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「同期のサクラ」第10話 2019 [テレビドラマ令和]

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〔2019年/日本/AX-ON〕




同じプロジェクトチームに参加する葵は、
サクラをどこか不安そうに見守っていた。

葵は飄々とした黒川のつかみ所のなさを
信頼しきれないでいた…一方、新規事業と育児に
追い詰められている百合の話に耳を貸さず
仕事に戻ってしまったり、NPO団体の代表となり
悩みを抱える菊夫からネット電話を受けても、
サクラは忙しいという理由で聞き流してしまう。

さらに、就活中の蓮太郎からの悩み相談よりも
黒川からの着信を優先するサクラ……。

これまで、忖度しない言動の度に、組織との軋轢を
生んでいたサクラは、初めて仕事で高揚感を感じる。

そんなサクラに、同期たちは、
「あなたは、変わった。仲間なんてもう必要ないの?」
と苦言を呈されるが、反論できない…。




この「百合」というキャラクターも振り返ると、
身勝手見極まりない人物であった。

毎回キレまくりで、自分の都合で寿退職するだの、
いや、やっぱりやめとくわ、だの、
あげく同期の男との間に子ども。

籍は入れないけど、産むよ。
産んだわいいけど、結婚はしないよ。
だって、千葉真一の息子だもん。

で、産まれたはいいけれど今度は育児ノイローゼ。
で、自分の気分が変わったところで、
やっぱ千葉の息子と入籍するわ!。
ひとりハッピーエンド。

演じる橋本愛さんにとっては、あまりプラスとは
ならなかった 役どころだったろう。

出演者も回を追うごとに、この展開についていけなく
なった様子がよくわかる。新田真剣佑さんなんて、
放映初期はSNSで宣伝しまくり、
「第何回はこのあとすぐ!」なんてやっていたのに、
終盤はもう「同期のサクラ」には触れず…。

最終回が放映されても無言…。
もう、新しい仕事に目が向いているご様子。

そらぁ、まぁあんな「未婚の父」という、
当てつけみたいな脚本あてがわれたらなぁ…。




評価 ★★★★☆
nise!(9) 

「同期のサクラ」第10話 2019 [テレビドラマ令和]

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〔2019年/日本/AX-ON〕




新しく着工する橋の重役会議に黒川と共に
出席したサクラは、橋のデザインと安全面に
関する忖度なしの意見を述べて早速重役たちの
不信感を買う。

しかし、副社長の黒川がサクラの意見に同調した途端、
風向きが変わり……。

“力”を持っていれば今まで無下にされて来た正しい意見が
きちんと通せることを目の当たりにするサクラ。

さらに黒川が組織の問題点を指摘し、
自分が自分らしくあるためには力を持つしかない、と
冷静さと情熱を持つ黒川に次第に感化されていく……。





黒川の元で花村建設に復帰することが叶ったサクラ。
10年間、自分のやりたい仕事が出来ない中で
もがいていたサクラ。

しかし「チカラ」を手に入れたことにより、
ようやく自分のやりたい事が出来るようになった。
今まで仕事上で感じる事の出来なかった充実感を
サクラは感じていた。

けれども…「同期」たちは「サクラは変わった」、
「力を持っちゃいけない人間が力を持ってしまった」、
「あんた、一体どうしちゃったの?!」と責めるんだわ。

今まで、散々サクラに応援され、背中を押された同期が。
普通、今度はサクラを応援してやろうとは思わんのだろうか。

で、その同期どもも4人中、3人までが、
すでに花村建設にいない。ヨソの会社の事に口出しすんなよ。

これって「友達」「親友」のすることなのだろうか。
同期はやはり、サクラを自分よりも一段低く
見ていたのではないか…。

ちゃんと黒川が「北野」ではなく、「武」でもなく、
「サクラ」呼びしているところがよかった。
それでは、また明日。




評価 ★★★★☆
nise!(9) 

「同期のサクラ」第10話 2019 [テレビドラマ令和]

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〔2019年/日本/AX-ON〕



2020年4月―。

満開の桜の下にサクラの同期四人が集まっていた。
花村建設の新入社員として出会ってから11年。
今はバラバラの道を歩む同期たちは
サクラの激動の人生を振り返っていた……。

