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「悪魔の弁護人 御子柴礼司」第6話 2020 [テレビドラマ令和]

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〔2019年/日本/大映テレビ〕




いよいよ始まる「大田区資産家殺人事件」の初公判!。
御子柴はまだ気付いていなかった。

この裁判が御子柴を、そして御子柴の家族を、
再び地獄に引きずり込むことになるとは…。





岬と御子柴の法廷対決はじまる。

岬はなんとしてでも勝つ、
たとえどんな手を使ってでも。

被告人が「死体配達人」の実の母親であることを
法廷で明かす。どよめく法廷内…。

近年は学芸会みたいなドラマも多いが、
実力のある俳優さんはやはり「魅せる」な。
つくづく深夜の放送が惜しまれる。

しかし、テーマが骨太だからと言って、
それが令和の視聴者層に受け入れられるかどうかは
また別の話なのだが…。




評価 ★★★☆☆
nise!(11) 

「悪魔の弁護人 御子柴礼司」第6話 2020 [テレビドラマ令和]

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〔2019年/日本/大映テレビ〕



その頃、検事の岬は事件のあった成沢家の現場を
訪れていた。今度こそ、御子柴を法曹界から
抹殺するため細かな証拠を集める岬。

そこで岬はある驚愕の事実に気付くのだった…!。





今回から登場する御子柴の妹役を演じるのが、
女優の森脇英理子さん(38)。

この名前を聞いてピンとくる人は、かなりの特撮ファン。
そう、御子柴の要潤さんが本格的にドラマデビューした、
「仮面ライダーアギト」に出演したらした女優さん。

知ってか知らずか、なかなかに狙ったキャスティング。

というか当時はイケメンヒーローブームの渦中にあり、
子ども番組として格下に見られていた、
仮面ライダーやウルトラマンが新人役者の登竜門的に
扱われだした時期であった。

この時期は特撮番組に出られれば、後の役者人生安泰。
そう思われていた。そんな時代があった。

今は少し厳しくなり、番組終了後は売れる役者、
売れない役者の差が激しく、生存競争がスゴイけれど…。

そんな中、要潤さんは「うどん」で大ブレイク。
森脇英理子さんも細く長く役者稼業を続けておられる。

共演していた「純烈」の彼は完全に消えたけどね。

さぁ、いよいよ第6話は今夜放送。




評価 ★★★☆☆



nise!(10) 

「悪魔の弁護人 御子柴礼司」第6話 2020 [テレビドラマ令和]

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〔2019年/日本/大映テレビ〕



拘置所の面会室で母、郁美と対面する御子柴。

再会を喜ぶ母に対して、御子柴はただの弁護人という
態度を崩そうとしない。
「私はやっていない」と訴える郁美だったが、
状況は最悪だった。

資産家である郁美の夫・拓馬は、自宅で
首吊り死体となって発見された。
警察による鑑識の結果、不審な状況証拠が次々と
見つかる。首に巻き付いた縄に付いた郁美の皮膚片、
遺書の署名部分はカーボン紙のインク、
そして成沢の体から検出された多量のアルコール。

子供がいない成沢の遺産はすべて郁美に相続される。
すべての状況が郁美の犯行を裏付けている。
果たして、郁美は本当に無実なのか…。




また「御子柴」かよ!もう飽きた!。

…まぁまぁまぁ、そうおっしゃらずに。
もう少しつきあってくださいよ。
浅野温子さん、やっぱり老けたなぁ(笑)。当たり前だけど。

ちょっと前までは、トレンデードラマの主演女王の座に
燦然と輝いていたのだよ。
平成生まれの方はご存じないだろうが。

当時は軽薄、中身がない…などと叩かれた部分もあった
トレンデードラマだが、今見ると一周回って別の意味で
おもしろい。繰り返し見たいとまでは思わんけど。

これより以前の70年代ドラマは、もうすでに
「古典」「クラシック」の域に達しようとしている。
なんせ携帯もスマホも画面には登場しないのだ。
時代はすでに令和。

70年代など「まんが日本昔ばなし」の世界なのである。
時代の流れはおそろしいなぁ…。




評価 ★★★☆☆

nise!(11) 

脚本家・上原正三先生ご逝去 2020 [芸能関連]

