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「バーバパパ」 [テレビアニメ昭和]

バーバパパ1.png
〔1970年/フランス/アネット・チゾン/タラス・テイラー〕



言わずと知れた「バーバパパ」
日本でもすっかりなじみ深いおばけの一家です。

配信サイトにあったので久々に見てみました。
1話5分と短いので実に見やすい。 

すっかり忘れていましたが、バーバパパって、
地面の中のタマゴから誕生したのですね・・・。
バーバパパ2.png
子どもに水を与えられて・・・。
バーバパパ3.png

なぜか家族が出来る前から
バーバ「パパ」呼ばわり。

初期は連続ストーリーが展開されます。
子ども達が家で飼いたい!と言い出すも
お父さんが大反対。動物園に放り込まれます。

そしてなんとか家で飼うのを許してもらえたら、
今度はバーバパパが病気に・・・。

というか、まだ生まれたばかりなのに、
発情をはじめて、メスを求めていたのです。

ここからが大変!発情バーバパパは、
まだ見ぬメスを探して世界中を旅します。
そして最後は宇宙に飛び出します。

男が女を求める行為と言うのは、
どこまでもエネルギッシュなのですね・・・。

しかし、探し求めたメスにはめぐり逢えず・・・。
ジュリアに傷心(ハートブレイク)のまま、
地球に帰還したバーバパパの足元がなにやら
いやらしく膨らみはじめた・・・。

なんと!バーバパパのやっかいになっている家の
地面にメスのタマゴが埋まっていたらしい!
メスが爆誕!生まれた初日に「バーバママ」と命名。

色気づいたパパは大変!
バーバパパ4.png
勝手に離れに家を建設。同棲生活をスタート!

人の土地にタマゴを7つ埋めてしまいました。
バーバパパ5.png
やがてそれらは7人の子どもとして次々に孵化!

もうこうなると手が付けられません。
これ以後、人間どもは「空気」となり、
バーバ一家の物語がはじまるのです。

人間社会がお化けの一家に背乗りされた格好です。

え?あ?そうだ!バーバパパって「お化け」
じゃなかったっけ?!なんで土中の卵から
産まれてんだよ?殺された人の怨霊とかじゃないのかよ?

深く考えないでください。
バーバワールドではなにもかもがテキトー。
女の子であってもパンツ一丁で、海岸を
走り回るのですから・・・。
バーバパパ6.png




評価 ★★★☆☆
nise!(21) 

「劇画アワー ゴルゴ13シリーズ」全40話発見される [テレビアニメ昭和]

ゴルゴ131.png
〔1971年/日本/TBS映画社〕




先日、TBSの倉庫から約50年ぶりに発見、発掘された
さいとうたかを先生原作による「ゴルゴ13」の
ストップモーションアニメ(つまりは紙芝居)。

発見された22話分が公開され、商品化・・・という
話題をお知らせしたのだが・・・。

実は全部見つかってたよ~~ん!、
インターネット配信で有料公開するよ~ん!という
報せが飛び込んできた。
(引用元 TBSスパークル)
ゴルゴ13.png

なんだよ!あるのかよ!
それなら最初から全部見せろよ!ではあるが、
それに伴い、このシリーズが全40話、
放送回数132回という事が明らかとなった。
それに伴い、放映リストも公開された。

これまでアニメ専門誌などにも、あまり触れられた
事のない情報なので研究されている諸氏には
実に朗報・・・なのだが、放映当時の新聞記事には、
第1話「帰って来たターゲット」という記載が見られ、
下記の公開されたリストとは食い違う点が見られる。



