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「ワンサくん」1973 [テレビアニメ昭和]

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〔1973年/日本/虫プロダクション〕





ある日、お母さん犬と生き別れになってしもうた
子犬のワンサくんが、ワテらの町にひょっこり現れますねん。
せやけど、そこはそれ子犬の悲しい定めや、
生きて行くためには、のら犬になるか、
どこぞのお家で飼われるか、ふたつにひとつしかあらへん。

まぁ、なんやかんやあって、ユキコちゃんと幸太くんの
お家で飼われることになったワンサくん。

そらぁもう、安心でっせ~思もとったけど、
ネコ族との戦いやら、いろんな事件が次から次へと起こりますねん。

そんな中、やっぱり思い出すのんはお母さん犬のこっちゃ。
おしまいのほうの連続ストーリーは、
そら、もうあんさん、波なしには見られませんで!。
せいぜいハンケチ5~6枚用意しときなはれや!。

だいたい、この番組、本放送の時から異色っちゅうたら異色でしたな。
早い話が変わってますねん。プロデューサーの西崎義展はんっちゅう、
オッさんが子供向けのテレビまんがで「ミュージカル」やる!、
言い出しよってからに、そらもう作ってる人間、
出てるワテらビックリ仰天の大迷惑や。

せやけど、人間どこでどう出世するかわからんもんですわ。
こんなムチャクチャなオッさんが後に「宇宙戦艦ヤマト」で、
おっきなブームを巻き起こして、日本のテレビまんがは
世界のアニメーションに飛躍するきっかけを作りよりますねん。

ほんで、このワガママ、ムチャクチャを音楽面で成功させたのんが、
宮川泰先生ですわ。
大したもんでっせ、毎回毎回、劇中に流れる歌の数々。

そのどれもが実に印象深い名曲揃い!。
まとめてどっかのメーカーがCDにしてくれへんやろか?、
ハチ公の歌とか迷曲の数々、ワテ今でも待ってますねん。

その他にも芦田豊雄はんですやろ、安彦良和はんでっしゃろ、
まさに錚々たるメンバーとは、このこっちゃ!。
放送当時から、今のいままでものごっつい人気のワンサくん。
令和生まれのお子たちにも見せたって欲しいわ~。
ほな、みなさん見てや見てや~~~~~!。




評価 ★★★☆☆
nise!(9) 

「ちびっこ怪獣ヤダモン」1967 [テレビアニメ昭和]

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〔1967年/日本/ピー・プロダクション〕




ある日突然、卵から生まれた怪獣のヤダモン。
行くあてのないヤダモンは、
太郎くんとチョメ子ちゃん兄妹の家に居候する事に。

現代社会にあらわれた怪獣が、
人間たちと共存共栄していく中で起こる
様々なトラブルや騒動を描くホームコメディーアニメ。




1967年(昭和42年)、「マグマ大使」「スペクトルマン」、
「快傑ライオン丸」でヒット作を放った、
漫画家うしおそうじ先生率いるピー・プロダクションが
製作した連続テレビアニメーション。

一般家庭に異世界からの珍入者…という、
藤子不二雄先生の作品によくみられる定番パターンの
ピー・プロ版。

今回、データ採取のために3日間で全話数を完走する、
という苦行に挑んだ訳だが…
フンッ、大昔の白黒アニメなんか…という偏見は間違い。

ピー・プロダクションという、
日本一の家内工業映像制作会社だとナメてかかっては
いけなかった。普通におもしろい。
同時期に放映された「パーマン」や「おらぁグズラだど」
などの作品群に勝るとも劣らない出来。

さすがは日本一の家内工業!(誉めている)。

中でも第14話「チャンネル0の世界」は正月番組として、
気合いを入れて作られたのか、実写による巨大怪獣と
アニメの合成という他社では見られない意欲作。

数々の映像ソフトにもこの話数だけが優遇され、
収録を果たしているのだが、これは「ヤダモン」中でも、
異色な部類にあたり、本来のホームコメディーである、
人間世界に怪獣が飛び込んで来た…という大筋の
ストーリーではない。

このお話だけを見て、本作全体を評価するのは、
ちょっと待って…という感じである。
しかし残念ながら現状、
このエピソード以外に簡単に再見できる
手段がないのもまた事実。