建設会社の面接に落ち続けていたサクラは、
花村建設の副社長となった黒川から
「俺の下で働かないか?」と誘われ古巣への
復帰を果たしていた。

問題ばかり起こしていた自分が再雇用されたことを
疑問に感じていたサクラに、会社の未来に危機感を
抱いていた黒川は、新しい発想と熱い情熱を持って
上に逆らってもチャレンジする人材が必要なのだと話し、
新規プロジェクトのリーダーにサクラを任命する。

やりがいを感じて目を輝かせるサクラ。
黒川は今までのサクラの失敗の原因は頑固で
融通が効かないことではなく「力がないからだ」と教える。




ついに最終回。
色々と細かい矛盾点はあったり、ご都合主義な部分は
あったものの、見事にハッピーエンドを迎えた。

それでは今日から一カ月に渡って、
「同期のサクラ」完結を記念して全話を見終えた時点での
感想を一カ月かけて振り返りたいと思い…ましたが、
さすがにそれはブログの暴力かと思いますので、
ほどほどにいたします。それではまた、明日。





評価 ★★★★☆

nise!(10) 

「同期のサクラ」第9話 2019 [テレビドラマ令和]

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〔2019年/日本/AX-ON〕




2019年12月。サクラが9カ月の長い眠りから、目覚めた。

そして、建設会社で再び働くためサクラの
就活の日々が始まる。しかし、すみれの心配通り、
サクラは花村建設を解雇された経緯を正直に話してしまい、
軒並み面接で落とされてしまう。

貯金もなくなり、コンビニでアルバイトをしながら
就活を続けるサクラは、同期の悩みを聞こうと、
鍋パーティーに誘う。

当日、準備を進めるサクラの元に、同期から次々と
欠席の連絡が。自分たちで問題を解決していく同期に
無力感を覚えたサクラは、ふるさとに帰る決意をする…。




今夜に最終回の放送を控えて、日本テレビ系の
バラエティー番組には朝から、高畑充希さんが
サクラそのまんまで番組宣伝に精を出して出演しているぞ。

はじまった際にはノーマークのまんま、
高畑充希さん主演だから見てみるか…程度にチャンネルを
合わせたものだが、今では毎夜のお楽しみ、
「クイズ脳ベルSHOW」を録画しておいて、後回しにしてまで
リアルタイムでサクラを見ちゃう始末。

小耳に挟んだところによると、まずまずのハッピーエンドで
終了するらしい。まぁ、不幸続きだったからね。
現実の世界は他者との付き合い方、接し方が苦手な人には、
生きにくい世の中だが、せめてドラマぐらいは、
綺麗ごとでもかまわないので、未来を感じる締め方に
してほしいものだ。という訳で10時に備えて今から寝ておこう。





評価 ★★★☆☆
nise!(10) 

「同期のサクラ」第9話 2019 [テレビドラマ令和]

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〔2019年/日本/AX-ON〕




長い眠りから目覚めたサクラ。
花村建設を解雇されたものの、再び建設会社で
夢を叶えようと頑張る前向きな姿に、百合たち同期は
かつてのサクラが復活したと安堵する。

しかし、忖度できないサクラの就活は難航。
貯金も底をつき心細さを感じる。
一方、自分が知らない間に各々の人生の問題に
きちんと向き合うようになっていく同期に孤独感が募り、
サクラはふるさとの島へ帰る決心をするのだった―。




「食べるために」コンビニバイトをするサクラだが、
その協調性のない性格から、長続きしない。
というか、自分の行動・言動でどれだけ周りに迷惑を
かけているのか、もうわかってもいい年齢だろうよ?。
社会人10年目ですよ。

それが「サクラ」だと言われれば、それまでだが。
それにしても実際こんな人が同僚にいたら…、
やはり…近所迷惑すぎるな。

サクラが面接を受けに向かった
中規模の建設会社社長役に平泉成さん。
「過保護のカホコ」つながりでのご出演らしいが、
この人もすっかり好々爺となったな。

70年代は何人殺したかわからんほど、悪いヤツだったのに!。
今の若い人が、昔の平泉成さんを見ても同一人物には
思えんだろうな。手斧で人の頭を割ったり、
山へ女性を連れ込んで…。

