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「シン・仮面ライダー Amazon Prime Video」2023 [映画・特撮]

シン・仮面ライダー.jpg
〔2023年/日本/東映/カラー〕




頭脳明晰・スポーツ万能だがコミュニティ障害の
無職な青年・本郷猛は、ある日謎の組織、ショッカーに
拉致され改造手術を施される。

それは「バッタ」の能力を持つ、恐怖バッタ男の
誕生であった。
能改造される寸での本郷猛をショッカー団員、
緑川博士の娘・ルリ子が救い出す。

ショッカー戦闘員、様々なオーグ(怪人)に追われる、
本郷とルリ子。攻撃を受けバイクごと吹き飛ばされ、
本郷のベルトに風圧がかかる!

その時、本郷猛は仮面ライダーに変身した!




昔々、劇場公開された映画がテレビで放映される!と
なるとそれはもう「お祭り」であった。
映画館でしか見られなかった「アレ」が!、
自分の家のテレビで見られるなんて!

大抵それは、公開から1年後ぐらいの話。
それまでは一度劇場で上映期間が終了しても、
2番館、3番館というものがあり、少し入場料を安く、
別の映画と抱き合わせで2本立て、3本立てにして
フィルムを全国が巡りにめぐったものだ。

なので、まだ先月、映画館で観たばかりなのに、
もうテレビで?!なんていう現象も地方では起きた。

やがて、ビデオソフトというものが登場。
それまでは約1年間待たされたものが、
ほぼ半年に短縮されて商品化!自宅で見られる!

さらにそれはエスカレートして、劇場公開と同時に
一部の映画館の売店でビデオソフトを発売!
「うる星やつら2」とか「伊賀野カバ丸」、
ジャッキーチェンの映画なんかがそうだった記憶。

さすがにそれはちょっと行き過ぎたのか、
すぐになくなってしまったけれど、
まだ先ごろ上映が終わったばかりという印象の
「シン・仮面ライダー」が7月21日、0時から
アマゾン・プライムビデオで大公開!

DVDにすらなっていない状況で!
ここまでスピード公開されてしまうと、
入場料2,000円を支払って劇場で観る層が
増々減ってしまうのではないか?
映画はスマホで見るもの、という層がさらに
増殖してしまうのではないかといらぬ心配をしてしまう。

今回のプライム版は劇場公開版とほぼ同じようで、
追加撮影、ディレクターズカット…などではないようだ。

しかし、いい時代になった。
寝転んで自宅で「シン・仮面ライダー」を何度でも
楽しめるのだから・・・。

こりゃあアマゾンが大きくなる訳だよ。




■本編出演 池松壮亮、浜辺美波、柄本佑、西野七瀬、塚本晋也、
 手塚とおる、松尾スズキ、森山未來、長澤まさみ、松坂桃李、
 大森南朋、竹野内豊、斎藤工、仲村トオル、本郷奏多、上杉柊平、
 安田顕、市川実日子さんほか。





評価 ★★★★☆
nise!(10) 

「仮面ライダーBLACK 恐怖!悪魔峠の怪人館」 [映画・特撮]

仮面ライダーBLACK 悪魔峠の怪人館.jpg
〔1988年/日本/東映〕




北海道・夕張。
豊かな自然に囲まれたこの街こそ
暗黒結社ゴルゴムが新たな計画の
ターゲットとして選び出した街だった。

彼らはここに、ゴルゴム帝国都市を建設し
世界支配の一大拠点を築こうと企んでいた。
計画は世紀王シャドームーンのもと、
着々と進行していたが、都市計画の専門家、
牧野博士が脱走。その牧野を救ったことから
光太郎は、夕張の異変を察知する・・・。




東映まんがまつり内で公開された一作。
本作は北海道夕張市とタイアップを結び、
わずか25分の本編時間の間に夕張市の名所を
紹介しつつ、なんと当時の夕張市長までもが
友情出演!異色の観光映画に仕上がっている!
仮面ライダーBLACK1.jpg
そしてよい子へのサービスも忘れてはいない。
昭和時代のヒーロー番組のお約束。
節目節目の再生怪人軍団の登場!