今回はご厚意により「広川太一郎全仕事」にも
掲載されていない出演歴、曽我町子さんの活躍などを
確認することが出来た。ありがたやありがたや…。





評価 ★★★☆☆
nise!(8) 

「スプーンおばさん」 1983 [テレビアニメ昭和]

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〔1983年/日本/スタジオぴえろ〕




スプーンおばさんは、普通のおばさんと
特に変わっているってところはありません。

じっとしているのが大嫌い。
台所で鍋をかきまわしているかと思えば、
キャベツ畑で虫を取っているし、
畑にいるかと思えば森で木苺を摘んでいるって具合に、
いつでもちょこまか動きまわっています。

普通と違っているところは、何かの拍子に突然、
体がスプーンぐらいに小さくなってしまうこと。
そしてまた、ふいっと元に戻ることです。

その度に、いろいろな事が起ります。
困ることもあれば、助かることもあります。
危険な目に会えば楽しいこともあります。

でもおばさんは小さくても大きくても一向に気にしません。
驚きもしなければ慌てもせず、機知とユーモアをふりまきます。

ふしぎなことに、小さい間だけ、おばさんは動物たちと
自由に話ができるので、地下室のネズミ一家と知り合ったり、
ネコやイヌを乗り物代りに使ったり、
普通では出来ないことをたっぷりと味わいます。





1983年(昭和58年)より、スタジオぴえろ制作により
NHK総合テレビで放映された
アルフ・プリョイセン原作「スプーンおばさん」。

本日より関西ローカルのテレビ局、テレビ大阪にて
朝の時間帯で再放送開始。テレビ大阪では数年前にも
リピートされており、本作はデジタル化も完了しており、
権利関係も整備されている。
スプーンおばさんは再放送しやすいようである。

久々に第1話を見てみたが、いきなりのスタートやな!。
突然、自分の体が縮小されてしまい、動物や虫と
言葉を交わせるようになるが、おばさんは気にしない。

というか、それよりも洗濯の続きが気になるようだ。
ひたすら小さくなった体で洗濯物をどうやって
干そうか悪戦苦闘している。

難儀なところは通常の魔法使いモノでは、
この「ふしぎな力」を駆使して人々の役に立てるものだが、
おばさんは、この力を自分の意思で操れない。

突然発動し、突然もとの大きさに戻るのだ。

で、旦那にこの症状(とあえて書く)を秘密にしている。
この内緒にしている必要性がよくわからん。
隠しているため夫婦間でもめ事が起きたりしているし…。

当時、「超時空要塞マクロス」のリン・ミンメイを演じ、
アニメファンに「アイドル」としてもてはやされた
飯島真理さんが主題歌を担当し、エンディング曲は
「みんなのうた」の今月の歌にも採用された。


鑑賞することで、大きく感動したり、
人生を変えたりすることはなかろうが、
とにかく懐かしさは感じる…そんな一作。





評価 ★★★☆☆
nise!(12) 

「アルプス物語 わたしのアンネット」 1983 [テレビアニメ昭和]

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〔1983年/日本/日本アニメーション〕




スイスのロシニエール村に住む貧しい農家の娘、
アンネットと、幼なじみで親友である男の子ルシエン。

おてんばなアンネットは幼い弟ダニーの面倒をみながら、
体の悪い母親を助けて家族で仲良く暮らしていた。

ある日、アンネットの飼うオコジョのクラウスが
ルシエンの木彫りを壊してしまい、怒ったルシエンは
クラウスを谷底に投げ捨ててしまう。

クラウスを助けようとしたアンネットの弟、ダニーも
谷底に落ち、歩けない体になってしまった…。





1983年(昭和58年)放映開始、
「フランダースの犬」「牧場の少女カトリ」の
日本アニメーション制作による世界名作劇場第9作、
「アルプス物語 わたしのアンネット」。

この当時、有名どころの海外原作による名作は、
あちらこちらでアニメ化されてしまい、
いわゆる「ネタ切れ」状態にあった。

本作もパトリシア・メアリー・セントジョン先生の
(Patricia St. John)「雪のたから」という、日本人には
あまり馴染みのない児童文学を採用している。

とにかく本作は…怖い。
主人公である女の子、アンネットが怖い!。
物語初期の3か月は通常の世界名作劇場として、
母と子が楽しめるファミリー向けだったものが、
第14話「おそろしい出来事」から物語は一変する。