第 01 話 白夜は愛のうめき_Part1~2
第 02 話 南仏海岸_Part1~3
第 03 話 バラと狼の倒錯_Part1~5
第 04 話 帰って来たターゲット_Part1~5
第 05 話 檻の中の眠り_Part1~2
第 06 話 スタジアムに血を流して_Part1~3
第 07 話 ビッグセイフ作戦_Part1~5
第 08 話 駅馬車の通った町_Part1~5
第 09 話 暗い街灯の下で_Part1~2
第 10 話 魔笛のシュツカ_Part1~5
第 11 話 飢餓共和国_Part1~5
第 12 話 マッディ・ブラッド_Part1~2
第 13 話 死に絶えた盛装_Part1~3
第 14 話 番号預金口座_Part1~5
第 15 話 価値なき値_Part1~5
第 16 話 喪服の似合うとき_Part1~5
第 17 話 猟官バニングス_Part1~2
第 18 話 雪は黒いドレスの肩に_Part1~3
第 19 話 マニトバ_Part1~5
第 20 話 リリオスのけし_Part1~5
第 21 話 色あせた紋章_Part1~3
第 22 話 黒い熱風_Part1~2
第 23 話 狙撃の GT_Part1~2
第 24 話 デロスの咆哮_Part1~3
第 25 話 ラブはナイフ_Part1~2
第 26 話 内陸地帯_Part1~3
第 27 話 白の死線_Part1~2
第 28 話 仮面の標的_Part1~3
第 29 話 ゴルゴ in 砂嵐_Part1~2
第 30 話 ベイルート VIA_Part1~3
第 31 話 シェルブール 0300_Part1~2
第 32 話 最後の間諜‐虫‐_Part1~3
第 33 話 ブービートラップ_Part1~2
第 34 話 WHO?_Part1~3
第 35 話 激怒の大地_Part1~5
第 36 話 殺意の交差_Part1~2
第 37 話 査察シースルー_Part1~3
第 38 話 デスマスクの肖像_Part1~2
第 39 話 VooDoo_Part1~3
第 40 話 女王陛下の憂鬱_Part1~5

これは製作順、もしくはフィルム缶、資料に
記載されていた順、今回見つかってリストアされた
順、担当者のきまぐれにナンバーを振り分けた?順、
なのだろうか・・・。謎はさらに深まるのだが、
そんな事を気にするのは一部の狂気じみたマニアのみ。

床屋に行った時だけ、まっ黄っき~の
コミックスをテキトーにつまみ読みする一般人には、
どーでもいいんだよ!な謎の話題なのである。

でも、気になるよな~・・・。
気になりませんか?

気にならないタイプの方が人生をエンジョイでけると
思われる。気にしたら負け。働いたら負け。
はらたいらさんに全部。





■番組出演 新田昌玄、雨森雅司、荒砂ゆき、小林裕子、
 槙伸子、城山堅、加藤修、中田浩二、安田隆、宮内幸平、
 立壁和也(たてかべ和也)、納谷六朗、徳丸完、
 恵比寿まさ子、山本嘉子、武川信、大原麗子、辺見マリ、
 ちあきなおみ、田口昴、石井敏郎、城達也、嶋俊介さんほか。





nise!(21) 

■「劇画アワー ゴルゴ13シリーズ」DVDサーカイブコレクション さいとうたかを先生■  [テレビアニメ昭和]

ゴルゴ131.png
〔1971年/日本/TBS映画社〕




初放映から50年目にして発見された「幻の作品」
として一部で話題になった、「超人バロム・1」
「サバイバル」「無用ノ介」でおなじみの
国民的劇画「ゴルゴ13」初映像化アニメーション!

正式タイトルは「劇画アワー ゴルゴ13シリーズ」

本放送時、TBSテレビ系の夜11時30分より、10分枠で
平日月~金の週5回で放映された。

「幻のアニメーション」とは言うものの、
通常のアニメのように動くものではなく、
漫画の絵を色付けし、カメラで撮影、
それに声優が声をあてる・・・という、
一種、紙芝居のような作品である。

これを「アニメ」に含んでよいのかどうかは、
意見が別れる所であろうと思われる。

同じような手法で製作された楳図かずお先生の
「妖怪伝 猫目小僧」は「ゲキメーション」という、
新しい(当時)ジャンルであったが、あれも呼び名
を変えただけで一般から見れば紙芝居に分類した
ほうが収まりがよいだろう。