かつてライダーに倒された怪人たちがイッキに
甦り、大挙として襲い掛かる!
・・・が、再生怪人軍団のお約束!…弱い。

大抵がパンチ一発でふっ飛んでいくのであった・・・。

同時期のテレビシリーズでも、やはり夕張市と
タイアップしたエピソードが製作されており、
当時、東映と夕張市は蜜月な、ただならぬ関係で
あったのだろうなぁ・・・と伺わせる。

露骨すぎる!ステマにもホドがある!と思わせるが、
現在の「おもちゃのプロモーション」に成り下がった
ヒーロー番組よりもよほど潔い。

前作にあった原作者の登場や、倉田てつを氏による
プロモーションビデオは残念ながら今回はない。
期待された方には申し訳ない限り。


仮面ライダーBLACK2.jpg
多分、この子も夕張市の関係者だろうなぁ…。




■本編出演 倉田てつを、井上明美、田口あゆみ、山本貴浩、
 高橋利道、好井ひとみ、中田鉄治、東城美帆、中田悠、
 賀田裕子、滝沢幸代、石濱朗、飯塚昭三、小林清志さんほか。




評価 ★★★☆☆

nise!(9) 

「仮面ライダーBLACK 鬼ヶ島へ急行せよ」1988 [映画・特撮]

仮面ライダーBLACK.jpg
〔1988年/日本/東映〕




子供たちが次々と姿を消した。
暗黒結社ゴルゴムのカメレオン怪人の仕業だ。
子供の頭脳を使った新たな改造怪人を作り出し、
仮面ライダーBLACKを抹殺せんとしていた。

仮面ライダーはカメレオン怪人に闘いを挑むが、
誘拐した子供たちを飲み込み盾にされ苦戦する。

そこへ宿敵・剣聖ビルゲニアが一騎打ちを仕掛けてきた。
仮面ライダーはバトルホッパーとロードセクターの
見事なコンビネーションで絶体絶命のピンチを
乗り切る。そんな光太郎の目の前に謎の老人が現れ、
光太郎を導くのであった・・・。





テレビシリーズから派生した、東映まんがまつり用の一作。
テレビ初期を手掛けた、上原正三先生の脚本なのだが、
見事なまでに内容は・・・ない。

いや、これは「まんがまつり」の一本である。
徹底的に「まつり」に徹している。
子供たちが「見たいもの」をすべてテレビと同じ時間枠、
25分に詰め込んだ快作なのだ。

2台のオートバイも大活躍、敵幹部、怪人も総登場。
怪人などはリッチに色分けして6色のカメレオンが
画面にうごめくのだ!CGのない時代だ、ちゃんと6体の
着ぐるみが製作され、仮面ライダーと死闘を繰り広げる。

「まつり」はまだ続く。

原作者である、石ノ森章太郎先生自ら、主人公を導く、
謎の釣り人としてゲスト出演!光太郎を船に乗せて、
敵基地のある鬼ヶ島へと連れて行く。
仮面ライダーBLACK1.png

とどめの「まつり」は主演の倉田てつをさん歌唱による、
挿入歌のプロモーションビデオで物語は幕を下ろすのだ!
仮面ライダーBLACK2.png
誰得ですか?!

子供向けエンターテイナーな一本としては、
ケチのつけどころがない。25分があっという間。

倉田てつをさんはこのまま役者として大成するか、
ステーキ屋のおやじとして、おとなしく暮らして
くれていれば「仮面ライダーBLACK」は
「伝説」となったのだが、後年になり、
「ライダー、あんま好きじゃねぇし」などと発言。

撮影中もイヤイヤやっていたのか、自分の出番が
終わると自家用車にすぐ戻って、籠ったまんま
共演者とコミュニケーションもあまりとらず・・・
などと暴露される始末。

現在もネット配信で活躍中で、ファンからの投げ銭で
小遣い稼ぎをされている模様。それは決して悪い事では
ないのだが、ただ、当時見ていた子供たちの夢だけは
壊さないで欲しかった。

作品には罪はない。本作は限りなく5に近い★4つ!