で、その面接の場に現れたのが花村建設の元・上司、黒川。
いきなりサクラに告げる。
「いいニュースと、悪いニュースがある。
どっちから聞くぅ~~~?」。

いつものパターンである。いくら下請けとはいえ、
人に会社に来てまでコレ。

で、サクラに「花村建設に戻って来い」と伝える。
次回、いよいよ最終回。サクラは闇落ちする…らしい。




評価 ★★★☆☆

nise!(11) 

「パラレル東京」2019 [テレビドラマ令和]

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〔2019年/日本/NHK〕



ここはもうひとつの東京「パラレル東京」。

2019年12月2日16時4分、東京23区を震源とする
マグニチュード7.3・最大震度7の直下型地震が襲った。

大混乱の「NNJテレビ」報道ニュースセンターには、
各地のビル・家屋倒壊などの被害情報が続々と寄せられる。

『池上瑤子NIGHT NEWS』メインキャスターの池上瑤子が
取材先で消息を絶ち、スポーツコーナー担当の
サブキャスターで入局4年目のアナウンサー・倉石美香は
同期入局の記者・斎藤光一に背を押され、
編集長の江口繁之に「自分を使ってほしい」と願い出る。

本番が始まり、美香は広域の停電や同時多発する大規模火災、
土砂崩れに伴う電車の脱線など、被害状況を次々に伝えていく。
杉並区の火災現場からの中継に切り替わる直前、
江口の制止に反して現場取材に出ていた斎藤が
カメラマンとともに火災の爆発に巻き込まれる。

江口は上司のシニアマネージャー・高取恵から
中継指示を出した責任を厳しく追求され、
美香は平静を取り戻して被害状況を伝え続ける。

ネットウォッチ班がネット上で得た情報から、丸の内や
渋谷センター街で大勢の人が折り重なるように倒れ
圧死する「群衆雪崩」が発生していることが判明。

美香は注意喚起を行う一方で、本番前に渋谷にいた妹、
倉石有紀に急いで家に帰るよう伝えてしまっていたことに
動揺していた…。




NHK「体感 首都直下地震ウイーク」として、
NHKスペシャル『シリーズ 体感 首都直下地震』内で、
4夜連続で放送された劇中劇、テレビドラマ。

架空の東京、パラレル東京で起こった災害を、
NNJテレビで報道。その解説を現実のNHKテレビの
スタジオから解説する…という試みのスペシャル番組。

近年、NHKご用達の小芝風花さん主演で、
ニュースキャスターを演じる…と放送前から
話題を呼んでいた一作。

さすがのNHK。コンピューターグラフィックス(CG)により、
怖いほどリアルに災害の様子を克明に映し出す。
そして自然災害の前に立ち尽くす、人間の無力さ…。

題材が題材だけに、せっかくの主演ではあったのだが、
小芝風花さんの笑顔がほぼ見られなかったのが残念。

いつか来ると言われる首都直下地震。
その日に備えて…とは言われているが、
正直…無理やで。どんなに備えてもそれを上回るのが自然災害。

政府だって「想定外」。
この今年の漢字三文字で済ませてしまう。

幾度も災害に襲われ、まだ完全に復興したとは言い切れない
この日本列島。オリンペックだ万博だと浮かれている余裕は
本当にあるのだろうか…。




評価 ★★★☆☆
nise!(10) 

「悪魔の弁護人 御子柴礼司」第2話 2019 [テレビドラマ令和]

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〔2019年/日本/大映テレビ〕




あの世間を震撼させた、死体配達人事件の犯人が、
御子柴弁護士?。

彼が殺人事件を犯した元少年Aだと知り、動揺する洋子。
親友で記者のあすみは御子柴を調べ始める。

一方の御子柴は『世田谷夫殺し』事件の被告人、
津田亜季子が何かを隠していると確信していた。

手がかりを求めて亜季子の生家があった福岡へ飛ぶ。
かつて亜季子の主治医だった老医師から、
亜季子の幼少時代に家族が大きな悲劇に
見舞われたことを聞き出す。

それをきっかけに亜季子は記憶障害になったという。
しかし御子柴が聞きたいことは別にあった。
「もしかして津田亜季子には別の症状もあったのでは?」。

御子柴は、再び津田家を訪れる。
いまだ、体調を崩し部屋にこもっている長女の美雪、
なぜか御子柴に懐いた次女の倫子、
そんな孫娘たちを案じ亜季子の減刑を強く望む義父の要蔵。
全員と話し、御子柴の中でひとつの答えが導き出される。

