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「株式会社フジテレビジョン 記者会見」第2回 2025 [テレビ番組]

フジテレビ1.png
〔2025年/日本/フジテレビ〕



■第2回「地獄の耐久レース!意味なき質問で
    こいつらを眠らせるな!!」

現在、これを書いている時刻、1月28日
午前1時04分・・・。
会見がはじまったのは前日の午後4時過ぎ・・・。

すでに8時間以上が経過。
途中一度休憩を挟みながら、現在も絶賛続行中。
フジテレビ3.png
さすがにこのおったんどもも、腹も減るし
眠いだろうに。

ここまでやってしまうのは、人権侵害、
コンプライアンス違反にはならないのかい?
この人らも人間ですよ?

記者たちもここぞとばかりに怒鳴ったり、恫喝したり
果ては今回の問題とは無関係だろうよ?と思われる
フジテレビの歴史まで語り出すヤツもいる・・・。

フジテレビの人間も今は弱い立場で、言い返したり、
眠いんで続きは明日・・・なんて一言でも口にすれば、
反省なし!逃げた!やっぱりクロだ!と騒がれる。

そもそも、ここに登壇している五人、誰一人として
事件があったとされる現場にいた者がいない。
伝聞で語るしか出来ない人々だ。

万人が納得できる会見を!というのならば、
この場に座らせなければならないのは、
フジテレビのドン・日枝、中居正広、フジテレビ社員で
事件を招いた元凶とされる社員A。

この重要な人間が誰一人不在なのである。
だから、このおったんたちは「だそうです」「らしいよ」
「かもね」でしか語れない。

「プロデューサーA」と呼ばれる、中嶋優一氏も
アチコチで性的な問題を起こして、こんな写真を
流出させられたまま安全地帯に雲隠れ。
中嶋優一.jpg

さすがにこれだけの長時間に渡り、意味のない
質問を繰り返し、ただ時間だけを引き延ばす・・・。
これこそ、テレビ、ネットを使ったイジメではないのか。
さすがにここまでやっちゃうとおったんたちに
同情的になってしまう。
フジテレビ2.png
しかし、今回の記者会見。
日本のテレビ史に残る「事件」であることは間違いない。




評価 ★★☆☆☆


nise!(17)  コメント(4) 

「老いてなお 花となる」2024 [テレビ番組]

老いてなお花となる.jpg
〔2024年/日本/NHK〕




「老いてなお 花となる〜織本順吉 90歳の現役俳優〜」

名脇役で知られる90歳(当時)の現役俳優、
織本順吉。急激な老いと闘いながら、今も撮影現場に
足を運んでいる。老俳優が懸命に生きる姿を家族が
撮影した映像で描く。

名脇役として2千本の映画やドラマに出演してきた。
今、闘っているのは急激な老い。歩くこともままならず、
セリフは一晩寝れば忘れることも。
不安から睡眠不足が続く。
それでも織本は現場に向かう。

心配する家族に脚本家の倉本聰は言った。
「老いを得て咲く花がある。そこにいるだけでいいのです」
生涯現役を貫き、懸命に生きる老俳優の姿を、
家族が記録した。




過去に放送された3本のドキュメンタリー番組の締め
とも言うべき、遺品整理編と題されたもの。

父と同じような道を歩むのに反発し、銀行員となるも、
後に放送作家となった実娘の中村結美さんによる作品。

壮絶ナリ。

このドキュメンタリーの製作が、
家庭を顧みる事のなかった「父への復讐」と語る娘。

前3作においてドキュメントは完結しているのだが、
今回は「その後」

死してなお、オンナ関係が暴かれる織本順吉さん。
ズバリ言って申し訳ないが、ほぼ主演作のないような
(けなしている訳ではない)脇役俳優と呼ばれる方でも、
芸能人の端くれ。愛人を囲っていたのか・・・。

