「Believe－君にかける橋－」第1話 2024

〔2024年/日本/アズバーズ〕




■第1話　生きるため、俺は誰を信じるのか

橋づくりに情熱を燃やす大手ゼネコン「帝和建設」の
土木設計部長・狩山陸は、東京都が心血を注ぐ
一大プロジェクトに従事。多くの人の夢を乗せた
「龍神大橋」を完成させるため、数年にわたる
奮闘の日々を送ってきた。

ところがある日、龍神大橋の建設現場で、
大人数を巻き込む事故が発生してしまう。

万全の注意を払って橋を設計した狩山が
言葉を失う中、事態はさらに予期せぬ方向へと
舵を切り始める。




どこに出ても、なにを演ってもキムタクと揶揄される
事の多いインスタ芸人木村拓哉さんが次に挑戦するのは、
なんと「受刑者」（！）

所属プロダクションが傾くと役柄も地に向かって
堕ちていくのか…次はもう天王寺の駅でダンボール敷いて
転がるホームレスしかないじゃないかと内心心配して
いたが、どっこい！これがおもしろかった！

多分に大迫力に進化したＣＧ技術による橋の陥落場面、
周りを囲む芸達者な役者の起用によるところが大きい
のかも知れないが、キムタクはキムタクのまま、
座長として光輝いている。いや、正しくは輝かせて
もらっている。

劇中、いきなり発情したように脱走を試みる場面が
ある。看守たちを次々になぎ倒し、一目散にドアに
走り寄る。しかしドアには鍵が・・・。

「鍵を…鍵を開けてくださぁ～い！！」

あたりまえである。

脱走できる見込みがあって、走り出したのでは
なかった！ただ、キムタクのすばらしいアクションと
キム卓越した身体能力をここらへんで視聴者に
見せておこうとした、アッピールなのだろう。

「あしたのジョー」における豚にまたがった
トンズラ大脱走のほうが、まだ計画性がある。

意外にも「次が見たい」と思わされてしまった。
この勝負、キムタクの勝ち。




■番組出演　木村拓哉、山本舞香、一ノ瀬颯、小日向文世、
　斎藤工、岩谷健司、尾花かんじ、上川隆也、濱田龍臣、
　一ノ瀬ワタル、持田将史、小野武彦、尾上寛之、生津徹、
　鬼塚俊秀、谷口翔太、小松健太、榎木薗郁也、小川智弘、
　鈴木紀進、佐藤太助、天海祐希、市川知宏、さかたりさ、
　澤井梨丘、近藤公園、彩輝なお、片山友希、山崎潤、
　北大路欣也、賀来千香子、竹内涼真、堀丞、中込博樹、
　中脇樹人、松本実、仙波恵理さんほか。




評価　★★★☆☆

「アンメット ある脳外科医の日記」第2話 2024

〔2024年/日本/カンテレ/MMJ〕




■第2話　左の感覚失った少年…日記にはない秘密

三瓶の助手として、記憶障害のミヤビが手術に
参加したことは大きな波紋を呼び、ミヤビの
主治医である大迫は院長の藤堂に猛抗議。

そんななか、サッカー強豪校でエースの亮介が
試合中に倒れ運ばれてくる。検査の結果、
亮介には身体の左側の感覚を全て失う
“左半側無視”という後遺症があると判明。

まっすぐ歩くこともままならない亮介だが、
それでも全国大会出場を目指し懸命にリハビリに励む。
ミヤビはそんな亮介に寄り添うが、やがて
“つらい現実”を亮介に伝えなければならなくなる…。




冒頭、先週無許可でミヤビに手術をさせた事を
叱責する井浦新先生。・・・当然だよな・・・と、
思っていたら、なにかあればミヤビが医者で
いられなくなるかも知れないんだぞ！と。

・・・えぇっ・・・自分らの保守ばっかりかよ・・・。
患者の立場はどうなるんだよ？
脳に障害のある先生に自分の手術をしてもらいたがる
患者がはたしてどのぐらいいるのか・・・。