再放送、映像ソフト化などに恵まれず、
謎の多い本作。全何話製作されたかも、
まだ明らかになっていない。

公開されている現存資料などから製作本数
25回以上というのは確実なのだが、総本数などは
不確定である。

放送期間は1971年3月29日(月)から、
同年7月まで放映とある。7月末日までで、
90回分の枠があるのだが、今回発見、公開
されたのは22話分。
25話までのエピソードに集中している。

当時の状況から鑑みても、全25話?で期間中に
再放送を含んでいたのではなかろうか。

いずれにしても推測に過ぎないため、ここで
断言するのはやめておこう。

現在公開されている全22話分を本邦初ソフト化!
声優として当時の人気女優を招き、撮影方法にも
様々な試行錯誤を重ねる先人が創りあげた
初期ゴルゴ13の世界観をご堪能ください!
ゴルゴ132.png

白夜は愛のうめき PART1
白夜は愛のうめき PART2
狙撃のGT PART1
狙撃のGT PART2
猟官バニングス PART1
猟官バニングス PART2
ブービートラップ PART1
ブービートラップ PART2
檻の中の眠り PART1
檻の中の眠り PART2
ゴルゴin砂嵐 PART1
ゴルゴin砂嵐 PART2
シェルブール0300 PART1
シェルブール0300 PART2
WHO? PART1
WHO? PART2
WHO? PART3
スタジアムに血を流して PART1
スタジアムに血を流して PART2
スタジアムに血を流して PART3
殺意の交差 PART1
殺意の交差 PART2




■番組出演 新田昌玄、雨森雅司、荒砂ゆき、小林裕子、
 槙伸子、城山堅、加藤修、中田浩二、安田隆、宮内幸平、
 立壁和也(たてかべ和也)、納谷六朗、徳丸完、
 恵比寿まさ子、山本嘉子、武川信、大原麗子、辺見マリ、
 ちあきなおみ、田口昴、石井敏郎、城達也、嶋俊介さんほか。
ゴルゴ133.png



■22話分、約225分収録。
nise!(20) 

■「アニメーション紀行 マルコ・ポーロの冒険」DVDサーカイブコレクション 富山敬/久松保夫/富田耕生さん■ [テレビアニメ昭和]

マルコ・ポーロの冒険1.png
〔1979年/日本/NHK/MK/マッドハウス〕





夜になお、ざわめく者よ・・・

1271年、イタリアのヴェネツィアに暮らしていた
17歳の少年マルコ・ポーロは、父のニコロと
叔父マテオに随行して東方へ旅立つことになる。

道中でマルコは様々な体験や色々な人々との出会いと別れ、
冒険を繰り返しながら成長していくのであった。





1979年(昭和54年)マッドハウスとNHKが制作した、
「アニメーション紀行 マルコポーロの冒険」

主題歌・挿入歌担当を銀行員(当時)の小椋佳さんが担当。
シルクロードほか諸外国で撮影された実写パートと
杉野昭夫先生が描くキャラクターデザインの
アニメーションが融合した意欲的作品。

マルコ・ポーロの「東方見聞録」を原作に全43話が
放映されましたが、様々な要因から再見が困難な
状況となっていた本作の再放送がついに実現。

今回の製品には、その際に放映された
小椋佳さんらのトーク部分を含めて、また番組内で
放送できなかったエピソードの収録も実現。
現時点で世に公開されているすべての素材を
余すところなくお手元にお届けする。

音声特典として、
小椋佳さん歌唱によるフルサイズの主題歌、挿入歌を。
また日本コロムビアカバーによる、川津恒一さんの
「いつの日か旅する者よ」「また旅支度」を収録!
マルコ・ポーロの冒険2.png