■本編出演 倉田てつを、井上明美、田口あゆみ、吉田淳、
 好井ひとみ、飯塚昭三、石ノ森章太郎さんほか。




評価 ★★★★☆


nise!(8) 

「仮面ライダー ビヨンド・ジェネレーションズ」2021 [映画・特撮]

仮面ライダー ビヨンド・ジェネレーションズ.jpg
〔2021年/日本/東映〕




世話焼きで家族想いな五十嵐一輝は「しあわせ湯」で
古い切符が入った落とし物を拾う。持ち主である
百瀬秀夫の元へ届けに向かう途中で、一輝は
強大な悪魔の襲撃に遭遇。

悪魔・バイスとともに仮面ライダーリバイスに変身!
危機に駆け付けた小説家・神山飛羽真こと
仮面ライダーセイバーと共に立ち向かうも苦戦。

さらに2071年の未来から突如現れた、
謎の仮面ライダーセンチュリーから、
まさかの攻撃を受け撤退を余儀なくされる…。
彼は一体何者なのか?なぜ、仮面ライダーを襲うのか?





本作の見どころは、初代・仮面ライダー1号を演じた、
藤岡弘、さんの御子息である、藤岡真威人さんが、
50年前、自身の父親が演じた登場人物、
本郷猛=仮面ライダー1号を演じるところにある。

すごいと思いません?50年ですよ、50年。
半世紀前のキャラクターが今もまだ現役で商売として
成立しているんですよ。そして親子2代で演じる。
もう「仮面ライダーは伝統芸能」の域に達しているのです。

藤岡弘、氏もこの映画には並々ならぬ、ご注力のようで、
映画製作のために出資までされたという・・・。

近年の藤岡氏はテレビ、映画の俳優というよりは、
自分の子供たちになんとか芸能界での道をつけてやろうと
するマネージャーのような役割をしておられる。

テレビのバラエティー番組も、ちょっと変わり者の父親と、
孫ほどトシの離れた娘、息子たち、その全員が芸能界で
大成したいとがんばっている図式をおもしろがって起用する。

今の穏やかな藤岡弘、氏にあの頃の「日本のオス」!
といった猛々しさはない、だがそれでいい。
半世紀の時が流れたのだ。今度はそれを息子が継いでくれる。
こんなうれしいことはないだろう。

これからは息子が二代目本郷猛を演じていくのか・・・、
そう思ったら、新作映画「シン・仮面ライダー」では、
本郷猛を別の著名な俳優が演じちゃった。…おいおい。


映画本編に関しては毎度おなじみの令和ライダー集合モノ、
といった感じで目新しさはない。もうホントにスマンけど、
仮面ライダーが大量豊作すぎるねん!

出て来るヤツ、みんな仮面ライダーやねん!

仮面ライダーって50年前は、ショッカーの被害者は
自分を最後にしたいと決意して、孤独に戦い続けたのに、
今は仮面ライダーになるのも軽いねん。

道で拾ったアイテムでライダーに!
朝、目覚めたらライダーに!
学校から帰ったらライダーに!・・・そんな感じ。

いっそのこと、出て来るキャラ全部、野良犬まで
ライダーにしたらどうかね?101匹ライダー大集合!って。
今は仮面ライダーになるのも、実にお手軽。
アルバイト感覚で。週に2~3回、2時間からでもOK!





■本編出演 前田拳太郎、内藤秀一郎、日向亘、井本彩花、
 濱尾ノリタカ、小松準弥、浅倉唯、関隼汰、八条院蔵人、
 山口貴也、川津明日香、青木瞭、生島勇輝、富樫慧士、
 岡宏明、市川知宏、アンジェラ芽衣、庄野崎謙、
 番家天嵩、知念里奈、田邊和也、映美くらら、戸次重幸、
 藤岡真威人、立木文彦、宇野蓮人、城戸俊嶺、中尾明慶、
 古田新太、木村昴、上田燿司、松本梨香、森川智之、
 中尾隆聖、玄田哲章、関智一さんほか。




評価 ★★★☆☆
nise!(8) 

「シン・仮面ライダー」2023 [映画・特撮]

シン・仮面ライダー.jpg
〔2023年/日本/東映/カラー〕




頭脳明晰・スポーツ万能だがコミュニティ障害の
無職な青年・本郷猛は、ある日謎の組織、ショッカーに
拉致され改造手術を施される。

それは「バッタ」の能力を持つ、恐怖バッタ男の
誕生であった。
能改造される寸での本郷猛をショッカー団員、
緑川博士の娘・ルリ子が救い出す。

ショッカー戦闘員、様々なオーグ(怪人)に追われる、
本郷とルリ子。攻撃を受けバイクごと吹き飛ばされ、
本郷のベルトに風圧がかかる!