しかし・・・目につくのが、この・・・

若葉竜也という役者。

これが演技だとしたら大したもんだよ。
小汚いうえに愛想なし、不潔極まりない。
すごい演技力だな・・・と思っていたら、
どうやら「地」らしい。

番組開始前に所謂プロモーションというヤツで、
フジテレビ系の情報番組やバラエティーに
顔を出していたが、終始不機嫌なツラがまえで、
そんなにイヤなら出てくんなよ！という印象。

なんでも幼い頃から大衆演劇の一家で、チビ玉と
呼ばれてチヤリホヤリされてのほほんと暮らして
きたらしい。

やはり子役上がりは、えなりかずきさんのように、
ピンピンぴん子に可愛がられて鍛えられないとダメだ。

番組終了直前にこんな薄汚い男から、
夜遅くに呼び出され、

ボクと先生は婚約していました。


な～～～んて言われたら、
杉咲花でなくてもかなりのショックを受けるわ！
もう死んだ方がマシかなと思えるレベル。

いや、待てよ。
この手法・・・使えるな。
もしも泉里香さんが記憶喪失になったり、脳に障害を
負ったりしたら真っ先に知らせてほしい。
すぐに飛んで行って、
「ボクと里香さんは婚約していました」と告げるから。

今回サッカー少年の話がメインだったハズだが、
あまりにチビ玉が小汚すぎて記憶に残らず！




■番組出演　杉咲花、若葉竜也、岡山天音、生田絵梨花、
　山谷花純、尾崎匠海、INI、中村里帆、安井順平、野呂佳代、
　千葉雄大、小市慢太郎、酒向芳、吉瀬美智子、井浦新、
　風間俊介、中村映里子、島村龍乃介さんほか。




評価　★★☆☆☆

「ひとの不幸は蜜の味」第2話 1994

〔1994年/日本/テレパック〕




■第2話「その結婚待った！」

売れっ子の少女漫画家・繭子は担当の編集者、
小田切のマンションを訪ね結婚を迫る。
小田切にとっては突然の事で頭の中がまとまらない。

しかも繭子はすぐにでも同居をするつもりでいる。
義母の小百合は、早速編集部へ小田切を訪ねる。
結婚式の日取りなどどうなっているのか、
というのだが、小田切にとっては正に寝耳に水の話。



いよいよピン子の本領発揮。
前回、しのぶをひっぱたいたのに続き、
今回は出会いがしらに村田雄浩にビンタ！
こんな暴力的なキャラクターがホームドラマに
かつて存在したであろうか。

きっと、えなりかずき氏にも理不尽な
「演技指導」を繰り返していたんだろうなぁ・・・。
「アンタ！子どものクセにおにぎりみたいな
頭してんじゃないよ！」
「アンタ！子どものクセに老けすぎなんだよ！」
とか。昭和～平成だから、当然手も出してただろうな。

ピン子は「かわいがってた」つもりだろうけれど。

それにしても村田雄浩がこれほどまでの
モテキャラというのが納得できない・・・。

「…来ちゃった…」

これって、昔ひょうきん族で明石家さんまさんと
反社のやってたコントだわな・・・。




■番組出演　大竹しのぶ、泉ピン子、清水美砂、相楽晴子、
　村田雄浩、村井国夫、高橋克典、石井愃一、増田未亜、
　猫背椿、山口理、平賀美保子、藤井映子、水柿純子、
　武藤雅美、伊藤由紀子、島地達、斎田基樹、西宮充記、
　三枝慎、井出亮、田中寧、滝沢涼子、久保晶さんほか。




評価　★★★☆☆

「ひとの不幸は蜜の味」第1話 1994

〔1994年/日本/テレパック〕




■第1話「ママ母登場」

かつて一世を風靡した人気少女漫画家、
くればやし繭子。近年は往時の勢いはなく
落ち目気味。そんな繭子のもとへアシスタント
としてやってきたのは、漫画家を目指し出版社に
原稿の持ち込みを繰り返していた野中里子。