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上原正三さん(うえはら・しょうぞう=シナリオライター)が
2日、肝臓がんで死去、82歳。
葬儀は近親者で営んだ。喪主は長男敬太郎さん。

37年、沖縄県生まれ。中央大学卒。
65年、円谷プロに入社し、
「ウルトラセブン」「怪奇大作戦」などのシナリオを担当。

69年からはフリーとして「帰ってきたウルトラマン」
「秘密戦隊ゴレンジャー」など数多くの特撮、アニメ作品を
手がけた。子供向けの作品の中でも差別や戦争など
硬派のテーマを扱う作風に定評があった。

18年、自身の少年時代を描いた小説
「キジムナーkids」(現代書館)で坪田譲治文学賞受賞。

                   引用元 朝日新聞




つい先日のイベントにも登壇されてお元気そうに見えたのに…。

同期の作家、脚本家がある程度名前が売れると、
大人向けのテレビ、映画、小説に寄っていく中、
この方ほど「子ども番組」にこだわった人も
いなかったのではなかろうか。

思えば人間が成長してゆく中、一番最初に触れる
ドラマ、物語が絵本であったり、子ども向けの特撮、
アニメ番組ではなかろうか。

その情操教育を担ってきたのが先生たちが紡いだ、
珠玉の物語ではなかったか。

「ウルトラセブン」「怪奇大作戦」なんて、幼児には
理解できない物語である。その時は理解できなくてよい。
心のどこかに何かが引っかかってくれれば。

大きくなって、再放送や映像ソフトで作品に再会。
送り手の意思を感じ、理解する事が出来た時、
ボクたちは驚く。

この人々は、子どもたちに向けて
なんてものを発信していたのか、と。

散々、評価され尽くして今更語るべき部分もないが、
「帰ってきたウルトラマン」の「怪獣使いと少年」。
ここまで露骨に差別を描いていいものか?と
今更ながらに驚く。今のテレビ界では到底無理だろう。

民族差別、ヘイトなどが叫ばれる現代こそ、
見直したい物語である。

「秘密戦隊ゴレンジャー」。
現在に連綿と続く、戦隊シリーズの元祖である。
第1話には「戦隊」の基本すべてが詰まっている。
これ以上、これ以下はない戦隊のお手本である。

「宇宙刑事ギャバン」。
仮面ライダー、ウルトラマン…といったヒーローたちに
席巻され、慣れと飽きがきていた80年代に登場した、
まったく新しいヒーローを創造したのもこの先生であった。

ポニー&クライドをモチーフにして、子供番組に
持ち込んでしまったのも、この先生だったなぁ…。

先生の作品には常に「沖縄」と「戦争」があった。
もう、手ぬるい日本にはこのタイプの脚本家は
現れないのではなかろうか。

まさに生涯、一子ども番組脚本家である。
唯一無二、無冠の帝王なのである。

nise!(11) 

「悪魔の弁護人 御子柴礼司」第6話 2020 [テレビドラマ令和]

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〔2019年/日本/大映テレビ〕




御子柴の母・郁美は再婚した夫・成沢拓馬を
自殺に見せかけて殺害した疑いが
かけられているという…。

弁護してほしいという、妹・梓の頼みを
あくまで冷たくあしらおうとする御子柴。

だが、梓は“死体配達人”である男の母親の弁護など
誰も引き受けないと告げる。

「あんたに拒否する権利なんてない。
ちょっとは罪滅ぼししなさいよ!」叫ぶ梓…。




最終章は犯罪を犯した者の家族も犯罪者と同等の
罪を背負わなければならないのか…?。

「泥棒の子は泥棒」という言葉でもわかるように、
我が国では、子の罪は親のせい、親の育て方が悪かった。
犯罪者の家族なんだから、明るい太陽の下を歩くなよ!、
一生陰日向で暮らせ!。そのように非難されることが多い。

表向きは罪人にも更生の機会を!なんて言われるが、
あくまでそれは「表向き」。

実際、猟奇的な事件を起こすと、その家族までが、
「あの一族はなにをするかわからない」的にご近所に
扱われる。実際、自分のすぐ隣で小学生女児が殺害
される事件が起きたりしたら、その場所に
暮らし続けるのもいい気分はしないだろう。
転居も考えるだろう。

自分の子供が、兄弟が罪を犯したら、
なにもしていない自分までが、もう昨日までの
平穏な暮らしをしてはいけないのだろうか。
そこまで責任を負わなくてはならないのだろうか。