それ以前から徐々になんとなくダークな雰囲気に
なりつつはあったのだが…。

女主人公の弟が、もうひとりの男主人公により、
崖から突き落とされる。一命はとりとめたが、
弟はかたわ者に…。

それからというものアンネットがルシエンに対し…、
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ずっとこんな目つき。

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これが番組終盤まで延々と続く…!。

「ヒロインに笑顔がない」。

子供番組にとってこれは致命的。
怖すぎる…。

崖から落ちた、落とされた事故も原因はどっちもどっち、
みたいな感じもするが、手をかけたほうが悪いのは当然。
ルシエンは責められ続ける。

人間は過ちを犯す、そして過ちに気づき悔やむ…。
過ちを犯した者を人は許せるのか…?がテーマ。

後半、木彫りを続け涙ながらに悔やみ続ける
加害者ルシエンの姿に、視聴者は同情し、
逆に「アンネット、とんでもねぇ女だ!」と憤慨したに違いない。





評価 ★★☆☆☆
nise!(17) 

「アストロガンガー」 1972 [テレビアニメ昭和]

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〔1972年/日本/ナック〕



続いてます。いさましく今日もマニアックな話題で申し訳ない。

■「アニメの王国」という怪しげなレーベルから
 販売されたナック作品以外は、無許可でしかも
 過去に販売されたVHSビデオを原版に無理やり商品化した、
 廉価版DVD商品。各2話収録。2巻までの発売を確認。

■衛星放送で放送されたもの。

■キッズステーションのインターネット配信されたもの。

過去、キッズステーションでも放送予定があったのだが、
直前になぜか取りやめになった「ケンにいちゃん」とともに。
なのでこれは除外。

この中で、テレビ東京、衛星放送、アニメの王国、
この3種がバリバリのニュープリントでカラーも鮮明。

同じマスターを使用しているのか?と思いきや、
Aパート、Bパート終了後に付属しているアイキャッチが、
ついていたり、ついてなかったり。
また、ついていても絵柄が違う。
テレビ東京版はほぼ毎回、同じ絵柄だ。

オープニングのテロップが後年の新造版だったり、
宣弘社表示版だったり。


この中で、唯一、配信版だけが一部話数で、
次回予告がついている(主に後半の話数)。
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ラインコミュニケーションズのDVDが発売された際に、
問い合わせをすると次回予告フィルムはあったが、
揃っていなかったので、収録しなかったとのご回答が…。

このように発売される媒体、放送される機会によって、
見事なまでにバラバラである。
通常、企業側は金出して権利を買うのだから、
権利元はその時の最良の素材を
出してくれるべき…と思うのだが。

買う側も今は「こだわり」のある者が少なくなってしまい、
出されたら出されたまんまで、
済ませてしまうのも問題アリだわな。

これは別の件だが、東映ビデオの開き直りっぷりには
負けるけれども、ここらでひとつ決定版な、
「アストロガンガー」を見てみたいもんだ。
まぁ需要はないが。その需要が問題なのだな…。





評価 ★★★☆☆
nise!(11) 

「アストロガンガー」 1972 [テレビアニメ昭和]

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〔1972年/日本/ナック〕





「アストロガンガー」堂々2度目の登場。
というのも最近、久々の再放送がはじまったので。

製作された当時は、純粋に子ども向けロボットアニメとして
放映され、それなりの人気を博した本作だったが、
近年ではインターネットの普及により、「チャージマン研!」
のゆがんだ人気の波を受け、なんだか妙な支持を得てしまった…。

西野聖一社長ならずとも、子どものためのテレビまんがが、
「いい年をした大人」に受けている状況に
戸惑わずにはいられない。「ネタ」として扱われるのも、
なにか違和感を感じるのだが、いかがなものか。

そんな「アストロガンガー」ではあるが、今回の再放送は
フィルムの状態が悪い。そもそも、ナック(現・ICHI)作品の
素材管理状態はどうなっているのか。

2007年頃、ラインコミュニケーションズより、
全話数のDVD商品がほかのナック作品とともに発売されている。
これは現在もレンタル店で手軽に借りる事が可能であるが、
非常に状態の悪いフィルムを使用した、「商品」としては
粗悪なものである。
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画面上に傷、退色の目立つものである。