嫁の実家に金を出させて、那須の田舎(周りに店もない)
に大きな豪邸を建てさせ、その土地・建物の名義は
その女優のものになっていた・・・。

今回、80代になったその女優にコンタクトを取ろうと
娘さんが試みるのだが、返信はなし。
まぁ、当然と言えば当然か。

現役俳優で名の売れた人であるならば、名乗り出て
NHKに姿を晒すのも自分にとってプラスになろうが、
「織本順吉の愛人」という看板にメリットはない。

驚くのは90歳になるまで、自分で自家用車を運転し、
撮影現場に通っていたのだな・・・。

末期、床に伏せる織本順吉さんにかつての面影はない。
相当なテレビ、映画を見て来た方でも、織本さんと
認識するのは難しいと思われた。

それでもなお、自分を撮らせ続けたのは娘への愛情か。

この番組を見る人間の立場により、意見が別れるで
あろう問題作であった。
老俳優、最後の舞台。壮絶ナリ。


織本順吉さんの膨大な仕事の中から、私が一番
印象深いのは東映が手掛けたテレビドラマ、
「特捜最前線」第172話「乙種蹄状指紋の謎!」だろう。

聞き慣れない「乙種蹄状指紋」というワード、
この回のメイン主役、大滝秀治さんとの壮絶な演技対決。
そして迎えるあっけない幕切れ…。
「特捜最前線」という長期シリーズがノリに乗っていた
時代の一作。
DVDにもなり発売中である。
機会が是非あればぜひご覧頂きたい。




評価 ★★★☆☆

nise!(24) 

「クイズ!脳ベルSHOW」2015~ [テレビ番組]

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〔2015年~/日本/BSフジ〕




今のテレビ界でこんなにやさしい番組はない!。
人にやさしい。

もともと週一回の放送でスタートしたこの番組。
平日の夜10時、BSでのみの放送ということもあり、
捨て枠で誰も期待していなかったのだろうなぁ。

それが今や気づけば、月曜から金曜までの
平日5日間の帯となり、BSから本家のフジテレビに
逆輸入され、朝4時から再放送されている。

BSフジにおいても朝の再放送が実施され、
本放送、再放送含めて関東の方々は週に
15本ものクイズ!脳ベルSHOWを見ることができるのだ!。

なにがそんなに人気なのだろう。

基本ルールは月・火に4人の回答者、
水・木に4人の回答者、その中から優秀な成績を納めた、
上位4人が金曜日に決定戦を行う・・・というもの。

その回答者というのが、昭和の時代にテレビで活躍された
最近、見ないな~、まだ、生きてたんかい!、
テレビに出るの何十年ぶり!という方達ばかり。
出場資格は年齢40歳以上!。

人間、ある程度の年齢になると「恥じらい」などは、
どっかにブッ飛んでいくようで、皆が皆、マイペースで
物事を進めて行く。人の言う事を聞かない!。

それを猛獣使いのように操り、時にはおだてて、
相槌を打つ・・・それが司会の岡田圭右さんと、
フジテレビアナウンサーの川野良子さん。

正直、岡田圭右さんがここまで番組を回すのがうまいとは、
この番組を見るまでは思わなかった。
高齢者タレントの扱いは芸能界イチなのではなかろうか。

番組自体も「クイズ」とタイトルに銘打ちながら、
構成はとても「ユルい」。

高齢の回答者が答えに詰まると、司会者自ら
助け舟をどんどん出す。時間制限のあるはずの問題の
時計が止まって、答えを言うのを待ってしまう。

イントロクイズなどは前奏が終わり、歌がはじまり、
答えであるタイトルを歌う部分まで流してしまう!。

どんなに成績が悪かろうが、最終的に逆転できる仕組みも
考えられており、どの人にも優勝できるチャンスが設定されている。

民放のバラエティー番組というと、ひとりをターゲットにして、
皆でイジって笑いを取る、年寄りの珍回答を笑いものにする、
そんな番組が多い中、この番組は本当にやさしい。

回答者もガツガツしない。
だって、優勝しても商品がお米10キロだから。

芸能人の出場する番組では優勝賞金100万円とか、
海外旅行など、ギャラが発生しているのに、
さらに上乗せされる豪華な賞品は常に疑問を感じていた。
この番組はどんなにがんばっても、お米10キロである。

「クイズ」と言いながら、この番組の最大の目的は、
日々、衰えていく脳を鍛えるためのトレーニングなのである。
平日お休み前の1時間、ゆる~く見るには最適のオススメ番組。




評価 ★★★★★
nise!(15) 
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