■番組出演 富山敬、久松保夫、富田耕生、小池朝雄、納谷悟朗、
 森山周一郎、石丸博也、吉田理保子、中村正、鈴木弘子、
 緒方賢一、柴田秀勝、今西正男、川島千代子、潘恵子、
 麻上洋子、永井一郎、熊倉一雄、井上真樹夫、千葉耕市、
 小山まみ(小山茉美)、津田延代、古谷徹、田中信夫、
 八奈見乗児、鈴木富子、神谷明、滝口順平、清水マリ、
 内海賢二、杉山佳寿子、山田栄子、藤本譲、雨森雅司、
 千々松幸子、八木光生、納谷六朗、八奈見乗児、野沢雅子、
 国坂伸、大木民夫、秋山るな、千葉順二、仲木隆司、
 井上和彦、屋良有作、北村弘一、玄田哲章、加藤修、
 藤城裕士、中尾隆聖、藤本譲、小原乃梨子、関根信昭、
 山田俊司、三田松五郎、滝沢久美子、肝付兼太、小林修、
 水島裕、北浜晴子、辻村真人、三ツ矢雄二、野沢那智さんほか。






マルコ・ポーロの冒険3.png
(実写を交えての構成なのでビキニのお姉ちゃんも
 唐突に登場する・・・)
nise!(7) 

「昆虫物語 新みなしごハッチ」1974 [テレビアニメ昭和]

新みなしごハッチ.jpg
〔1974年/日本/タツノコプロダクション〕




ハッチ泣くもんか!
  ハッチ怖がるもんかっ!!


■「科学忍者隊ガッチャマン」「宇宙の騎士テッカマン」
「破裏拳ポリマー」など、数多くのSFアニメでハード路線を
極めたタツノコプロダクション。

しかし、タツノコの底力はそんなもんじゃない!
数多くのメルヘン、ギャグ、名作アニメがギッシリ詰まった
夢の工房、それが吉田竜夫さんが率いたタツノコプロなのです。

1970年代、その貧乏臭い外見と様々な困難にも負けず、
母探しの旅を貫きとおした、あのハッチが新たな旅に出ました。
1974年(昭和49年)放映「新みなしごハッチ」です。

前作最終回でやっと再会したママは、
スズメバチ部隊の猛襲に遭い、あっさりと亡くなってしまう。
ママの遺した言葉から「美しの丘」を求めて、妹のアーヤ
(皇族にあらず)、弟分のテンテンとともに再び旅立つ…。

東京MXテレビの「タツノコタイムズ」も順調に回を重ね、
第14回は本作第1話を放送。近年のデジタル化された素材を
使用しているため「毎日放送」版は再見できず。





■番組出演 栗葉子、野村道子、北浜晴子、堀絢子、俵一、
 丸山裕子、峰恵研、恵比寿まさ子、広見多子、石井敏郎、
 田口昂、水鳥鉄夫、西川幾雄、久松夕子、国弘陽子、谷口節、
 瀬能礼子、増岡弘、麻上洋子、たてかべ和也、芝田清子、
 岡本茉利、加藤修、遠藤晴、笹岡繁蔵、野沢雅子、松尾佳子、
 富山敬、松村洋子、白川澄子、千葉順二、梅田信一、
 松岡文雄、塚田恵美子、三浦理恵、若本紀昭、井口成人、
 吉田鈴香、藤本譲、戸部光代、丸山詠二、麻生美代子、
 前田敏子さんほか。




評価 ★★★☆☆
nise!(9) 

■「まんが花の係長」DVDサーカイブコレクション 園山俊二先生■ [テレビアニメ昭和]

