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「悪魔の弁護人 御子柴礼司」第6話 2020 [テレビドラマ令和]

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〔2019年/日本/大映テレビ〕




御子柴が聞き込みを続けるうち、母が引っ越し先で
「死体配達人」の母親だと噂され、
家に落書きをされるなど嫌がらせに遭ってきたこと、
妹が結婚破談になったことを知る。

洋子は御子柴に問う。
「なぜ、罪のない幼い子供を殺したのか」と。
御子柴は少年時代の自身の事件には
「理由がない」と、洋子に答える。




物語の上で視聴者は御子柴の事情を知っているため、
主人公側に感情移入できるが、実際、過去に少年犯罪を
犯した者が弁護士として活躍している…。

そのような事実を目の当たりにしたら、
世間は、自分はどう反応するだろうか。

いくら少年時代とはいえ「理由もなく」、
幼女を手にかけて、あまつさえその遺体を刻み、
自宅に送り届けて捕まった過去のある男だ。

きっとSNSで拡散し、声高に批判し、
懲戒請求するのではないだろうか?。
ワイドショーでも連日取り上げ、非難が続き、
ついには法律までが改正されてしまうのではないだろうか。

議員の疑惑、犯罪などには及び腰で、
延々とダラダラ引き延ばし、有耶無耶になるのを待つのだが、
こんな場合の法改正は本当に早い。

やはり過去に罪を犯した者はそれを「無」にはできない。
表向き、犯罪者が更生できる世の中をとは言うが、
世の中には犯罪者を許す土台は出来上がってはいないのだ…。




評価 ★★★☆☆
nise!(11)