繭子がホームパーティーを開催している所に
突如現れた喪服の女の正体は・・・？！




1994年（平成6年）のテレビドラマが令和の時代に
いきなり、東京MXテレビで早朝再放送。
多分、同じテレパック制作の「ありがとう」の権利
購入時に押し売られたのではなかろうか。

しかし再放送、ソフト化もされていない作品のため、
録画をお願い（強制）する。早朝放送なので、
なんらかの事件事故で録画失敗をしないように、
リアルタイムで起きて録画するようにお願い（強制）
タイマー録画は厳禁とした。

中盤まで普通のライトコメディーとして展開されており、
泉ピン子さんの入るスキがないではないか、
これで充分じゃないか・・・と思っていたら、
突然、パーティーに乗り込んで来た喪服の女こそ、
泉ピン子！！位牌と遺骨持参！いきなりしのぶにビンタ！

やはりホームドラマには泉ピン子は最終兵器として、
必要不可欠であった・・・。恐るべし・・・。


そんなピン子に対抗すべく全力ハイテンションな
しのぶ！全編に渡り、手の付けられないキチガイ芝居！


番組冒頭、暗闇の中、顔もほぼ映らず関西弁で
がなり立てるガラの悪い女・・・彼女こそが、
今や関西では押しも押されもしない重鎮となった
ハイヒール・モモコさんである。

現在のチキチキジョニーさんあたりのポジション
だったろうか・・・。

次回予告も余さず放送。
「次週」という部分も無修正なのがエライ！




■番組出演　大竹しのぶ、泉ピン子、清水美砂、相楽晴子、
　村田雄浩、村井国夫、高橋克典、石井愃一、増田未亜、
　猫背椿、山口理、平賀美保子、藤井映子、水柿純子、
　武藤雅美、伊藤由紀子、島地達、斎田基樹、西宮充記、
　三枝慎、井出亮、ハイヒール・モモコさんほか。




評価　★★★☆☆

「肝臓を奪われた妻」第4話 2024

〔2024年/日本/オフィスクレッシェンド〕




■第4話「純愛…の前に、強烈新キャラ登場！」

玉木から何とか逃れた優香。情けなさから、
心配して来た小栗にキツく当たってしまう。
そんな中、優香の前にダンディーなイケオジ、
黒田が現れる。




第3話、第4話と見続けてはいるものの、進展がない。
第2話までは「復讐劇」だったものの、その後元旦那の
妹カップルもなし崩しに元のサヤに納まってるし、
元旦那の妻も浮気相手と金で釣りながら続いてる。

そんな状況を打破するかのように登場した新キャラクター！
原田龍二！投入されたのは不倫騒動も記憶に新しい
「イケオジ」だそうだ。

しかし、その登場がいきなりすぎる。
どこからこんなオッたんが湧いて出たのか？

そして、優香の事情をすべて知りつくし、
復讐に力を貸してくれるらしい。

ちゅうか、そんな重要なキャラクター、
扱いがザツやねん。どこで優香と知り合ったかと
言えば、花屋の店先で急に心臓発作を起こし、
優香が救急車を手配して、あなたは命の恩人だ！

これがふたりの出会い。

で、それだけの間柄なのに、優香は自分の事情を
全部話したらしい・・・。普通、話しません。

で、ここまでの出来事がすべて「回想扱い」
ココ！かなり重要だと思うのですが、やはり扱いがザツ！

不倫騒動を起こした芸能人に対する罰ゲームなの？！

やはり大して物語も進まず、来週につづくのであった。




■番組出演　伊原六花、戸塚純貴、加藤千尋、水崎綾女、
　田村健太郎、近江晃成、宮地雅子、山下裕子、櫻井淳子、
　猫背椿、桐山漣、飯田基祐、夏生大湖、塚尾杏樹、
　原田龍二さんほか。




