送時間の変更も気にしない、再放送もロクに行わない。

ダイオージャに限らず、この一連のシリーズは「次回予告」を
すべてカットして放送していた。
しかし、カットする担当者がヘタクソなので、
エンディング(終わりの歌)の後に、
次回予告が1カットだけ、毎回一瞬映るのである。
あからさまに「カットしてるな・・・」というのが
丸わかりの当てつけな演出(?)であった・・・。

関西っ子がダイオージャの次回予告を見るためには、
レーザーディスクセットの発売を待つしかなかったのである・・・。




評価 ★★★☆☆


「パタリロ!」1982 [テレビ番組関連]

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〔1982年/日本/東映動画〕




マリネラ国王「ヒギンズ3世」の子息、パタリロ王子が
親善のためにイギリスへとやって来た。

ボディガードを指示されたのは英国情報部「MI6」の
エージェントであるバンコラン。
バンコランには「美少年キラー」という異名を持つほど、
数々の少年たちとの浮名が常に流れていた。

マリネラでは、王室と総理大臣が権力争いの真っ最中。
大臣の一派がパタリロの命を狙って暗躍していた・・・。




近年「翔んで埼玉」などのヒットで再び脚光を浴びる
魔夜峰央先生原作、東映動画(東映アニメーション)により、
1982年(昭和57年)よりテレビアニメとして、
母と子のフジテレビ系列で放映された「パタリロ!」です。うんにゃ。

マイノリティーだ、ジェンダーだのそんな言葉すらない時代に、
男性同士の同性愛者が登場するアニメを、
お子様も見る時間帯に堂々と放映していた。
その事実がすでにスゴイ。

もっともバンコランの恋人、マライヒは女性の藤田淑子さんが
演じる事により、一般視聴者は「少年」ではなく「女性」として
見ていたのではなかろうか。

当然ながら、テレビ版ではその部分はややソフトに描き、
主人公パタリロ!によるハイパーギャグアニメとしての
面を強調し、何より本作を語る際には切っても切り離せない
「クックロビン音頭」に曲がついたのがうれしい。
(初期話数ではまだ、確定しておらず迷い、揺らぎが見られる)。

それにしてもクックロビンを殺したのは誰なんだ・・・。
それよりなにより、クックロビンとは誰なんだ・・・。

それはさておき、昭和の子供たちの脳裏に
パタリロ!というキャラクターを焼き付けたのは、
白石冬美さんのよる「声」のイメージが大きい。
彼女以外のパタリロ!は考えられない。
なので、近作「パタリロ西遊記!」は見ていない。

白石さんは感情を素直に表に出す人のようで、
自身の演じたお気に入りの「怪物くん」が新作で
制作され、キャストが変更された際も、
「悲しい、悔しい」と原作者にまで直談判したと、
仰っておられるのを読んだ記憶がある。

パタリロ!の際にはどうだったのだろうか。

そのせいかどうか、「巨人の星」や「あしたのジョー」などは、
ほぼ最後まで白石冬美さんが演じておられた。

人をおちょくるのが生きがいで、そのためには殺人すら厭わない
そんなパタリロ!中でも強烈に印象に残るのが、
第19話「月への旅立ち」。はじめてパタリロ!の「素」が見えた…。
そんな感動の一作。

本放送中の度重なる放送休止、時間帯移動、
さらには放送が終了してからの劇場映画公開など、
もう少し本作を取り巻く環境が良ければ、もっと化けた作品と
なったかも知れない。それを思うと実にもったいない。




評価 ★★★★☆

「祭ばやしが聞こえる」1977 [テレビ番組関連]

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〔1977年/日本/東宝企画〕




レース中に事故で足を負傷した競輪選手。
療養のため先輩の故郷の実家である老舗旅館に
厄介となる。

そこで出会ったのは、先輩の妹であり、
旅館で働く娘との恋の行方、その街に住む
テキ屋連中との交流などを地味ながら
丹念に描いた青春人情ドラマ。

「太陽にほえろ!」「傷だらけの天使」などで人気を博した、
萩原健一さんの新境地を開いた一作。




1977年(昭和52年)放映、日本テレビ系放映、
「祭ばやしが聞こえる」です。

ひと言でいえば、このドラマのイメージは曇り空。
青天ではなく曇天。それもどんより。
1話たりともカラッと晴れた印象はない。

物語のスタート地点からして挫折からはじまる。
本作の制作に関して、主演の萩原健一さんが出資して、
大損こいたとか、日本テレフィルム技術賞を受賞したとか、
様々な逸話が残され、一部ファンの人気は高い。

高いのではあるが、前述の「太陽~」「傷だらけ~」が超名作として、
一般にも評価され、幾度もの再放送、ソフトメディア化されて
いるのに対し、本作は一度も映像商品として販売された
事がなく、知る人ぞ知る作品と化している。