かかりちょう.png
〔1976年/日本/東京ムービー〕





綾路地麻朱磨呂(あやのろじ・ましゅまろ)は、
遠い先祖が華族なために、たいそうな名前を持つ、
しがないサラリーマン。

とはいえ、自分の立場に不満を持っているわけでは
ない。係長という辞令をもらい、いずれは
もっと出世しようとサラリーマン生活にはげむ
毎日なのだ。

妻のヨーコと息子のために、顔で笑って心で泣いて、
耐えてこらえてまた泣いて、今日も勤務に励む
綾路地麻朱磨呂であった・・・。




1976年(昭和51年)、MBS・毎日放送をキー局に
夜10時代という大人の時間帯に放送された
「まんが花の係長」

原作は「はじめ人間ギャートルズ」「がんばれゴンベ」
「ガタピシ」などでおなじみの園山俊二先生。
アニメーション制作は「ギャートルズ」のスタッフが
そのまま移行した東京ムービー
(トムスエンタテインメント)が担当しました。



作品の性質上か、対象が「大人向け」ということもあり、
かかりちょう2.png
このようにいきなりスカートのチャックを下げ…、
かかりちょう1.png
気付くと子供が見ていた…というような展開。
かかりちょう4.png
毎度のようにベッド…ではなくお布団のシーンが、
釣りバカ日誌並みに存在するため、再放送の機会に
恵まれず埋もれていた本作。
(NHKBS開局当初のドサクサに紛れて、
 放送された履歴も…)

その後、あまり二次利用、使い道がないだろうと判断
されたのか、権利元トムスの海外倉庫にネガ、ポジともに
移管保存されていたという(税金対策か?)経緯から、
すっかりその存在が忘れ去られていた。

本作はすでに映像商品化されてはいるものの、
ブルーレイ規格であったがために、扱いにくいという声が
多々寄せられており、あらためて画質はそのままに
DVD規格で…という企画が立ち上がりました。

お手軽に作品を楽しむための廉価版という位置づけで
ご愛顧いただけますと幸いです。
かかりちょう3.png



■番組出演 富田耕生、向井真理子、西川和孝、北川智繪、
 作間功、滝口順平、八代駿、西川幾雄、たてかべ和也、
 増岡弘、水鳥鉄夫、古川登志夫、朝戸鉄也。小宮和枝、
 松金よね子さんほか。


■放送回数全25回(59話分)(1回~16回までは毎回2本立て、
17回~25回までは3本立てによる構成)約632分収録。

■音声特典として、こおろぎ’73さんの歌唱する主題歌、
「花の係長」「嗚呼!花の係長」をレコードサイズで収録!

■音楽 玉木宏樹、かまやつひろし先生
nise!(7) 

■ドカチン DVDサーカイブコレクション■ [テレビアニメ昭和]

ドカチン1.png
〔1968年/日本/タツノコプロ/フジテレビ〕




どっかぁぁ~ん!!!

ノーテンパンク博士による、タイムワープ実験中の
大爆発の影響で、原始人一家が現代の文明社会に出現。

見るもの聞くものが珍しく、手当たりしだいに
石オノで破壊する原始少年のドカチン。
現代人のチー子ちゃんに興味シンシンで、
今日も現代の世界で大暴れ!ドカチン一家に
我々のルールは通用しないのだ!
ドカチン3.png



1968年(昭和43年)、フジテレビ系にて放映開始された
ドカッとしたチン・・・「ドカチン」です。
製作は吉田竜夫先生率いるタツノコプロダクション。

これだけ配信、ソフト化の進む中でも再見のむずかしい一作。
(厳密に言えば、1980年代「VHD」という誰も憶えていない
規格にてカラー製作された2回分(計4話)がソフト化されて
いるのだが、ソフトはもとより稼働する機器を見つけ出すのは
さらに困難。ドカチンとぽっぺん先生のために、今から
再生環境を整える…などというのは狂気の沙汰と思われる)

これもグズラ同様、ご厚意によりご提供いただき、
この度めでたく皆様のもとにお届けできる運びとなった。

カラー版第1話「ドッカーン ドカチンの巻」
「団地ブニャーンの巻」の2話に加え、
タツノコプロパイロットフィルムより、
「スカイファイターZ」「.かぐや姫」「ゴーケツあかんべえ」
バージョン違いを含めた主題歌集を収録!