その時、本郷猛は仮面ライダーに変身した!




庵野秀明監督による「シン」シリーズの最新作。
公開中ということもあり、ネタバレになるため、
核心には触れないが、素晴らしい!と拍手したい反面、
オリジナル(旧作テレビ版)を知らない層が、いきなり
この作品と対峙した時、はたしてどこまで楽しめるのか。
一見さんお断り的な小ネタが仕込まれ過ぎている。

そして公開前の散々焦らしたプロモーション=宣伝。
直前に公開された予告編ですら、セリフも主題歌もなく、
ただ細切れの要所要所を見せるだけ・・・。

地域差を感じさせ、購入にハードルの高さを感じさせた
関連商品の数々・・・。

このあたりでかなり「萎えた」方々も多かったのでは
なかろうか。

近年の映画なのでCG使用は避けられないが、
「仮面ライダー」という作品には不釣り合いに思えた。
そのCGも海外作品のような息をのむ仕上がりなら
まだしも、ゴジラやエヴァよりも後退してる印象…。

時代にあわせて何度も「原点回帰」する「仮面ライダー」
これが「令和」の「仮面ライダー」という庵野監督からの
回答なのであろう。繰り返し劇場では観ない…かな。

入場者特典のカードを集めるなら話は別だが。





■本編出演 池松壮亮、浜辺美波、柄本佑、西野七瀬、塚本晋也、
 手塚とおる、松尾スズキ、森山未來、長澤まさみ、松坂桃李、
 大森南朋、竹野内豊、斎藤工、仲村トオル、本郷奏多、上杉柊平、
 安田顕、市川実日子さんほか。





評価 ★★★★☆
nise!(9) 

「仮面ライダーオーズ10th 復活のコアメダル」2022 [映画・特撮]

仮面ライダーオーズ.jpg
〔2022年/日本/東映〕




西暦2021年、世界は混沌と恐怖に包まれていた。
古代オーズが、800年前から時を超え甦ったのだ。
人類が絶滅の危機に瀕する中、旅に出ていた
火野映司が帰還。

レジスタンスとして、後藤慎太郎や伊達明、
泉比奈たちとともに戦っていた。
アンクと再会を果たす「いつかの明日」は
訪れるのか…。




「仮面ライダーオーズ」放映10周年を記念して作られた
Vシネマをせっかく作ったし、限定された劇場で限定して
公開して「劇場公開作品」として「箔」をつけましょう!
という東映よくある手法による一作。

しかし、10年ぶりにほぼレギュラー出演者が揃うという
奇跡的な出来事に期待するなというほうが無理!…だった、
公開されるまでは。

製作陣とファンとの作品に対する愛情、認識が違い過ぎた。

テレビシリーズを見続けて、劇場に足を運び、
映像ソフトまで購入しようというコアなファンが
求めるものはこんなんじゃない。
こんなのは「仮面ライダーオーズ」の物語として認めない。

ファンが見たかったのは純粋に、映司とアンクが再会する
「いつかの明日」

行方不明だった映司が仲間のもとに帰ってきた。
だが、それは・・・。

映司は少女を守るため、すでに死んでいた。
今、目の前にいる映司はグリード(怪人)に
憑依されて生かされているだけ、
そこに映司の自我はない。

ラスト、少女は生きていた。
だが、映司には本当の「死」が訪れる。

仲間は映司の手を握り、ただ涙を流すだけ・・・。

え?アンクが映司に憑依すれば助かるんじゃないのん?
映司の中で、アンクとの共存がはじまる…ではいけないの?
ここで映司を殺してしまう必要がどこにあるの?

やがて少女は自分を守るためにひとりの男が
死んだことを知るだろう。そんなつらい締めくくりで
いいの?


