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「悪魔の弁護人 御子柴礼司」第3話 2019 [テレビドラマ令和]

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〔2019年/日本/大映テレビ〕



洋子の不安は的中する。
御子柴は強引なやり口で再び弁護を国選弁護人の
宝来から強奪。警察の面会室で、稲見と対峙する。

その結果、御子柴は間違いなく稲見が栃野を
殺害したことを確信。有罪判決は免れない状況だった。

「教官、なぜそんなに落ち着いていられる。
これはあんたの裁判だ。負ければ一生刑務所の中だぞ」

「俺は自分がしたことを受け入れるつもりだ。
罪を逃れようなんて思っちゃいない」。




御子柴は稲見に対して「教官」と呼び続ける。
それは当時から今も変わらない。
御子柴は「教官」以外に呼び方を知らないと言う…。

それは我々にとって俳優・勝野洋さんが、
どこにどのような役で出演しようとも、
テキサスであり、オッスであり、ファイト一発で
あるようなものか。

事件の目撃者であり、証言者である
介護施設の職員はもちろん、入居者の証言までが怪しい…。
なにかを隠している…。

ここで描かれていたのは、介護施設職員による
入居者への暴言・暴行な!。
社会問題となっているが、いつも理由は激務による
ストレス…。これで片付けられてしまう。

現場は二言目には「人手が足りない」。
これで片付けてしまう。

高齢者の行動、言動にはイラッとさせられる場面も多い。
それはわからなくもないのだが、それでも手を出しては
殺してはいけない。

自分もやがて、その年齢になる日がやってくる。
今はそれがわからないだけである。

人間、トシをとると昨日出来た事が、今日出来ないのだ。
哀しいかなそれは誰にも起こりうる。
加齢と死は平等にやってくる。




評価 ★★★☆☆

nise!(10)