■番組出演 中村メイコ、神山卓三、松尾佳子、麻生美代子、
加藤みどり、富山敬、八奈見乗児さんほか。


ドカチン2.png
■カラー/モノクロ 約75分収録。ディスク1枚。
nise!(8) 

■おらぁグズラだど DVDサーカイブコレクション■ [テレビアニメ昭和]

グズラ1.png
〔1967年/日本/タツノコプロ/フジテレビ〕



ある日、ビックラ山の火口から生まれた卵から
誕生したユーモラスな怪獣グズラ。
船に揺られて日本に辿り着き、凡太くん、
スズ子ちゃんのいるヌケ田家に転がりこむ。

鉄が好物で大食いのグズラは、グズでドジで
マヌケだけれど曲がったことかは大嫌い。

その日から巻き起こるドタバタ珍騒動の毎日を描く、
タツノコプロダクション製作によるコメディーアニメ。
グズラ3.png
少々目が怖いグズラちゃん…。




1967年(昭和42年)より、母と子のフジテレビ系で
放映開始された笹川ひろし先生原作「おらぁグズラだど」

「宇宙エース」「マッハGoGoGo」に続き、
吉田竜夫先生率いる、タツノコプロダクション(竜の子プロ)

1990年代の再放送以来、本編の視聴が困難であった
「おらぁグズラだど」が1話分のみとはいえ、
関東地域限定で放送され、ご厚意によりご提供を頂いた。

これを記念し当社では、1987年(昭和62年)に
カラーリメイクされた第1話から第3話とともに商品化。

カラー版は音声は旧作を流用し、作画のみを新規に
制作したという変わり種。新旧の第1話を見比べて頂きたい。




■番組出演 大平透、東美江、松尾佳子、富山敬、
麻生みつ子さんほか。



グズラ2.png
■カラー/モノクロ 約95分収録。ディスク1枚。
nise!(7) 

「超電磁ロボ コン・バトラーV」第54話 1977 [テレビアニメ昭和]

82ba6dd6.jpg
〔1977年/日本/東映〕





第54話「平和の使者Vは不滅だ」

女帝ジャネラの策略により、南原コネクションは壊滅した。
しかし、四ツ谷博士は不測の事態に備え、地下に
サブコネクションを建設していたのだ!。
コン・バトラーVの再起をかけた戦いがはじまる。

辛くもマグマ獣の猛攻を破ったコン・バトラーチーム。
しかし、ジャネラは敗北を認めていなかった。
ジャネラは今、秘密兵器の核融合弾アースボムを
地球のマグマ層へ向けて発射した。

アースボムがマグマ層と接触した時、地球は核融合を起こし
第二の太陽と化してしまうのだ。

地球から脱出しようとするジャネラだが、部下である
ワルキメデスの反乱にあい自滅してしまう。

頼みのコン・バトラーVはエネルギーが尽きてしまい、
万策が尽きてしまうのだった…。




一挙放送をやっていたので、ついつい見てしまう。
子どもの頃はコンVの最終回は大逆転で地球人の勝利!と、
いう印象だったが、大人になって見返すとまったく違ったな!。

コン・バトラーV、地球守れてないじゃん!。

それどころか、もうあきらめてしまっている。

「ありがとう。俺はお前達のような仲間が
 出来ただけでも俺、人間に生まれてよかったと思うよ」。
そんなセリフをつぶやいて、地球壊滅をただ待っている。

その壊滅1分前、突如黒雲を突き破り、空から馬車に乗り、
やってきたヒゲづらのオッさんがいた!。
df381019.jpg
彼こそが、キャンベル星からの友好大使な宇宙人。

今まで、「ウチの星のモンが地球に迷惑かけて
ゴメンねぇ~!」と、魔法の力で爆弾を消滅。
地球上の被害もシャランラ!と復興して回ったのだ!。

こんな終わり方…あり?。

というか、このようなオチが許されるなら、今までの戦いは
一体なんだったのだ。このオッさんが来るまで待てばよかった。

さすがに次作、次々作では「夢オチ」みたいな手法は
禁じ手となったようだ。

結論。コン・バトラーVは地球防衛に失敗していた。




評価 ★★★☆☆




nise!(16) 

