「ミギとダリ」第9話 コロスコロスコロスコロスコロス 2023

〔2023年/日本/GEEKTOYS × CompTown〕




瑛二はなぜ自分を助けたのか？　

その理由を知るため、今度はミギがサリーの
変装をして瑛二の家を訪れる。
瑛二はサリー（ミギ）に屋根裏部屋を案内し、
怜子や瑛二自身の秘密について、
そしてそのせいで秘鳥に身の危険が迫っている
ことを伝える。

だが二人が話している様子は怜子にも見られていた！　
怜子の異様な雰囲気に思わず後ずさりするミギ。
その瞬間、ミギは怜子の恐るべき本性を
目の当たりにする。




物語は急展開。
瑛二は急にいいひとキャラに変化。
そして瑛二の母は本性を現わす…というか、
ただのキチガイ。

コロスコロスコロスコロスコロスとつぶやきながら
訪れたミギとダリの養父母にいきなり薬を盛り、
あっさりミギとダリがふたりでひとりを
演じていた事を看破！

殺害1秒前・・・！というところに
割って入ったのが家政婦、ハウスキーパーのみっちゃん！

ハタキを武器に瑛二の母と一大アクションを繰り広げる
みっちゃん！この作品の主役は彼女だったのではないか！？
そう思わせるほどにカッチョイイ！最大の見どころ。

ミギとダリが並んでいるところを見ても動じない。
それどころか「ひとりくんズ」と新しいユニット名で
呼ぶ・・・！？ん？ひょっとしてみっちゃん・・・。

ミギとダリがふたりでひとりなのを、
はじめから知っていたのか・・・？

しかし、ひとりくんズを逃がすため、瑛二の母に
背後を奪われ、あっさりクビを出刃包丁で・・・。

今までののんびり具合が、この1話で
いきなり火曜サスペンス劇場と化してしまった。

この急展開には少々無理を感じるが、
みっちゃんの心意気に免じて甘めの採点。




■番組出演　堀江瞬、村瀬歩、三石琴乃、松山鷹志、
　浅沼晋太郎、武内駿輔、河西健吾、諸星すみれ、
　斉藤貴美子、朴璐美、川島得愛、関根明良さんほか。





評価　★★★☆☆

「ミギとダリ」第8話 ふたり≠ひとり 2023

〔2023年/日本/GEEKTOYS × CompTown〕




サリーの正体がダリの女装であったことを知り、
ショックを受けたミギは、ダリから逃げるように
秋山の家に転がり込む。

ダリは復讐のためにミギを連れ戻しに来るが、
ミギは復讐にとらわれずに自由に生きることを
決意する。すれ違っていくミギとダリ。

残されたダリは一人でも復讐を果たすことを
亡き母に誓い、ハロウィンの仮装大会を
復讐の舞台にすることに決める。




基本的に本作は「復讐劇」であり、
少年たちはふたりなのに、ひとりのフリをして
一般家庭に侵入し、復讐相手の殺害を最終目的と
している。すべては母親の仇討のためである。

しかし、ここでふたりの間に不協和音が鳴り響く。

ミギは復讐から降りると言う。

ダリはひとりでもやってみせると、
ハロウィンパーチーで罠を仕掛ける。

そのための仮装が・・・「蚊」である。
（画像参照）

サスペンス＆ミステリー、そしてコメディ。
これらが絶妙なバランスのもとに成り立っている。
・・・のだが、少々中途半端。
無理にコメディ要素を入れて、笑わせようと
しているのが透けて見える部分が気になる。





■番組出演　堀江瞬、村瀬歩、三石琴乃、松山鷹志、
　浅沼晋太郎、武内駿輔、河西健吾、諸星すみれ、
　斉藤貴美子、朴璐美、川島得愛、関根明良さんほか。





評価　★★☆☆☆

「ミギとダリ」第7話 おばけじゃなかった 2023

〔2023年/日本/GEEKTOYS × CompTown〕





自分たちの母親を殺したのは瑛二だった！？
　
その真相を確かめるため、ダリはサリーに変装をし、
単独で瑛二に近づき始める。予想通り、瑛二から
情報を入手していくダリ。

一方の瑛二は自分がサリーに心惹かれていくことに
戸惑いを覚えるのだった。 そのころミギはサリーに
渡したイルカのペンダントの片割れを偶然見つけ、
この学校にサリーがいることを確信する。