御子柴の物語はどこまでも重い。
一度、犯罪に手を染めた者は一生、逃れる事は出来ないのか。





評価 ★★★☆☆




nise!(10) 

「悪魔の弁護人 御子柴礼司」第6話 2020 [テレビドラマ令和]

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〔2019年/日本/大映テレビ〕




とある邸宅の一室。
一人の男が梁から首を吊った状態でぶら下がっている。
その足元に遺書を置く女。うつろな表情で男を見上げて。

ある日、1人の女性が御子柴の事務所を訪れる。
その女の名は薦田梓。

御子柴が少年院に収容されて以降、
30年以上会っていなかった御子柴の妹だった。
梓は御子柴に衝撃的な事実を告げる。

御子柴の母・郁美が殺人容疑で逮捕されたと…。




またやります!放送されていない番組の感想文大会!。
そーゆーのはお前の家の新聞のチラシの上に書いとけ!。
いくらインターネット上とは言え、資源は有限なんだ!。

お怒りはごもっとも。なるほど。
しかし、御子柴先生のお話しもこれで最終章突入。
目玉ゲストとして登場するのが…浅野温子さん。

新作ドラマで久々にお名前を拝見したわ~という思いと、
あの!「忍者キャプター」「高校大パニック」の
浅野温子さんが40代俳優の母親役を演るような年代に
なったのか…と時の流れを実感する…。


それにしてもいいよな!津田寛治さん。
このドラマはキャストが良い。
「仮面ライダー龍騎」の時から注目していたが、
津田寛治さんはいい。

プライベートとのギャップがいい。
こーゆー人こそ、「カメレオン俳優」と呼ぶにふさわしい。

本日は津田寛治さんを絶賛してお茶を濁したいと思う。




評価 ★★★☆☆
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「悪魔の弁護人 御子柴礼司」第5話 2020 [テレビドラマ令和]

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〔2019年/日本/大映テレビ〕



少年法に守られ罪を償う機会を奪われた御子柴。
だからこそ、大ケガを負おうと悪魔と罵られようと
命を削りながら依頼人のために行動している。

そのことに気付いた洋子…。
罰を受ける方が救われることもある。
果たして稲見にとっての救いとは……。
御子柴にとっての救いとは―――。

“介護士殺し裁判”が怒涛の解決へ向かう!!。




下半身不随の高齢者が若い介護士を殺害できるもの
なのだろうか?。稲見は誰かをかばっているのでは、
もしくは共犯・主犯がいるのではないだろうか…。

そんな思いがよぎりながらも物語は、
稲見の懲役6年で幕を閉じた。

ドラマの中でキーとなった刑法における、
「緊急避難」によって自分の命を守るため、
やむを得ず、他者を殺害、死に至らしめた場合の無罪。

日本ではあまり聞かないケースであるが実際に
そんな判例があるのだろうか?。
検索してみてもあまり実例を見付けられなかった。

脅されて覚せい剤を使用した人間が「緊急避難」で
無罪、という程度しか。

現在の日本では「緊急避難」よりも「正当防衛」で、
無罪。このパターンが多いように見受けられる。

やはり日本人は自分を犠牲にしても他者を救う…。
そんな場面のほうが多いように感じる。
溺れている者を棒で叩くような真似はしないのだ。
美しいなぁ…日本人。




評価 ★★★☆☆
nise!(11) 

「悪魔の弁護人 御子柴礼司」第5話 2020 [テレビドラマ令和]

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〔2019年/日本/大映テレビ〕




事件現場の伯楽園を再び訪れる御子柴。
ここでは恒常的に入居者への虐待が行われていた。

だが口裏を合わせ虐待自体をひた隠しにする
入居者たちに御子柴は
「このまま稲見ひとりに罪を負わせれば、
あんたたちに残るのは罪悪感だけだ」と脅す。

一方、岬は再び稲見を取り調べていた。
方や犯罪者に罰を与える検察官。
方や犯罪を犯した少年を更生させる
元医療少年院の教官。

お互いが持つ罪への考え方は全く相いれない。
それでも岬にはひとつだけ
稲見に言えることがあった。罪は償うべきだ、と。




第5話でまだまだこのブログは引っ張り続けるのだが、
結論から書こう。御子柴先生は負けた。敗訴である。
稲見は有罪となった。

御子柴は控訴する、どうしても教官を救うと意気込むが、
稲見自身が「罪を認め、償う」と、その信念はゆるぎない。

稲見は御子柴に繰り返す、御子柴の過去の過ちを。
自らの罪を忘れさせないために。
そして事情がどうであれ、人を手にかけたことは事実、
お前も、そして自分も罪を背負って一生を生きていくのだと。