製作が1972年と古いため、ある程度は仕方ないのか…。
もう、「これしか」原版が残されていないのだろうな…。

と、思ったらそうでもなかった。

手元にいくつかの「アストロガンガー」の
バージョン違いを揃えてみたのだが…。

■1980年代後半、日本ビデオ映像株式会社より
 発売されたビデオソフト。25分収録で8.800円(!)。
 ほかのナック作品とともに、1話ずつ製品化され、
 ガンガーからは第1話が収録されている…が、
 いきなり本編からスタート。オープニング、
 エンディングはカット。本編の退色はそれほど目立たず。
 
■1990年代、テレビ東京系で朝の時間に再放送された素材。
 オープニングのみ付属。ほとんどの話数がノンテロップ
 だったが、終盤で放送局から無理やりねじ込んだテロップあり。

■1970年代後半、地方局での再放送。
 本放送当時の素材を使用と思わしきもの。
 オープニング、エンディングはあるが、予告編なし。
 全話数揃っていないため、今回は一部のみ検証。

長くなるため、明日につづく…。




評価 ★★★☆☆
nise!(10) 

「ほのぼの家族」 1980 [テレビアニメ昭和]

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〔1966年~/ハンナ・バーベラ・プロダクション〕




原始時代のベッドロック・シティを舞台に、
現代風の田舎暮らしを描いたハンナ・バーベラ製作の
コメディアニメ。

ちょっぴりだらしないが一家の大黒柱フレッドは
恐竜の力で動くクレーン操縦士で、
建設会社に勤めるサラリーマン。

典型的主婦ウィルマ、子供のペブルスの仲良し3人家族。

同じ町に住む様々な家族たちと繰り広げる日常を
ゆかいに描く。




1950年代、アメリカで放映されたテレビドラマ、
「ザ・ハネムーナーズ」からアイデアを拝借(?)して
製作され、日本にも輸出。1961年よりフジテレビ系で、
「恐妻天国」と改題されて放送。

その後も「ソーラ来た来た」「行け行けバンバン恐竜天国」と、
改題が繰り返され人気を博した…らしい。

というのも我々の世代ではやはり「ほのぼの家族」なのだ。

これは、サラリーマン金融「ほのぼのレイク」の一社提供に
より、1980年代、関西地方ではKBS京都、サンテレビ、
奈良テレビなど独立UHF局で深夜の時間帯に放送された、
現在ではあたりまえとなった「深夜アニメ」の先駆けだった。

当時は夜11時、12時の時間にアニメを放送する事自体が
めずらしく、(今考えるとサラ金提供のアニメだから
当然かも知れないが)毎週この曜日だけは夜更かして
見たものである。

ふと思い出して検索してみたのだが、「ほのぼの家族」に
関する情報がほとんど見当たらない。
というか「フリントストーン」が偉大過ぎて、
「ほのぼの家族」なんて誰も覚えちゃいないようだ。

しかし、少ないデータの吹き替え声優さんが
記憶と少し違う気がする…。と、ビデオを掘り返してみると、
山崎唯、久里千春、東八郎さんらが声をあてていらした。

この時の吹き替え版はどこに消えてしまったのだろうか…。
ほのぼのレイクの本社に行けば保存されているのだろうか。
「どてらい男」のように…。




評価 ★★★☆☆

nise!(21) 

「パンをふんだむすめ」1975 [テレビアニメ昭和]

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〔1975年/日本/劇団かかし座〕





とある村に住むインゲルという美しい娘は貧しい家と
母親を嫌がり、いつも虫を痛ぶり殺して遊ぶ冷徹な少女。

ある日インゲルはお金持ちの家に貰われることとなる。
インゲルの生活は贅沢なものへと一変し、
お金持ちの夫婦は美しいインゲルを溺愛し、
好きなものはなんでも与えた。

そのためインゲルは更に美しくワガママな娘へと成長した。
そんな中、金持ち夫婦はインゲルに一度里帰りするよう
申し付けるが、汚い村には帰りたくないと思いながらも
しぶしぶ村へと向かった。

途中、大きなぬかるみに行く手を阻まれ、
靴が汚れることを嫌がったインゲルは
母親へのお土産にと持たされたパンを
ぬかるみに投げ入れそれを踏みつぶし渡ろうとした。

その瞬間!インゲルはパンとともにぬかるみの奥底へ
吸い込まれそのまま地獄へと落ちていったのだった!。





1975年(昭和50年)に、NHK教育テレビで放送され、
つい先週も再放送されたトラウマ影絵劇、
アンデルセン原作の「パンをふんだむすめ」。

悪いことをすれば、その報いを受けるという、
至極単純なストーリーなれど、劇団かかし座製作による、
芸術的ともいえる、完成度の影絵プラス、
昭和の実力派声優たちの名演、さらには一度耳にすれば、
一生離れることがないテーマソング!!。

