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「不適切にもほどがある!」第6話 2024 [テレビドラマ令和]

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〔2024年/日本/TBSスパークル〕
「松村雄基です」


■第6話「昔話しちゃダメですか?」

EBSテレビでカウンセラーを続けている市郎のもとに、
渚が同期の羽村由貴を連れてやってきた。
憧れの大物脚本家・エモケンこと江面賢太郎と
ドラマを作ることになった羽村だが、
その打ち合わせでの出来事に悩んでいるという。

そこで、市郎は羽村とエモケンとの打ち合わせに
同席することに…。一方、純子はなかなか家に
帰ってこない市郎のことが気になっていた。

そんな中、市郎と純子の運命を知った秋津が、
純子と会いたいけど会うのが辛くて昭和に
戻るのを嫌がる市郎をある場所へ連れていき…。




父親としてツライわな。
あと9年後に自分も娘も死んでしまうのを
知ってしまった。

どんな顔して娘に会えばいいんだ?

秋津はカンタンに、(運命を)
「変えちゃえばいいじゃないですか」と
言うけれど、ヘタにいじくると渚が生まれてこなく
なる未来になってしまう。

思うのだが、この父娘の亡くなる原因。
突然の事故とかならいいのだが、
実際に起こった阪神淡路大震災なんだなぁ。

これだけ時間が過ぎたから、当事者たちの傷は
もう癒えたと思われているのだろうか。
あの時、家族を失い生き残った方々はもうすっかり
忘れて前を向いて生きているのだろうか。

それは「否」であろう。
何年、何十年経とうがいきなり家族を知人を
失った傷みはこの先もきっと消える事はない。

ただ、いない事に少し慣れてしまっただけ。

テレビニュースで津波の映像が流れる前に、
「この後、津波の映像が流れます。ご注意ください」
的なテロップ、お断りが入る時がある。

それと同じく、このドラマでももうすぐ、
阪神淡路大震災が起きてしまう・・・と、
フラッシュバックを起こす方もおられるのでは
ないだろうか。

父娘の死因を不慮の事故、クイズ番組で香港マカオの
旅が当たって、サルガッソー海か、バミューダ海域で
突然、飛行機が消息を絶った・・・!など、
架空の出来事に設定したほうが、よほど「不適切」じゃ
なかったのではなかろうか。

最終回が近づくにつれ、どのような締め方を
してくれるのか、宮藤官九郎先生の手腕が問われる。





■番組出演 阿部サダヲ、仲里依紗、磯村勇斗、吉田羊、
 河合優実、坂元愛登、三宅弘城、袴田吉彦、中島歩、
 山本耕史、古田新太、木下晴香、咲妃みゆ、菅原永二、
 沼田爆、板倉俊之、宮崎吐夢、池谷のぶえ、中村靖日、
 トラウデン直美、中野周平、袴田吉彦、蛙亭、八嶋智人、
 柿澤勇人、山本耕史、牧島輝、永野宗典、秋山竜次、
 山本博、福室莉音、錦戸亮、矢作兼、大沢悠里、
 ファーストサマーウイカ、松村雄基、櫻井健人、
 守谷日和、ぱーてぃーちゃん、池田成志さんほか。





評価 ★★★☆☆
nise!(19)