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「悪魔の弁護人 御子柴礼司」第4話 2019 [テレビドラマ令和]

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〔2019年/日本/大映テレビ〕



稲見に殺害されたとされる被害者の介護職員、
栃野もまた、人を殺めた殺人者だった。

平成15年、外国籍の旅客船、ブルーオーシャン号の
転覆事故の時、限られた救命胴衣を
女性客から奪い、死に至らしめた。
助かった栃野は裁判にかけられたが、
「緊急避難」という法律が適用され無罪になった。

しかし、マスコミや世間は栃野を殺人者として責めた…。

洋子は御子柴に、稲見の元妻となぜ会わないのか、
自分の罪を謝罪するべきだと問い詰める。
謝っても何もならないと言い放つ御子柴。

「間違ったら謝罪をするものです。
本気で謝罪すれば変わります。自分がしたことに
逃げずに向き合ってください。」と告げて洋子は去る。

その足で洋子が稲見と面会し、
御子柴の解任の撤回を求めた。

御子柴は稲見の元妻・石動恭子に会いに行く。
恨んではいるが「時間が経ちすぎました」という恭子。
御子柴は自身の父が自殺したことを明かす。
そして頭を下げる…。

稲見には謝るなと教えられたが、父親代わりの稲見を
どうしても救いたいという御子柴。必ず救うと恭子に約束する。



緊急時には自分の命を守るためなら、
人の2~3人殺しても仕方ない、多少は許されるのだな。
そういえば昔、「Gメン75」でもそのような話、見たな。

でも、それで胴衣を奪ったほうも死んでいたら、
死んだら仏で誰も叩かんが、のうのうと生き残ってしまえば…、
叩くよな。今だったらネット上に個人情報バラまかれるよな。
それは一生消えることはない。

それでも、女子供から救命胴衣を奪うか?って話だが、
無事、助かったけどマスコミのせいで息子がゆがんで、
介護施設で入居者を虐待した…あんなにいい子だったのに!。
ってのも、親の勝手な言い分も言い訳にはならない。

さて、事故時、災害時、自分の身に命の危険が降りかかって
きた際、身を捨ててまで見知らぬ他人に救命具、食料を
分け与えることができるだろうか…。



評価 ★★★☆☆


nise!(13)