山田美也子さん歌唱による、
「♪じごく~にお~ちた~~~~~♪」!!。

もう、並みの3歳児なら泣き叫んで逃げだすレベル!。

あまりにも強烈すぎるクセに度々、再放送されるため、
その度に被害者が増殖してゆく、怖ろしいEテレ番組の一作。





評価 ★★★☆☆


nise!(14) 

「科学忍者隊ガッチャマン」1972 [テレビアニメ昭和]

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〔1972年/日本/タツノコプロ〕




実体を見せずに忍び寄る白い影。


世界征服を企む悪の組織ギャラクターの野望を
阻止するため、国際科学技術庁の南部博士によって
秘密裏に組織された、少年少女5人による科学忍者隊。

大鷲の健をリーダーに、コンドルのジョー、
白鳥のジュン、燕の甚平、みみずくの竜のメンバーは
南部博士の指令を受け、飛行空母ゴッドフェニックスで発進。
現代によみがえる5人の忍者たちは、
科学の力を駆使してギャラクターに戦いを挑む。





1972年(昭和47年)より、フジテレビ系で放映開始された
吉田竜夫先生率いるタツノコプロダクション制作、
「科学忍者隊ガッチャマン」。

1970年代ハードSFアニメの代名詞とも言える
この番組の登場は日本アニメ史においても
「事件」でありました…。

前番組「いなかっぺ大将」最終回の二重婚姻という、
衝撃の結末からの…ガッチャマンスタート。
このギャップ!。

第1話、敵獣メカの暗躍シーン。
小雨がそぼ降る中、夜間に暴れまわる描写からして
ノックアウト!。
当時のテレビまんがで、ここまでの演出はハッキリ言って、
「必要のないレベル」!。

そして科学忍者隊の活躍、メンバー5人のキャラ付け、
とにかく好戦的、ミサイルを打ちたがるナンバー2のジョー。
…これは人気出るわ…と、今、見返しても
その完成度の高さには舌を巻く。

以後、竜の子プロは「新造人間キャシャーン」、
「破裏拳ポリマー」「宇宙の騎士テッカマン」と
数々の名作群を世に輩出。

平成の現在もタツノコと言えばガッチャマン、
同プロの看板であり、最高傑作とファンの評価も高い名作。





評価 ★★★★☆

nise!(11) 

「とんでも戦士ムテキング」1980 [テレビアニメ昭和]

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〔1980年/日本/タツノコプロ〕




宇宙の彼方にあるタコ星から、逃走した悪党四兄妹の
クロダコブラザーズを追って地球にやって来たのは、
保安官助手のタコのこども、タコローだった。

地球の少年、遊木リンと友だちになったタコローは、
地球征服を企み、次々と騒動を起こすクロダコブラザーズを
捕まえるため、リンを無敵のスーパーヒーロー、
ムテキングへとムテキンチェンジさせる!。

ムテキングはローラースケートを駆使して、
クロダコ一味の送り込むゴム獣メカと戦いを繰り広げるのだ!。




1980年(昭和55年)より、フジテレビ系で放映された
翔んでるローラーヒーロー「とんでも戦士ムテキング」。

制作は「科学忍者隊ガッチャマン」「新造人間キャシャーン」、
「タイムボカン」などを世に放ったタツノコプロダクション。

80年代当時、流行の最先端だったシンセサイザー音楽に乗リ、
ローラースケートを履いて活躍する
アメリカンコミックテイストのムテキングは、
新しい時代のヒーローとして、子供たちに人気を博した。

それから幾年月…。

東京オリンピックが開催される2020年、
なんとムテキングが新作アニメーション、
「MUTEKING THE DANCING HERO」として、
帰ってくることが発表された!。

なぜ?いま?このタイミングで?ムテキングなの???と、
「?」がいくらあっても足りないほどだが、
主演声優も大々的に一般公募されており、現在絶賛募集中。

我こそは新時代のムテキング!と自信ある方は応募されたし。

しかし…アニメ業界…そんなにネタ切れなのかね?…。




評価 ★★★☆☆

nise!(13) 
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