「まだ結婚できない男」第10話で悪いか 2019 [テレビドラマ令和]
〔2019年/日本/メディアミックス・ジャパン〕
長野で暮らす母親の体調が良くないと知ったまどかは、
地元に戻って母親の弁護士事務所を継ぐべきか迷っていた。
話を聞いた有希江は複雑な心境。
一方、事情を知らない桑野は「見てほしいものがある」と
まどかの事務所へやって来て、ある設計図を取り出す…。
持ち前の偏屈さと独りを愛する性格ゆえ、
結婚はもちろん恋人も作らず、これまで独身を
謳歌してきた桑野。
しかし、ケンカしながらも関係を深めてきたまどか、
桑野を好意的に見守ってきた有希江が、
揺らぐことのなかった桑野の人生観に
変化をもたらすのか?。
人生100年時代。桑野が最後に選ぶ幸せとは?。
本作が大好きな方には…スマン。
駄作だった。
最終回だからと無理やりくっつけました感満載の、
桑野とまどか。せめて、今までのストーリーで少しずつでも、
惹かれあう場面があれば、納得も出来たのだが…。
で、なにひとつ「三角関係」にはなっていない。
有希江が桑野に熱をあげているようにも見えない、
ただのちょっと「濃い」お知り合い程度。
これはまどかも、早紀も同じポジション。
なのに、ラストいきなりの桑野からの告白シーン。
前作の焼き直し…というか、
「結婚できない男」っていうおもしろいドラマあるから、
これに似たストーリー考えてよ~と、
新人脚本家がプロデューサーに依頼され、
そのまんまなぞってみました!どう?おもしろいでしょ?!。
そんな感じ。
吉田羊さん(年齢非公表)の演技も、
まんま前作の夏美先生そのものをパロディ化してみました…。
そんな感じ。
視聴者が期待していたのは、本当にこんな続編なのか?。
やはり登場人物が多すぎた。
桑野の事務所で働く人々も、もっと掘り下げれば
おもしろく調理できたろうに、どれもが中途半端。
ダブルヒロインであるはずの有希江さんでさえ、
放置エンドである。本当にヒドイ。
本当に同じ脚本家が書いたのか?、ゴーストじゃないのか?。
製作者はこれで「良し」としているのか?。
なにより、桑野を演じる阿部寛さんは納得しているのか?。
こんなやっつけ最終回、2人はすぐに別れるだろう未来が
透け透けのバッドエンドとしか受け取れなかった…無念。
延長を待ってまで見たのにさ…。
評価 ☆☆☆☆☆
2019-12-11 10:00
nise!(10)