評価　★★☆☆☆

「ミス・ターゲット」第1話 2024

〔2024年/日本/MMJ〕




■第1話「結婚詐欺師、婚活する」

朝倉すみれは、数々の悪い男から大金を
巻き上げてきた結婚詐欺師。

狙った「的」を決して逃さない
“ミス・ターゲット”として暗躍しているが、
そんな彼女が突然、結婚詐欺から足を洗って
本気の婚活を始めると宣言！

男の基準はズバリ“金”、信じられるのは
福沢諭吉という詐欺師の価値観が染み付いた
すみれが意気揚々と婚活市場に乗り込むが…。




伝説の結婚詐欺師・ミス・ターゲット。

狙う相手は悪いヤツばっかり。
なので、被害届けが出せない悪党揃い。
でも、なぜか警察には彼女の資料が存在し、
ダイリングされ、刑事は常にそれを眺めている・・・。

おかしいな。
誰も被害を訴えていないのなら詐欺は成立しない
ではないか！・・・などとヤボな事は言いっこなし。

これはキューチーハニー並みの七変化を魅せる、
「松本まりかさんを愛でるドラマ」である。
それ以上、それ以下の何者でもない！

奇跡の35歳（役の上）（実年齢39歳）を心して堪能！




■番組出演　松本まりか、上杉柊平、鈴木愛理、川西賢志郎、
　小槙まこ、田中真琴、八嶋智人、筒井真理子、沢村一樹、
　白石美帆、後藤剛範、肥後克広、寺門ジモン、浅利陽介、
　工藤美桜、椿鬼奴、奥山かずさ、久保田悠来、白石美帆、
　岩城滉一さんほか。





評価　★★★☆☆

「アンチヒーロー」第2話 2024

〔2024年/日本/TBSテレビ〕



■Episode 2 -拒絶-

町工場の社長殺害事件。
検察が提出した新証拠に揺れる公判。

しかし、弁護士の明墨正樹は過去の
殺人事件の裁判記録を調べ上げ、ある仮説を立てる。
一方、弁護士としての正義に揺れる赤峰柊斗は、
拘置所にいる被告人の緋山啓太に会いに行く。

緋山は本当に無実なのか、それとも…。




・・・爽快感がない。

なぜならば、今回社長殺しの容疑で捕まった男は、
殺人を犯していた。クロだったのだ。

検察側が証人に証言を強要させたり、
DNA鑑定結果を捏造したスキをアンチヒーローが
突つきまくり、クロをシロにした。

いくらパワハラ社長だったとはいえ、殺人である。
それがシロになったのだ。爽快痛快なワケがない。

いまのところ、長谷川博己さんの演技力だけで
持っているギリギリの危ないドラマ。
なぜ鈴木京香さんと別れたのだろう…。もったいない。





■番組出演　長谷川博己、北村匠海、堀田真由、大島優子、
　林泰文、山下幸輝、近藤華、一ノ瀬ワタル、馬渕英里何、
　馬場徹、井上肇、山本浩司、須田邦裕、吉永秀平、
　前原瑞樹、北尾いくと、相田雄一郎、中井和哉、
　平田広明、緒形直人、岩田剛典、細田善彦、木村佳乃、
　野村萬斎、江藤愛さんほか。




評価　★★☆☆☆

「おいハンサム!!2」第2話 2024

〔2024年/日本/東海テレビ/日本映画放送〕




近所に住むミチルは人気洋菓子店の店主・通称、
“ムッシュ”に夢中で千鶴に結婚宣言をする。

仕事は絶好調なのに恋愛は絶不調の由香は、
かつて告白してフラれた男と再会、対処法を
元カレの大森に相談する。

里香は同級生に食事に誘われるが乗り気になれない。
重大な浮気疑惑のある婚約者・ユウジと
距離を置いた美香は変なものや変な女と出会う。
パッとしない三姉妹のために、少しウザいが
強いパパ・源太郎が立ち上がる！