恋心に動かされたミギは、サリーを見つけるべく
校内の捜索を開始する。





母殺しの犯人を確信したのはいいけれど、
ダリの女装はクセになってしまったようだ。
またしても披露した上に、上の画像のように
男×男でこんなシーンを・・・。

こーゆーのが嬉しい層も一定数いるのだろうから、
ファンサービスというところか。
こちとらまったく興味はないが。

そしてついにミギがサリーの正体に気付く…！
というところで次回につづく。

もう半分の話数を消化したけれど、この調子で
完結まで持っていけるのか？第２シーズンに
つづく！となってしまうのか。





■番組出演　堀江瞬、村瀬歩、三石琴乃、松山鷹志、
　浅沼晋太郎、武内駿輔、河西健吾、諸星すみれ、
　斉藤貴美子、朴璐美、川島得愛、関根明良さんほか。





評価　★★☆☆☆

「豚のレバーは加熱しろ」2023

〔2023年/日本/project No.9〕




豚のレバーを生で食べて倒れた俺は、
異世界(メステリア)で豚になっていた！　

助けてくれた小間使いの美少女ジェスは、
心を読む能力をもつイェスマという種族らしい。
元・眼鏡ヒョロガリクソ童貞である俺の
だだ漏れの欲望に、はにかみながらも
応えてくれるジェス。

ちょっと待て、どうしてそんなに
優しくしてくれるんだ……！？





わかった。
令和のアニメ制作現場が疲弊している原因がわかった。

しなくていい仕事をしているからだ。

第1話「豚のレバーは加熱しろ」
このタイトルに惹かれて見はじめる。
人生でこれほどムダにした25分はないと思えるほど、
無駄な25分間であった。

また「転生もの」である。

生まれ変わったら〇〇だった！どうしよう！
よくもまぁ、同じような設定を使いまわしして
製作者はどうして平気でいられる。

本作も生まれ変わって目覚めたら、美少女が
目の前に！しかもその美少女は無条件にオレに
尽くしてくれる！なんで？どうして？！

第1話というのはシリーズでも一番大事な回だと
思われる。視聴者に次回も見続けさせる使命がある。
映画でも上映開始5分が勝負だ。
いわゆる「ツカミ」で失敗すると、もうその作品は
駄作確定。

本作は25分かけて、目的もテーマも見えてこない。
この美少女がなぜ、ブタに尽くすのかも見えない。

謎は謎のまま次回への引きと考えているのだろうが、
今どきの視聴者はそんなに甘くない。1話切りである。
つまり、第1話で切り捨てる。もう見ないのである。

人手がない、製作が追い付かない、放映に間に合わない。

そりゃそうだろう、こんなあってもなくてもいい作品、
作ってるのだもの。無駄な鉄砲をこれだけ打ち続けたら
そりゃあ業界も疲弊するよ。

マトモな作品をマトモに作る環境から整えていかないと、
日本が世界に「ジャパニメーション」と誇れた時代は
過去のものになってしまう。

なんでもかんでも、美少女のもとに転生させれば
いいってもんじゃないよ。




■番組出演　松岡禎丞、楠木ともり、伊東健人、高橋伸也、
　富田美憂、相馬康一、能登麻美子、早見沙織さんほか。





評価　☆☆☆☆☆

「ミギとダリ」第6話 誰が親鳥殺したの? 2023

〔2023年/日本/GEEKTOYS × CompTown〕




引き続き一条家の探索を続けるダリ。
ミギは乳飲み子を完璧に演じることで、
一条家の秘密を引き出そうとする。

見事、五歳児になりきることに成功した
ミギだったが、唐突に矯正プログラムは終了し、
次の日には園山家に帰ることになってしまう。

このままでは一条家の捜索を続けることは
できなくなると焦る二人。だが諦めはしない。
まだ今晩やれることはあるはず。
二人は考えた末に、一条家の心情を揺さぶる
ある作戦を思い付くのだった…。




前回、忽然と姿を消した家政婦のみっちゃん。
誰もがその行方を案じているが、今回出番はなし。
家政婦は見たのか？見てしまったのか？
でも、今回その問いに誰も答えてはくれない。

さて、ミギとダリの母親＝親鳥を殺したのでは
ないか？と2人が疑惑を抱いた人間が2人も。
この家から現れた。果たしてどちらが、いや、
どちらもが犯人なのか？

急激にサスペンス色の濃い物語になってきたが、
まだこの作品の舞台が「日本」だとは馴染めず。

この馴染めない違和感がいいのかも知れないが…。
全13話とのことなので、ようやく半分消化。

来週が待ち遠しい・・・！・・・ほどではないな。




■番組出演　堀江瞬、村瀬歩、三石琴乃、松山鷹志、
　浅沼晋太郎、武内駿輔、河西健吾、諸星すみれ、
　斉藤貴美子、朴璐美、川島得愛、関根明良さんほか。





評価　★★★☆☆

「ビックリメン」2023

〔2023年/日本/シンエイ動画〕





ビックリマンシールのブームが過熱し、現金以上の
価値を持つようになっている世界。

ビックリマンチョコの運搬には現金輸送車並みの
厳重な警戒態勢を敷いている。そんな中、
白バイ警官に扮した犯人による強奪事件が発生。
これが伝説として伝えられる
「ビックリマン三億枚事件」である。