正義の味方は絶対に死んではいけない。
「仮面ライダー」はあくまでも子供番組である。
子供にトラウマを与える物語を見せてはいけない。

本作は出演者、スタッフにとっては同窓会的なイベント
として楽しいものだったのかも知れないが、
長年のファンに対して、こんなに哀しい結末が
訪れるのなら、ないほうがよかった。





■本編出演 渡部秀、三浦涼介、高田里穂、君嶋麻耶、
 岩永洋昭、有末麻祐子、ヤマダユウスケ、橋本汰斗、
 未来穂香、松本博之、寺田藍月、甲斐まり恵、
 宇梶剛士、ゆかな、谷昌樹、日野聡、中田譲治さんほか。




評価 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

nise!(8) 

■「シン・ウルトラマン」DVDマッハエディション■ [映画・特撮]

シン・ウルトラマンDVD.png
〔2022年/日本/東宝/円谷プロ〕




日本列島に次々と巨大不明生物「禍威獣(カイジュウ)」が出現。
自衛隊などの装備する通常兵器は「禍威獣」には全く通じない。

限界を迎えた日本政府は、禍威獣対策のスペシャリストを集結し、
禍威獣特設対策室、通称「禍特対(カトクタイ)」を設立した。

班長の田村をはじめ、絶妙な男の色気漂う、声ハンサム神永、
あんまり知らない滝、これもよく知らない船縁が任務に就く。

禍威獣の危機がせまる中、
大気圏外から突如現れたのは銀色の巨人。





2022年、劇場で大ヒットを記録したあの作品が
早くもDVDで登場!

本編に加え、様々な特報、予告編などの映像特典も充実。
ボーナスディスクにはDAICON FILM版、
「帰ってきたウルトラマン マットアロー1号発進命令」、
米津玄師さん歌唱による主題歌、
「M八七」プロモーションビデオ、
音声特典には五木ひろしさん歌唱「小鳥」を収録!




■本編出演 斎藤工、長澤まさみ、有岡大貴、早見あかり、西島秀俊、
 田中哲司、岩松了、嶋田久作、益岡徹、山崎一、竹野内豊、
 堀内正美、利重剛、長塚圭史、和田聰宏、津田健次郎、
 山本耕史、高橋一生、山寺宏一、小林勝也、塚本幸男、赤堀雅秋、
 ヨシダ朝、久松信美、國本鍾建、キンタカオ、横田栄司、大場泰正、
 屋敷絋子、島津健太郎、鍛治直人、日比大介、西原誠吾、平原テツ、
 中野順一朗、村上新悟、真田幹也、粕谷吉洋、細川洋平、吉田亮、
 森優作、井上雄太、宮崎翔太、TERU、村本明久、宮田佳典、
 伊藤竜也、イワゴウサトシ、西泰平、荒木貴裕、山中良弘、
 長谷川直紀、志賀龍美、豊田温大、岡崎奈々、稲田恵司、有沢雪、
 杉原枝利香、堀田祥子、本多陽登、細井鼓太、大山蓮斗、寺内勇貴、
 下澤実礼、生沼佳恋、加藤千尚、中村尚輝、中澤功、米元信太郎、
 白石和彌、福田伸之、多賀航太、本澤雄太、菊池大輝、池内偉剛、
 海老澤英紀、平山亨、小池剛太郎、しいたけを、大曾根亮、舞名圭、
 大友和彦、藤山ユウキ、駒水健、宮本憲治、藤谷聖徳、井手尾敦、
 酒井光男、岩瀬晃太、田邉健太、小野寺達哉、小野田せっかく、
 阿部太一、齊藤憲良、藤原政彦、常名泰司、長戸浩二、内藤信幸、
 古田裕之、湯田宗登さんほか。


現在ではスマホ一台あれば手のひらですぐに何度でも、作品を
楽しむ事ができるのですが、やはり「形」として作品を手元に
置いておきたい…。そんなファンの思いに応えてお届けします。