最終公判の幕が上がり、検事の岬と対峙する御子柴。
そこで御子柴は衝撃の告白を始めるのだった。



あ、このドラマおもしろい。
通常ならば、これ最終回前話あたりの展開加減。
それをもう第2話でやっちゃう。

勝利を勝ち取るためならば、手段を選ばない。
それが御子柴の弁護士としてのやり方。

法廷で明かしたのは、
自分がかつて起きた殺人事件の加害者であるということ。
その被害者は今、弁護している女性の妹であるということ。

この告白は御子柴の贖罪であるのか?。
無表情なその顔からは真意を知ることは出来ない…。

敵対する弁護士・岬は憤る。
「いくら未成年だったとはいえ、犯罪者が弁護士となれる、
現行の制度は容認できない…!」。

一度、犯罪に手を染めた者には更生の機会は
与えられないのか。

そんな事を考えているうちに、
夜道を歩く御子柴が凶刃に倒れる。
刃物を持って立ち尽くすのは、前回御子柴を許さないと
法廷で叫んだ、あの母親だ。

いやぁ~、もう物語最終回目前でしょ?この流れ。
でも、まだ第2話なんだな。これが。

本編の舞台的な演出もちょっとおもしろい。
来週も期待…しかし、年末特番の影響で放送時間が
かなり遅くなる様子。

視聴習慣というのはかなり重要。
休止だったり、時間変更があり、
一回でも見逃しちゃうと、「もういいか…」となってしまう。

これは連続ドラマにとっては命取りとなりかねない。




評価 ★★★☆☆
nise!(13) 

「悪魔の弁護人 御子柴礼司」2019 [テレビドラマ令和]

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〔2019年/日本/大映テレビ〕




失職中の日下部洋子が訪れたのは、無残に割られた
『御子柴法律事務所』というプレートが掲げられた
事務所だった。恐る恐る入ってみると、男が1人、
ソファに寝ている。

御子柴礼司、この事務所の主だ。

初対面で即採用され、困惑しながらも同行した法廷で
洋子が目撃したのは、被害者の母親から「悪魔!」と
罵られ平然と受け流す御子柴の姿だった。

高額な報酬さえもらえばどんな手段を使ってでも
依頼人を勝訴に導く「悪魔の弁護人」。
それが御子柴だった。



東海テレビ制作の「オトナの土ドラ」枠に、
1980年代のテレビドラマ界を牽引した
大映テレビ作品が登場。
中山七里先生の「御子柴礼司シリーズ」を原作とした
「悪魔の弁護人 御子柴礼司」。

主人公の御子柴礼司は過去に幼女を殺害し、
その遺体をバラバラにしたうえで、
被害者宅に送り届けるという、
猟奇殺人事件の犯人であるが、未成年であるがゆえ、
少年院送致され出所後、司法試験に合格。
名前を変え、弁護士として現在に至る…という、
なかなかにショッキングな設定。

さすがに令和のテレビドラマなので、
いくら大映テレビとはいえ、
そこまでの衝撃的な描写は期待できないが、
コンプライアンス厳守の風潮の中、
この原作を映像化しようという点はなかなかに意欲的。

第1話が放映されたばかりで、まだなんとも…というのが
本音ではあるが、頭をよぎったのは、
「要潤、出世したよなぁ…」
「津田寛治、いい役者だわぁ…」
「ベッキー、相変わらず目が怖ぇぇ…」
「奥菜恵…!おばあさんじゃん!!」。
こんなところであろうか…。




評価 ★★★☆☆
nise!(11) 

「同期のサクラ」第9話 2019 [テレビドラマ令和]

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〔2019年/日本/AX-ON〕




数週間後。百合に付き添われ退院したサクラは、
同期たちが折半して契約を延長してくれていた
自分の部屋へ。

サクラは、百合が自分の経験を生かした託児所を
作るために花村建設を辞めて起業しようか悩んでいると
相談を受ける。

一方、リハビリの様子を見に来た葵と話したサクラは、
副社長になった黒川の元で葵がバリバリ働いていることを知る。
いまだにサクラに思いを寄せつつも百合との関係に
けじめをつけたいと悩む葵にサクラはなんの助言もできず。

