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「悪魔の弁護人 御子柴礼司」第3話 2019 [テレビドラマ令和]

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〔2019年/日本/大映テレビ〕




違法すれすれのやり口で弁護を奪われた宝来は、
次席検事の岬に御子柴の狙いを告げ口する。

岬はそんな宝来を軽くいなすが、御子柴を法曹界から
追い出すためのある策を宝来に授ける。
少年法に守られ、罰から逃れた御子柴を
許すわけにはいかない。
岬は再び、法廷に立つ決意を固める。

今度こそ、御子柴に引導を渡すために。

そんな中、司法担当記者のあすみが、
新たな情報を入手する。御子柴がかつて医療少年院に
入院していた時に、脱走騒ぎを起こしていたという
事実だった。そしてその脱走を阻止したのが稲見だという。

果たして、御子柴と稲見の間にはどんな因縁があるのか。
御子柴の本当の目的は何なのか!?。




これは「ブラックジャック」だな。手塚治虫先生の。
もちろん間黒男(ブラックジャック)は前科者ではなく、
悲惨な事故の犠牲者であるのだが、恩師による導きで、
外科医を志す。しかし、技術はあるのだが、無免許である。

御子柴礼司も教官により、閉ざされた心を開き、
弁護士への道を目指す。さすがにこちらは無免許…では、
話がなり立たないので、司法試験に合格し正式な弁護士に。

このドラマに触れるまでまったく知らなかったのだが、
前科があろうと司法試験に合格すれば、弁護士という
職業に就けるものなんだな。
岬弁護士も嘆いているが、それは法の矛盾点だとの事…。

弁護される側からすれば、ちょっと複雑ではあるが、
優秀であり、なにがなんでも無罪を勝ち取る…となれば、
前科持ちであろうが、そんな事は小さなことである。

勝ちゃあいいんだよ!結局のところは。

しかし、弁護士の腕前、担当の裁判官、担当警察署により、
同じ罪を犯しても、量刑が変わる…。
これこそ、法の矛盾点ではなかろうか。




評価 ★★★☆☆


nise!(11)