それでもなお、稲見は御子柴を「俺の息子」だと言う。

深夜帯の時間にひっそりやっているのが惜しいな!。
実にもったいない。
怒涛の展開で次はもう「最終章」に突入やて!。
早い早い。第2シーズンも期待したい一作。




評価 ★★★☆☆
nise!(11) 

「悪魔の弁護人 御子柴礼司」第5話 2020 [テレビドラマ令和]

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〔2019年/日本/大映テレビ〕



混迷を極める老人ホーム介護士殺害事件。

被告人である稲見はなぜ、被害者の介護士、
栃野を殺害したのか。

御子柴は稲見が隠しているある事実に気付く。
沈黙を貫く稲見に御子柴が告げる。

「たとえあんたに恨まれようが、俺があんたを救ってみせる」。

しかし、そんな御子柴に稲見が重い口をようやく開く。
「御子柴、お前が本当に救いたいのは」…。




年末特番で一週お休みが入ったため、
ようやく今夜、第5話が放送される。
そう、本話はまだ放送されていない。

…最近、このパターンが多いが許せ…。

年末は恒例の「笑ってはいけない」。
惰性でまた見てしまったが、今回も出る方も見る方も、
「慣れ」が出てきてしまったのか、
そないに笑えるところはなかったが…。

が!世間の評判は…(というかネット上)高いのな!。
「マンネリを脱した!」とか、「サイコーだった」とか。

あの「こんな大物が…!」でCMに行くのもイヤだし、
あの大物がこんなことをやっちゃいますよ!的なのも、
大物が出てくれたから最終的にお義理で笑わなきゃ…、
というのも、なんか鼻につくんですけど…。

もっと素直に見られればいいのですけれど…。

そんな「笑ってはいけない」の未公開シーンの特番が、
今夜放送。よかった御子神先生と重ならなくて…。
…って、なんだかんだ言いながら、
「笑ってはいけない」見る気マンマンじゃん!。




評価 ★★★☆☆

nise!(12) 

「忘却のサチコ 新春スペシャル」 2020 [テレビドラマ令和]

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〔2020年/日本/テレビ東京〕




今宵の忘却の舞台は"神戸"。
レトロな街並みと美味しいグルメの数々が待ち受ける
神戸を舞台に、文芸誌の編集者・佐々木幸子が
食べるだけで全てを忘れてしまう程の忘却グルメを求め、
全力疾走!。

新春拡大号の企画に悩む月刊さらら編集部。
幸子が担当する作家の美酒乱先生が芥山賞に
ノミネートされたとの一報が…!。
そんな中、受賞の発表当日に、次回作の取材の為、
美酒乱先生と神戸に行くことに。

夜までには東京に戻らなければいけないという
弾丸スケジュール!さらに、幸子にはもう一つ、
ある重要なミッションが!。

そして、「すっかり忘却した」はずの俊吾さんとも
まさかの形で再会。




2020年、いきなり帰ってきた「忘却のサチコ」。

俊吾さんという元・婚約者…。
本当は存在しない、もしくはすでに
死んでいるんじゃねぇのか?。

今回も偶然、夜の神戸のオカマバーみたいな場所で、
偶然、再会してしまう2人。偶然、偶然、偶然。
以前も社員旅行先で偶然、宿に偶然現れた…。
だが、翌朝には姿を消した…。

サチコが毎朝、毎晩、仏壇を拝んでいたのは
それが理由じゃねぇのだろうか?。

サチコは「俊吾さん」という幻影を追い求めながら、
生きている精神状態のヤヴァイ人なのかも知れない…。

この「俊吾さん」というのが、いつもニヤついた
イヤな感じで、演じる早乙女太一さんのイメージまで
悪化するような役柄である。本当にいけすかねぇ野郎だ。

そう考えると「忘却のサチコ」という番組は、
悲劇であり、またホラーなのかも知れない…。




評価 ★★★☆☆

nise!(10)