それから1年・・・。

高校生のヤマトはある日、キラシールの出現率が
高いことで評判のコンビニ「Angel Mart」と
その競合店「Devil Store」をそれぞれ拠点とする
コレクター同士の抗争に巻き込まれてしまった。

2軒のコンビニを拠点にコレクター仲間の勢力を
二分する運命の戦いはどのように決着するのであろうか？





こんなアニメが深夜に放送されているとは、
まったく知らなかった。東京ＭＸとＢＳ朝日のみか。
・・・知らないハズだよ！

本作のキャッチコピーが、
「これが令和のビックリマンだ！」

素直に「天使VS悪魔」のリメイクでよかったんでは
ないだろうか。コンビニVSコンビニになっていて、
その店長同士が天使VS悪魔のヘッド・・・みたいな
役割らしい。ややこしいな。

それにしてもキャラクターがカワイイのはいいが、
ビックリマン工場の推定年齢50歳ぐらいのオッたんの
瞳がキラキラしてるのはどうなんだろう。

また、現金以上の価値があり、皆がこぞって
コレクションしているシールを、

輪ゴム留めで持ち歩くのは「ナシ」だ。
こんなふざけたコレクターいない。

このアニメで知ったのだが、シールの上にシールを
重ね張りして戦闘力を高めて、友達と競う・・・
そんな遊び方があったのか。

そんな事した覚えがない。
1回台紙からはがしたらそれまでじゃないか。
はがさずにコレクションが昭和時代の小学生の
基本だったぞ。

1回目なのでまだどうにも馴染めない。
これからおもしろくなっていくのだろうか。




■番組出演　梶田大嗣、森嶋秀太、橘龍丸、種市桃子、
　小林ゆう、小西克幸、阿座上洋平、榊原優希、田丸篤志、
　保村真、梅原裕一郎、市来光弘、斉藤壮馬、小倉唯、
　宝亀克寿、斉藤壮馬、徳留慎乃佑、下野紘、里崎智也さんほか。





評価　★★☆☆☆

「ミギとダリ」第5話 ミジンコの歌 2023

〔2023年/日本/GEEKTOYS × CompTown〕




テストで一位を取ったことで、疑惑の一条家に
招待された園山一家。チャンスとばかりに
一条家をくまなく探索するダリ。

しかし瑛二の策略にはまり、ミギが捕らわれの
身となってしまう。監禁部屋に閉じ込められ、
乳飲み子教育を強いられるミギ。

しかしこの監禁部屋にはとある真実が隠されていた。
一方ダリは家政婦のみっちゃんと偶然再会する。
ダリはみっちゃんとともに一条家の秘密を
探ることにする。




登場した当初、ミギとダリ最大の脅威になるかと
思われた家政婦のみっちゃん。

いつの間にか、最大のバディとなり、一条家の
秘密を探り始めた。
やはり「家政婦」という職業は、市原悦子さんの
時代から勤め先の家庭の隠された秘密を知るのが
大好物とみえる・・・。

一条家には隠し部屋があり、そこにはミギとダリが
母親と幼少期に暮らした「ミジンコ柄」の隠し部屋が
存在した・・・。

母の死の原因はやはり、この一条家にある・・・！

相変わらずギャグとサスペンスが混在していて、
どこまでが本気なんだ？という描写が続くため、
物語に入り込めずに困っているのは私だけか？

教育＝しつけをしなおすと言っても、
画像のように赤ちゃんからリセットしようと言うのだ。






■番組出演　堀江瞬、村瀬歩、三石琴乃、松山鷹志、
　浅沼晋太郎、武内駿輔、河西健吾、諸星すみれ、
　斉藤貴美子、朴璐美、川島得愛、関根明良さんほか。





評価　★★☆☆☆

「ミギとダリ」第4話 おりこうさんになろう 2023

〔2023年/日本/GEEKTOYS × CompTown〕




出入りする家政婦のみっちゃんから、一条家に
ミジンコ模様の部屋があったことを教えてもらう
ミギとダリ。

一条家の息子である瑛二と仲良くなるために、
二人は学校へ通い始める。しかし瑛二と近づく
ためにはテストでいい点数を取り、
優秀なクラスへ入る必要があった。

なんとか成績を上げるために勉強を開始する
二人だったが、なんとミギは図書室でとある
女子生徒に一目惚れをしてしまう。




まず、この作品について大きな誤解をしていた事に、
第4話にして気づく。

「ミギ」と「ダリ」なんて名前に、出て来るお菓子が
「チェリーパイ」だったり、若き日の夫婦が洋館で
ヒーバーしていたりと、すっかり外国が舞台だと
思い込んでしまっていた。