見た事が無ければ、一般には評価のしようがないのだ。

ただ、物語的にはそれほど起伏もなく、温泉町に住む人々の
日常を淡々と描き、その中の小さな変化、喜びを描く・・・、
と言う感じなので、派手さを期待して見ると肩すかしかも知れない。

主題歌を担当された柳ジョージさんといい、
主演の萩原健一さんといい、皆さん早逝やねぇ。
今時の60代、70代はまだまだこれから・・・というイメージなのだが。




評価 ★★★☆☆
nise!(17) 

「巨神ゴーグ」1984 [テレビ番組関連]

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〔1984年/日本/日本サンライズ〕




時は近未来の1990年。
舞台はサモア諸島東南の海底から出現したオウストラル新島。

一度現れた島であったが、また海底へ没し地図からも消去された。
だが、沈んだはずの島は隣接するオウストラル島と陸続きとなり、
存在していたのだ。

巨大企業、国際コングロマリット「GAIL」が各国と共謀し、
島乃沈没はここに眠る、秘密を見つけるために行った
偽装工作だった。だが、これに気づいた者達がいた・・・。

田神悠宇の父親も、その秘密を研究をしていた学者だった。
悠宇は父の死後、ニューヨークに住む父の友人、
ドクター・ウェイブを訪ねる。そこでGAILに命を狙われる悠宇だったが、
「船長」と名乗るウェイブの友人の手引きで、ウェイブ、その妹ドリスと
共にGAILとレイディ・リンクス率いるギャング団、
クーガー・コネクションの追跡を逃れながら、オウストラル島に渡る。

悠宇はその島で青い巨人型ロボットと出逢う。
はじめて出逢ったはずなのに、悠宇はなぜか暖かさと懐かしさを
感じるのであった・・・。





1984年(昭和59年)放映、「機動戦士ガンダム」「無敵超人ザンボット3」の
日本サンライズ制作、「クムクム」「超電磁ロボ コン・バトラーV」の
安彦良和先生が原作、監督、レイアウト、キャラクターデザイン、
メカデザイン、作画監督と奇跡の八面六臂な大活躍を見せた、
「巨神ゴーグ」(「ジャイアント・ゴーグ」)です。

本作は一度決まっていた放送枠がテレビ局の都合により、
延期となり、一時は放送未定状態となるハプニングに見舞われる。

その間にも制作は着々と行われ、正式に放送開始が決まった時点で、
ほぼ、全26話が完成していたという。

そのため、放送開始とともにビクターより発売されたビデオソフトは、
途中でテレビ放送に追いつき追い越してしまうという、
前代未聞、これから先もちょっとないような事態に。

全5巻構成で発売されたビデオの最終巻は、
テレビで最終回が放送される約1か月前に
店頭で一般発売されてしまうというウルトラCな珍事!。

少年とモノ言わぬ巨神(ロボット)との友情と冒険の物語、
今も色褪せぬ名作としてファン人気の高い一作です。




評価 ★★★★☆
nise!(14) 

「ずっこけナイト ドンデラマンチャ」1980 [テレビ番組関連]

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〔1980年/日本/国際映画社〕




1980年(昭和55年)放映、「銀河旋風ブライガー」
「超攻速ガルビオン」の国際映画社、
葦プロダクション(リード)制作による
「ずっこけナイト ドンデラマンチャ」。

ミゲル・デ・セルバンテスの「ドン・キホーテ」を原作に、
心熱き主人公、ドンキホーテ・デ・ラマンチャによる、
純情で単純でどこか間抜けな姫への想いを、
ちょっと時代を感じるハイパーギャグを交えつつ送る、
伝記ロマン大作アニメーション!。(それほどでもない)。

長浜忠夫、金田伊功先生といった超一流のスタッフが
結集した埋もれたブッ飛び傑作!。

そんな本作がアニメファンの間で話題になるのは、
やはり、金田伊功先生が手掛けた第6話「ドンはカウボーイ」。
1980年代、東芝映像ソフトより発売されたビデオソフトにも
収録され、アニメージュ誌にも特集された伝説の一作。

本作は製作の国際映画社倒産のゴタゴタで、放送に使用された
16mmプリントが散逸。(同時期の作品、ハニーハニー、
若草の四姉妹、ドタコンなどとともに業者間に横流しされたと言う)
いざ、デジタル化!の時代を迎えた時、全話数分の素材が
揃わなかった。ネガは保存されていると言うが、使える状態で
あるならば、不足分のニュープリントを起こすと思われるのだが・・・。

現状、第1話は当時のビデオソフトを入手するしか観賞する術がない。

本来、全26話の予定で製作が進められながら、
本放送は全23話で終了。
現在、公式ホームページにも「全23話」の表記が・・・。

第24話~第26話は完成していたというのだが、
それを見た者は誰もいない・・・。

果たして、存在するのだろうか、幻の最終回・・・。
実に謎の多い作品である・・・。




評価 ★★★☆☆
nise!(20) 
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