なお、本商品は完全受注生産となりますが、VHSビデオテープ
でのご予約も承っております(お届けに一週間ほどのお日にちを
頂戴いたします)ウルトラマンはアナログビデオ画質で見たい!、
おじいちゃんはビデオデッキしか操作できない!…そんなご要望
にお応えした形となります。

シン・ウルトラマンDVD2.png
円盤化、
私の好きな言葉です。

nise!(8) 

「シン・ウルトラマン」2022 [映画・特撮]

shin-ultraman_poster04.jpg
〔2022年/日本/東宝/円谷プロ〕




日本列島に次々と巨大不明生物「禍威獣(カイジュウ)」が出現。
自衛隊などの装備する通常兵器は「禍威獣」には全く通じない。

限界を迎えた日本政府は、禍威獣対策のスペシャリストを集結し、
禍威獣特設対策室、通称「禍特対(カトクタイ)」を設立した。

班長の田村をはじめ、絶妙な男の色気漂う、声ハンサム神永、
あんまり知らない滝、これもよく知らない船縁が任務に就く。

禍威獣の危機がせまる中、
大気圏外から突如現れたのは銀色の巨人。

禍特対には、巨人対策のためにミス・カルピス浅見が
新たに配属され、神永とバディを組むことになる。
この時、浅見はまだ自分が巨大化するハメになる未来を
予想すらしていなかった。

セクハラ女・浅見による報告書に書かれていたのは、
「ウルトラマン(仮称)、正体不明」
ただし、声はこれまたハンサム…。




2019年にはすでに撮影が完了していたにも関わらず、
コロナ禍に見舞われた影響もあり、公開延期に次ぐ延期で
間もなく散々待たされたファンが暴動を起こそうとしていた
矢先、ついに劇場公開される運びに。


現在、上映中の作品であるがゆえにネタバレに厳しい人々が
存在するため、本筋には触れられないのが残念。

というか、ネタバレってそんなにいけない事かい?
一度、世間に発表されたものは、誰がどう語ろうが
人の勝手ではなかろうか。

自分の目で確認するまで知りたくない!ならば、
その手に持ったスマホの電源を
落としておけばよいではないか。
ネット環境から離れて鑑賞の機会を待ちたまえ。

ネタバレで怒る人は「フランダースの犬」のネロと
パトラッスが最後、天使に囲まれ天に召されるんだよ…
と教えられても怒るもんな。

ちゅうか、今まで「フラダンスの犬」に触れずに
ここまで生きて来たの?なにやってんの?と思うけれど、
そーゆー人に限って「これから見ようと思ってたのに!」
とか言いやがる。見る気ないよね。絶対。

で、本作は「大人の鑑賞」に耐えるウルトラマン。
今まで、高学年対象のウルトラマンというものも、
なかった訳ではない。

だが、それらはやはりマニアック~な面が大きく、
見る人を選ぶ作品であることは確かだった。
ゆえにマイナーな扱いで埋もれてしまっている。

今回は違う。「当てに来てる」よ。
斎藤工に、長澤まさみに、西島秀俊さんだもの。
もういっちょオマケに高橋一生さんまで起用。

ついでに山寺宏一さんもつけちゃおう。おはスタ世代直撃!
幼な妻もらえ!!

逆にこれで当たらなければ、邦画はもうおしまいですよ。
そこまでヒットが約束された一作である。

配信か映像ソフトが出たら、ぜひご覧頂きたい。
1,900円はちょっと厳しい。家族4人で行ったら、
かなり厳しい。帰りにパンフレットやらグッズ買ってみ、
日帰りでどっか遊びに行けちゃう金額になっちゃうんで。





評価 ★★★☆☆
nise!(13) 

「仮面ライダー 令和 ザ・ファースト・ジェネレーション」2019 [映画・特撮]

178016_03.jpg
〔2019年/日本/東映〕



何者かが、過去へさかのぼってクリム・スタインベルトの
祖先を抹殺し、仮面ライダードライブの存在と歴史を
無かったことにしようと暗躍を始める。

それを止めるため、常磐ソウゴたちは1575年の世界へ赴く。

ソウゴたちは、織田信長やクリムの祖先である、
クララ・スタインベルトや牛三と出会い、
彼らと行動することになる。そこに現れた
仮面ライダーを撃退し、
ドライブの存在を守ることに成功する。