「わんぱく探偵団」1968 [テレビアニメ昭和]

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〔1968年/日本/虫プロダクション〕




犯行前に必ず予告を行い、厳重な警備をものともせず、
大胆不敵な手段で貴重な美術品を盗んでいく怪人二十面相。

それを追うのが名探偵・明智小五郎。
そして、正義感の強い小林少年をリーダーとした、
わんぱく探偵団のメンバーだ。

おてんば娘のおトコ、ちゃっかり屋のチビちん、
学者肌のまめタン、食いしん坊のでぶとん、
自動車を運転できるすてやん。彼ら6人が、それぞれの
得意分野を活かして二十面相に立ち向かっていく。




江戸川乱歩先生原作による「少年探偵団」。
これ以前にも数々の劇場作品、テレビ映画として
映像化されてきたが、まだまだ黎明期の作品とあって、
現在の視点で見ると、迷いの見られる「迷作」、
「珍作」な印象を強く受ける。

本作は、手塚治虫先生率いる、虫プロダクションが、
少年探偵団の決定版となるべくテレビアニメ化したもの。

探偵団のメンバーを整理し、それぞれに名前、特徴を
与えた功績は大きい。これらは後年の作品群にも、
受け継がれていき、実に見やすく、視聴者にも
感情移入しやすくなった。

それまでの作品では、探偵団の子どもたちは、
とにかく数はいるのだが、なんのためにそこにいるのか、
「お前、誰?」というような描かれ方。
「小林少年とその他大勢」。そんな扱いの子役がほとんどだった。

日本初の連続テレビアニメとされる
「鉄腕アトム」が1963年であり、本作の製作が
アトム誕生から、まだわずか5年しか
経っていない時期にも関わらず、作画の安定感が素晴らしい。
日本のアニメ技術が急成長していた時代だ。


本作は過去に、にっかつビデオから
初期話数を収録したビデオソフトが、
日本コロムビアより、初の全話収録DVDボックスが、
そして現在、気軽に入手できるDVDボックスが
ベストフィールド社より発売されている。

注目すべきは2つのDVDボックスの特典なのだが、
あちらに入っていて、こちらにない…というのが、
あり実にマニア泣かせである。

コロムビアの虫プロDVDシリーズは発売当時、
徹底的な素材の発掘調査が行われ、本放送以来失われていた
多くのバージョン、欠落フィルムを初収録した、
まさしく「虫プロアニメ映像商品」の最終版として
世に送られた。

そのため、本編映像に加え、特典映像にも力が入れられている。
「わんぱく探偵団」もその例にもれず、
「ルパン三世」「ガンバの冒険」などでおなじみ、
山下毅雄先生作曲による番組音楽を音声特典として収録。

ほかにも、
わんぱく探偵団かぞえうた(未使用エンディング曲)、
番組宣伝スポット(30秒、15秒版)(音声のみ)を収録。
これらはCD化されていない音源の数々である。

映像特典としてはオープニングの別バージョン、
提供なしバージョン、ノンテロップ、
「青銅の魔人」サブタイトル未使用版を収録。

一方のベストフィールド版は、
音声特典部分はすべてオミット。
映像特典分と、
「青銅の魔人」を初号プリント版として収録。

そして一番の違いは入魂の解説書だろうか。
コロムビア版の解説書は一冊の書籍にまとめてもらいたいほど、
「濃い」!。これだけでも中古のコロムビア版を購入する
価値がある。

ただ、ベストフィールド版はお手軽に、お気軽に…という
部分で、価格的な面でも悪くはない商品である。

こういったマニア向けの商品を再販売する際には、
過去の映像商品に収録された映像特典などを完備した
決定版として発売してもらいたいものだ。

中途半端なものが一番困るのである。




評価 ★★★☆☆




nise!(1) 
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