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「アメイジング・スパイダーマン」2012 [映画・洋画]

アメイジング・スパイダーマン.jpg
〔2012年/アメリカ/コロンビア ピクチャーズ〕




ピーター・パーカーは、ちょっとサエナい高校生。
正義感は強いが、女子にはモテない。

両親は彼が幼いときに謎の失踪をとげ、
それ以来、ベンとメイの伯父夫婦に育てられてきた。
ある日ピーターは父の消息を探るため、
オズコープ社で遺伝子を研究するコナーズ博士を訪ね、
実験中の蜘蛛に首筋をかまれてしまう。

翌日、ピーターの人生は激変する。
蜘蛛のように自由自在に動き回れるパワーとスピード、
超感覚で危険を感知する "スパイダーセンス"を
身につけたのだ。

ピーターはその能力で悪と闘い、
"スパイダーマン"と呼ばれるスーパーヒーローとなった!




「スパイダーマン3」の公開が2007年。
本作は2012年製作。これだけ「間」があけば、
さぞかし技術も進み、さらにすばらしい蜘蛛男の
世界を見せてもらえるのだろう!・・・、
期待に震えてスイッチオン!

・・・アレ?おもしろくない。

ストーリーはまた最初から仕切り直しか。
もう定番の蜘蛛に噛まれて、スパイダーマン誕生。

2000年代初頭のCGがまだこなれていなかった時代の
ほうが画面に「爽快感」があったぞ。

スパイダーマンも確実に「ヒーロー」然としていた。
画面は綺麗なのだが、どうにも入り込めない。

だが、過去作から踏襲しなくていい部分を、
しっかり学習し、受け継いでいる。
それはヒロインがトンデモ女で、観客側からは
どうにも好きになれない。
なのに主人公のピーターは、そんな女に惹かれている。

そして一番気に入らないところは、
近年の映画によく見られる演出で、
一度物語がハッピーエンドで終わりかけた瞬間、
新たな敵の存在が観客に見せ付けられる・・・。

そう、「続編ありき」で作っているから、
この第一作で全力を出し切っていないのだ。

これ以上の物はもう作ることができない!
自信作だ!見てくれ!!

こういう製作者の意気が感じられない。

まだまだ、おもしろくなる部分は取ってあるよ~、
次も必ず観てね~。そんな感じだ。

世間的な評価は非常に高い作品なのだが、そのような
理由で私の評価は辛口とさせていただく。激辛である。




■本編出演 アンドリュー・ガーフィールド、エマ・ストーン、
 リス・エヴァンス、デニス・リアリー、マーティン・シーン、
 サリー・フィールド、イルファーン・カーン、
 キャンベル・スコット、エンベス・デイヴィッツ、
 クリス・ジルカ、マックス・チャールズ、
 C・トーマス・ハウエル、ジェイク・キーファー、
 ハンナ・マークス、ジル・フリント、マイケル・マッシー、
 スタン・リーさんほか。




評価 ★☆☆☆☆


nise!(17) 

nise! 17