「ルパン三世」2014 [映画・邦画]
〔2014年/日本/パイプライン〕
紀元前40年代の古代ローマ。アントニウスが
クレオパトラ7世に贈った"世界で最も美しいジュエリー"
光の首飾りに真紅のルビーを埋め込んだ
究極の宝物・・・クリムゾン・ハート。
それはかつて何者かによって盗み出され、
それ以来歴史の闇に消え去ってしまった。
そして現代。
ルビーと首飾りのそれぞれの所有者、アジアの闇社会を
牛耳るプラムックと、かつてアルセーヌ・ルパンの
相棒だったドーソンは、互いの秘宝を狙い合っていた。
プラムックはドーソンを暗殺して首飾りを入手、
クリムゾン・ハートを完成させた。
ドーソンの遺志を継ぎ、ルパン三世は秘宝奪還を誓う。
なんて楽しい映画!。
きっと出演者は楽しかっただろうな!。
「オレ、るぱ~~~んしゃんせぇぇ~」とか、
「拙者、五右衛門でござるよござるニンニン」とか、
「ワシが峰不二子なのだ!これでいいのだ!」とか、
役になりきって楽しめた撮影だと思われる。
記念になってよかったなぁ。
つくづく、漫画・アニメの実写化のムズカシサを
思い知らされる。…ってーか、「ルパン三世」を
実写化するつもりなんてなかったんじゃねぇの?。
そう思わざるを得ない。
これ「ルパン三世」ではなくて、
「このチャーハンがウチで食えたなら一味の大冒険」
というオリジナルストーリーなら、まだ見られた。
スタッフは撮影してる最中に「コレじゃない…」と、
誰一人感じなかったのだろうか。
演ってるほうは楽しくて仕方ないだろうが、
見ているこちらは腹立たしくて仕方ない。
ラストのエンディング、漫画チックに撮られた映像を、
物語冒頭に持ってきて、ツカミにしたほうが、
作品評価が2%ぐらいあがった気がする。
とにかくこれは近年稀にみる、
「お金のかかった学芸会」。
評価 ☆☆☆☆☆
2020-03-07 12:00
nise!(17)