いや、もう、あらすじだけを読んでもこのドラマは
なんなんだ？としか思えないのだが、今回この家の
ハンサムなパパがハンサムな理由がわかった。

パパの会社に雇われている男の清掃員さんがいる。

社員たちは皆、この清掃員を人として見ていない。
なので、同じエレベーターに乗り合わせても、
社員同士がいきなり、おっぱじめる（画像1）

唯一、パパだけがこの清掃員さんを気にかけている。
今回も「最近、元気がない」と食事に誘う。

食事の席で、清掃員は告げる。

「伊藤さん（パパ）だけが、重松さんと名前で
呼んでくれる」と。

ハンサムとは、見た目や雰囲気だけの問題ではない。
周りへの区別する事ない気遣い、生き方がすでに
「ハンサム」なのである。本当にカッチョイイ。

なのに、あぁそれなのに、娘の育て方は間違えたようだ。
三人が三人ともに難あり。
父も母も常識人なのに、娘は三人揃って、常識がない。
姉の元カレには苗字呼び捨て。
その元カレが手土産に持参したケーキは、お礼を言う前に
「…かぶった」

いくらすでにケーキを家に買ってあるとは言え、
思った事をすべて口にしてしまう。

三女もカレー作成中に同棲男と喧嘩をおっぱじめて、
カレールーのルー「だけ」を持って実家に帰って来る。

同棲男が、せめてルーだけは置いて行って！、
野菜の水煮になっちゃう！！と懇願しても、
振り切ってルーを持ち帰る。どこまで根性が悪いのか。

毎回繰り広げられる伊藤家の家族会議なんか、
何の役にも立ってないではないか。

「バキューンですよ！」






■番組出演　吉田鋼太郎、木南晴夏、佐久間由衣、武田玲奈、
　MEGUMI、浜野謙太、太田莉菜、野波麻帆、藤田朋子、
　ふせえり、富田靖子、高橋克典、須藤蓮、光宗薫、
　久保田悠来、桐山漣、逢沢りな、瀬戸利樹、松田るか、　
　藤原竜也、高橋克典さんほか。




評価　★★☆☆☆

「地獄の花園」2021

〔2021年/日本/ソケット〕



平凡なOL・田中直子の職場は、裏では社内の
派閥争いを賭けたヤンキーOLたちによる喧嘩が
日々勃発していた。

直子の職場である三富士株式会社では、
佐竹紫織と神田悦子を下し、安藤一派の長である
安藤朱里がトップを制していた。

しかし直子はそんな事を気にせずに生活していた。

ある日、中途採用された元カリスマヤンキーのOL、
北条蘭は圧倒的な喧嘩の強さから、たちまち会社の
トップに立つ。これをきっかけに、全国のヤンキー
OLたちが直子の会社に集っていく。

ひょんなことから北条蘭と親しくなった直子も
その争いの渦中に巻き込まれていく…。





あぁ、なんだか「翔んで埼玉」っぽい・・・。
と、見はじめる。

仁義なき戦いが繰り広げられ、ムショ帰りのOLが、
子分のOLたちに出迎えられたりとハチャメチャな
設定だが、そもそも他社のOLを道端で半殺しにして、
逮捕されたモンが元の会社に受け入れられてるのも
どうなんだ？

それらがすべて、社内の出来事。
勤務時間内での出来事である。

豪華なキャストを揃えて、撮り方で魅せることは出来る。
しかし、中身がない。

天下のワーナーブラザーズがこれを配給しているという
事実に邦画界の凋落を思い知らされる。

本編も終了直前までは「ネタ映画」「バカ映画」と
割り切ってみればおもしろいのだが、最後の最後、
女には彼氏が必要、彼氏のいない女は負け組！
というオチがついてしまった。これはいただけない。

