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「アナと雪の女王2」 2019 [映画・洋画]

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〔2019年/アメリカン〕




命がけの妹、アナによって、閉ざした心を開き、
触れるものすべてを凍らせてしまう力を
コントロールできるようになった姉のエルサは、
雪と氷に覆われたアレンデール王国に
温かな陽光を取り戻した。

それから3年―。

姉妹は、王国を治めながら、失われた少女時代を
取り戻すかのように、仲間たちと平穏で
幸せな日々を送っていた。

しかしある夜、エルサだけに聞こえる
「不思議な歌声」に導かれ、クリストフやオラフと
一緒に旅に出たアナとエルサは、エルサの持つ力の
秘密を解き明かすため、数々の試練に立ち向かうのだった。





…ハッキリ言おう。

超駄作であった。

声高らかに私は叫びたい。「金かやせ!」と。


「アナ雪」とつけときゃ、とりあえず当たるだろ?。
そんなウォルト・デズニー社の甘っちょろい考えが
透けて見える。それはまさにその通りであり、
決して間違いではないので、戦略的には正しい。


前作が大ヒットした要因のひとつに、「Let it go」という
曲の存在があった。本作はさらにミュージカル色を強く
してはいるのだが、「Let it go」を越える名曲が不在である。

前々から思っていたが、姉妹が…ケバイ!。
娼婦か!というほどにケバイ。これがCGで気持ち悪く動く。
あぁ!もうケバイケバイケバイドバイ!!。
なので、姉妹に感情移入できない。
カワユイ…と子どもに愛される見た目のキャラクターが欲しい。

唯一、子ども受けしそうなのが、オラフとかいう雪だるま。
しかし、ベラベラとセリフが多いだけの空回りキャラ。
非常にウザイ。ラストもやはりそう来たか…と、
小学生でも読めてしまう程度のレベルであり、
よくこれで脚本家にOK出したな…と逆に感心してしまう。

6年待たせた割には、世界観も小さく、
(隣近所の森で氷の馬に乗ってただけな印象)
公開前の「売り」であった数々の謎がすべて解き明かされる!、
そんなのあったか?。な~んも印象に残らない始末。

それでもせっかく金払って観てるんだ。
どこかひとつぐらい、いいところがあるだろう?と、
自分に言い聞かせてよくよく見続ける…。

…ダメだ。亭主を捨てて、ジャニーズjrと同棲生活を
はじめた神田正輝の娘の顔だけが浮かんでくる…。
これは本当に作品イメージにマイナス。
ピエール瀧どころではないイメージの低下。

ラスト、取ってつけたようなハッピーエンドにするため、
アナは女王に。そして男がアナにプロポーズ…。

いや、ちょっと待て、あんたさっきアナに森の中に、
放置されて捨てられてなかったか?。
そんな女でもエエのん?。

…姉には氷を操る魔法。
妹、アナは男を惑わせる魔力を持っていたのだな…と、
観客が納得したところで物語は終幕。

ウォルトデズニー、もう3作目はいらないんで…。





評価 ★★★☆☆
nise!(8)