現代へと戻ったソウゴは、クリムと剛から
ドライブライドウォッチを受け取るが、
常磐 SOUGO率いる「歴史の管理者」を名乗る
謎の集団、クォーツァーが現れた。

彼らは「平成」という時代そのものを消し、
もう一度やりなおすと告げる。




昭和の時代に誕生し、一度はその歴史が途絶えた
「仮面ライダー」。あれだけ社会的ブームとなった
仮面ライダーも今、振り返れば1号~ストロンガーまで
5年弱しか続かなかったんだな。

平成に復活してからのほうが長く、気付けば20作!。
そして本作「ジオウ」が平成を締めくくる
とどめの一作となった。

メインゲストは平成ライダーから「ドライブ」の皆さん。
しかし売れっ子となった竹内涼真、内田理央さんは叶わず。

おっと忘れてた。平成の歴史の闇に埋もれた
もうひとりのライダー…いや、ノリダーがご登場!。
木梨憲武さん本人である。

RX終了後のライダー不在の時代には、
「仮面ノリダー」が原体験…という年代も多かろう。
これはうれしいサプライズ…。
ではあるが、唐突すぎて少々違和感…。
共闘するでもなく、ソウゴの見た幻覚のような扱い。

残念ながら平成を締めくくる…までの
スケール感はなかったな。
山城新伍の時代から続く東映の伝統芸である、
スクリーンから観客に呼びかける演出が目に付く、鼻に付く。

そして時代は平成から令和へ…。




評価 ★★★☆☆
nise!(12) 

「ローリング」2015 [映画・特撮]

167310_01.jpg
〔2015年/日本/マグネタイズ〕




故郷の水戸市で高校教師を務めていた権藤は、
女子更衣室の盗撮が発覚したことにより、
10年前に教職を退いている。

彼は、東京で出会ったキャバクラ嬢のみはりを連れて、
10年ぶりに帰郷していた。権藤とみはりは、
慰謝料を求める元生徒たちの追跡から逃れるため、
雑居ビルに身を潜める。おしぼり工場で働く貫一は
偶然にも、そのビルでおしぼりを回収しているところだった。

権藤の教え子だった貫一は、権藤をかくまい、
みはりの足の怪我を手当てして、2人の窮地を救う。

権藤は貫一に仕事を紹介してもらうが、それも長続きせず、
貫一を呆れさせる。そんな折、権藤はクラブで泥酔して
意識を失う。彼が自宅で目を覚ますと、元教え子の繁夫と
田浦と容子が、10年前に盗撮された女子更衣室のビデオを
見ていた。そこには、今は芸能人として活躍する朋美が
生前のジュンと愛を交わす姿も映っている。

権藤と繁夫と田浦は、朋美の芸能事務所に連絡する。
マネージャーの広岡が、弁護士の黒木と元警察官の
野中とともに、権藤たちの前に姿を現す。

権藤たちは、盗撮映像のハードディスクを渡した見返りとして、
多額の現金を受け取るのだった…。





人間のクズがふきだまっているような映画。
しかし、実際にも我々の周りにはこんな感じの人間が
溢れているのだろうな。

そんな綺麗ごとばかりの聖人が集まって生活している
ハズがない。リアルと言えばリアルである。

本作では登場人物の内面の葛藤などは一切描かれない。
元・教師である盗撮男によるモノローグで坦々と、
物語が進んでゆく。

あがったり、さがったりしながらも、クズはクズに
似合った結末を迎えていた。
誰も感情的になったり叫んだり、泣いたりしない。
坦々とただ、坦々と物語は進み。そして終わる。

あとにはなーんも残らない。
ただ、見終わったなぁ・・・というそれだけ。

特筆すべきは、柳英里紗さんの脱ぎっぷりの良さ。
主演扱いでもなければ、成人映画でもなく、
あんた、今、この映画で脱ぐ必要あるの?と
こちらが心配するほど脱いでくれている。

それ目当ての方にはオススメ。

あ、盗撮なんてするもんじゃないな。
一生、居場所がなくなるぞ。特に田舎では。





評価 ★☆☆☆☆

nise!(12) 
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