本話のクラス分けの掲示板の名前がズラズラ並ぶ
シーンではじめて気付いた。

全員、日本名じゃねぇか！

慌てて調べるとやはり舞台設定は「神戸」だそうな。
・・・まんまとハメられた。

双子であっても、性格はまったく別物…というのは
わかるけれども、ミギが図書館で一目ぼれする
女の子は「ダリが女装した姿」

ダリはそれを利用して、秀才が集まる上級クラスに
編入するため「おりこうさん」になるように、
ミギをそそのかす。

どれだけ至近距離で見つめあっても気付かぬミギ。
…サスペンス風味ではじまり、復讐のために二人で
一人を演じているのに、どこからどう見てもギャグアニメ。

現時点では本作のテーマが中途半端なまんま。
そして、策略家のダリの性根の悪さが目立つ・・・。





■番組出演　堀江瞬、村瀬歩、三石琴乃、松山鷹志、
　浅沼晋太郎、武内駿輔、河西健吾、諸星すみれ、
　斉藤貴美子、朴璐美、川島得愛、関根明良さんほか。





評価　★★☆☆☆

「ミギとダリ」第3話 ともだちをつくろう 2023

〔2023年/日本/GEEKTOYS × CompTown〕




母の死の真相を知るために、ミギとダリは
いよいよ本格的に動き始める。

手掛かりとなるのは、幼い頃に母と一緒に
暮らしていたときの部屋の記憶である、
薄暗いベッドの下とミジンコ模様の壁紙。

その部屋を探し出す方法として、友達として
家に呼んでもらう方法を思いつく二人。
友達作りのために早速ボーイスカウトに参加するも、
ボーイスカウトのメンバーからは友達になるための
ある条件を突きつけられる。




回りくどいな！遠い記憶を頼りにどこかの誰かの
部屋の壁紙を確認するために、友達をつくり続ける！

で、友達になったら一軒ずつあがり込んで目視！
とりあえず今回は2軒！
・・・いつ終わるんや、この作業。

どこまで真面目でどこからがギャグなのか・・・。
しかしミギとダリは至ってマジメに任務を遂行。


それよりも先日知ったのだが、本作の原作者、
佐野菜見先生、36歳にして病でアニメの放送を
待たずして亡くなっているんだな・・・。

無念だったろうな。人生とはなんと非情なのか。




■番組出演　堀江瞬、村瀬歩、三石琴乃、松山鷹志、
　浅沼晋太郎、武内駿輔、河西健吾、諸星すみれ、
　斉藤貴美子、朴璐美、川島得愛、関根明良さんほか。





評価　★★★☆☆

「ゾン100」第10話～第12話放送未定について

〔2023年/日本/BUG FILMS〕




いや～、なんやかんや言いながらも
毎週、「ゾン100」見続けてたんだよ。
ほかに見るもんないし。

最近、続きやってないよなぁ・・・と思ったら、
製作遅延のため、
第１０話～第１２話（最終回）放映未定ですって。

製作が遅れに遅れている・・・という話は、
漏れ伝わっていたが、まさかこんな事態に。

間に合わなくて、途中で総集編を挟んで、
自転車操業を繰り返し、オープニングが完成したのが
なんと第９話になってから！

あげくの果てに10月になっちゃって、後の新番組が
決まっているので、そちらを優先。
「ゾン100」は完成も放映も未定です、ご了承ください。

もうこれは「事故」だろうよ？

あまりにもアニメファンをナメきっていないか？
どうせファンだったら、後から商品化して、
「テレビ未放映話も完全収録！ここに完結！」とでも
すれば倍売れるぜ！とか思ってんじゃない？

その手法が通用したのは1980年代後半までの話。

今はもう「旬」を逃してしまえば、次々に新しい
作品に興味が移っていくため、見向きもされなくなる。

「鬼滅の刃」だって、もう一番いいタイミングを
逃してしまったと思われる。

あの最高潮の時期に完結まで持っていって、
劇場で感動のラストを！とやるべきだった。

そう考えると、昔の製作者＝メディアミックス＝、
角川書店ｘ角川映画の売り方って上手だったよなぁ。

本で売り、テレビでガンガンＣＭを流し、
劇場で映画、主題歌は爆売れ！、歌番組にも
どんどん出演させて全方向から責めまくったよな！

とにかく「ゾン100」は残り3話を残して、
もう放送されないんじゃね？
さすがにコレはないわぁ～。




評価　☆☆☆☆☆