職を探すサクラは蓮太郎と共にかつて同期でよく集まった
喫茶店の後にできたネットカフェへ。
仙台でボランティア活動をしている菊夫とネット電話で
通話したサクラは、菊夫がNPOの代表になってほしいと
頼まれて悩んでいることを知る。

助けになりたいサクラだが、菊夫はバタバタと忙しそうな
様子で電話は切れてしまう。
蓮太郎は重責に悩む菊夫の気持ちがわかると話す。

営業への異動を言い渡されたという蓮太郎は、
設計を続けるために転職をしようか悩んでいた。

妻のすみれに相談した方がいいと話すサクラだが、
蓮太郎はすみれに心配させたくないので秘密にして欲しいと頼む。

自分が眠っている間にそれぞれの人生に向き合い
一歩先を行く同期たちをまぶしく感じるサクラ…。




病院で眠っていた間にも同期たちの人生はどんどん先に
進んでゆく。確実に時間は流れているのだ。
サクラにはサクラなりの「焦り」を感じているのだろう。

そんな思いを感じているのかいないのか、
同期たちは自分の悩みをサクラに持ち寄ってくる。
そうすることで、サクラに生きがいを与えようという思いも
あるのかも知れないが、身内を失い、職も失い、
退院したばかりのサクラには、ちと荷が重いように思える。

そんな中でも、ご期待に応えようとサクラは、
一席設け、皆を集めようとするのだが、勝手な同期たちは、
ドタキャンの嵐!。…鍋の用意をして待っていたのに…。

「どうしても受けたいセミナーがあるの」って、
セミナーなんか、急に開催が決まるもんなのか?。

あたりまえではあるけれど、結局みんな同期だ、仲間だとは
言いながらも、自分の人生が一番大事なのだ。あたりまえだけれど。

いまのところ、サクラが一番困った時、迷ったとき、
本当にほしい言葉をくれたのはスミレさんだけではないか。

実生活では仲が悪いらしいけど…。

という訳で明日も「同期のサクラ」でお茶を濁したい。




評価 ★★★☆☆
nise!(12) 

「同期のサクラ」第9話 2019 [テレビドラマ令和]

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〔2019年/日本/AX-ON〕




2019年12月―。
サクラが9ヶ月間の長い眠りからついに、目覚めた。

翌日。知らせを受け病室に駆けつけた同期の4人は、
意識の戻ったサクラとの再会に喜ぶ。
そんな中、サクラは退職を引き延ばそうとしてくれた
黒川の力も及ばず、自分が花村建設から解雇されたことを知る。

かける言葉を見つけられない4人だが、
「信じ合える仲間と沢山の人を幸せにする
建物を造る夢を叶えるために頑張る」と話すサクラ。

その前向きな姿に、4人は以前のサクラが
復活したことを感じていた。




またこの第9話で一週間引っ張ろうと思うので、
ネタは小出しにすることにしよう!。

ついにサクラが目覚めた。
放送開始当初は、ベッドの上でサクラが亡くなるまでを
描いた悲しい物語かと思ったりもしたのだが、
そこはどっこい、ひとひねりあった。

リハビリを続けながらも、すでに通常営業のサクラ。

しかし…。しかしだよ。「仲間」だ「友達」だと繰り返す、
同期の4人だが…。なんか…上から目線やな。
サクラを踏み台にしてるような節さえ伺える。

時間の関係もあり、細かい部分まで描けないのは理解するが、
それでも演出がちょっと雑。

身寄りを失い、失意の中のサクラを1年放置していたのも、
どうかと思ったが、今回故郷の島民までもが、
あの島全体親戚!という感じで、サクラを娘、孫のように
かわいがってると言っていた島民までもが、
3年ほどサクラと音信不通だったらしい。

久々に電話があって、
「いままで、どうしてたの?連絡もしないで!」って、
あんたらも連絡してないだろうよ?!。

そりゃあスマホのない時代なら、
気になりつつも、時間だけが過ぎて行って…という、
言い訳も成立するだろうが、今の時代これはない。

口では娘だ、孫だ言いつつも、
「橋を架けられなかった」サクラに対して思うところが
あるんだろうか…とまで勘ぐってしまう。

周りに大勢の人がいながらも、わかりあえない。
サクラは今、本当に孤独なのかも知れない。




評価 ★★★☆☆
nise!(10)