「恋妻家宮本」2017 [映画・邦画]
〔2017年/日本/ビデオプランニング〕
子供が独り立ちした中学教師の宮本陽平と妻・美代子は、
25年ぶりに訪れた夫婦二人きりの生活に困惑してしまう。
ある夜、妻側の記入欄が記載された離婚届を見つけ陽平は
激しく動揺するが、美代子に意図を聞き出すこともできず
悶々とした日々を過ごす。
混乱しながらも陽平は、料理教室の仲間や教え子と
関わる中で家族の在り方を見つめなおし、考えはじめた。
重松清先生の小説「ファミレス」を劇場映画化。
「こいさいか」と読むのか。
正直、劇場に足を運んで1.900円出して、
普通の夫婦の普通の生活、ありふれた日常を
見たいとは思えない。
出演者のファンで盲目的に、この人が出ているから、
これは「お布施よ!」と劇場に行くなら
それはそれでアリとは思うけれど。
劇場作品に求めるのは「非日常」ではなかろうか。
約2時間、私の目は私の体を離れて、この作品世界の中へ
入り込んでゆく…そんなウルトラでQな体験を求めて、
1.900円を払うのである。
エンディング。吉田拓郎の曲を
ファミレスに集合している出演者たちが
歌い継いでゆくシーンは、カーテンコールのようで
おもしろかったが、やはり劇場スケールとは感じず。
じゃあどうすれば劇場にふさわしい作品なのか?と、
問われれば答えに困っちゃうが、あまりにも起伏が
なさすぎて暗闇で観ていたら寝てしまうコース決定。
刺激が!刺激が欲しいんだよ!オレは!!。
もっと熱い刺激が!。
評価 ★☆☆☆☆
2020-03-12 10:23
nise!(11)