勝村政信、松尾諭、丸山智己、遠藤憲一さんらに
メイクを施し「オンナ」と言い切らせる。

これってオモシロイでしょ？！
サイコーでしょ？！という出演者に
オンブにダッコ、おまかせしちゃった
時点でこの作品は終わっていた。

誰だよ、こんな男目線で脚本書いてるヤツは・・・。
今は令和だぞ、OLなんて言ってる時代じゃねぇよ。

と、クレジットを見れば、バカリズムさんの脚本か。
芸人は芸に精進すべきだと思われる。
テレビ、映画で重宝されて、本作では友情出演まで
果たしているが、とてもじゃないが劇場にかけられる
レベルではない。昭和時代なら「月曜ドラマランド」だ。




■本編出演　永野芽郁、広瀬アリス、菜々緒、川栄李奈、
　大島美幸、勝村政信、松尾諭、丸山智己、遠藤憲一、
　小池栄子、ファーストサマーウイカ、近藤くみこ、
　かなで、室井滋、中村ゆりか、伊原六花、菅野莉央、
　青山めぐ、森カンナ、日比美思、大西礼芳、塚本小百合、
　石川萌香さんほか。




評価　★★☆☆☆

「９ボーダー」第1話 2024

〔2024年/日本/TBSスパークル〕




■第1話　19才29才39才…大台目前の3姉妹！
幸せになりたいだけなのに
（サブタイトル、長げぇよ！）

飲食業のトータルプロデュース会社で働く
２９歳の大庭七苗は、最年少でブランド戦略部の
副部長に抜擢された、仕事ができるしっかり者。

しかし、キャリアアップによって雑務が増え、
大好きだったクリエイティブな仕事が遠ざかり、
こんなはずではなかったと思うこともしばしば。

しかも、仕事に打ち込むあまり恋愛からも
遠ざかっており、気づけば周りがみんな結婚して
家庭を持つ状況に、なんとも言えない
やりきれなさを抱えていた。

そんな中、実家で銭湯を営む七苗の父が突如失踪した。
それを機に、夫と４年もの間別居生活を送る
３９歳の長女・六月と、高校卒業後、浪人生と
いいながらダラダラと目標もなく過ごしている
１９歳の三女・八海、そして２９歳の七苗という
大台目前の３姉妹が１つ屋根の下に集結し、
父の行き先に思いを巡らせる。

こうした中、七苗はバルで働くコウタロウに出会う。
ある事情を抱えているコウタロウを最初は不思議に
思う七苗だったが、次第に心惹かれていき…。




今シーズンのドラマの女は皆、なぜにこうまで
男に飢えているのだろうか・・・。
男なしでは生きていけないのか、
男なしでは呼吸すらできなくなるほどの体質なのか。

そういう設定にしないと物語が展開しないので、
ある程度は仕方ないのだが、三姉妹各自男絡みの
問題を抱えている。

ひとりぐらいもっとサバッとした女性がいても
いいんじゃないか？

この松下洸平さんという俳優。
割と有名な人なのだな。
あまりにもセリフ回しがたどたどしいので、
また韓国系の俳優、呼んできやがって…と思ってたら。

訳アリはいいのだが、飲み屋の玄関に雨の日に
倒れていた記憶喪失の男なんか、普通に考えて
住まわせたり、雇い入れたりするか？

まずは家族が捜索願を出してるかも知れないのだから
警察に届けるだろうよ？
昭和時代なら「アフタヌーンショー」に出演させて、
ブラウン管から呼びかけるのだが、今は個人情報の
守秘義務の観点から、無暗に家出人捜索も出来ないし、
第一、ブラウン管テレビがお茶の間にない！
あぁ、お茶の間自体がないか。

そんな不自然な展開と設定に軽くめまいを起こしつつ、
来週もまた見るのであった。

なぜって？それは今、イチオシの女優、
内田慈さんが出てるから。





■番組出演　川口春奈、木南晴夏、畑芽育、木戸大聖、
　井之脇海、山中聡、伊藤俊介、オズワルド、内田慈、
　岩谷健司、箭内夢菜、塩野瑛久、兵頭功海、奥村佳恵、
　矢崎広、高嶋菜七、三河悠冴、YOU、松下洸平さんほか。




評価　★★☆☆☆