「夫を社会的に抹殺する5つの方法」第6話～第10話 2023

〔2023年/日本/ホリプロ〕



誹謗中傷してきた相手を晒すという社会的制裁を
したユーチューバー・ここまちゃんに自分の姿を
重ねていた茜は、突然ここまちゃんが死んだことに
愕然とする。

ここまちゃんはネットで炎上したのが原因で
自殺をしたらしい。
「昨夜の配信はあんなに最強だったのに…」。

喪失感を抱える茜は、大輔への復讐に意味が
あるのか分からなくなる。そんな中、4つ目の
復讐の手紙が送られてくるのだが。




これは、あきまへん。
典型的なダメドラマでした。

去年のドラマにネタバレもヘッタクレもありませんので、
最終回までのお話を遠慮なくばらしてしまうと・・・。

茜を煽って復讐させていた仮面の男の正体は・・・、
夫の大輔だった！ガーン！

大輔は厳格な父親による暴力を伴う子育てが原因で
「解離性同一障害」を患っていた・・・。
つまりは二重人格・・・。

すべての復讐を遂げた後で、茜がこれを知り、
ショックを受ける・・・というならまだしも、

茜は途中で復讐するのに躊躇して中断。
大輔の姉にすべてを打ち明けるのです。
仮面の男から謎の指令書が送られてきて・・・と。

そこでも茜がおかしなことを口にします。
この仮面の男のビデオ、
「ウチで撮影したみたいなんです！」

自分家の部屋や額の絵なんて最初に気付けよ！

結局、復讐は最後まで遂行されずに、
すべて病気のせいでした～♪で終わる。

大輔は精神的な治療を受けてま～す、
さぁ、この夫婦はやりなおす事が
出来るのでしょうか。
それはあなたのご想像におまかせします・・・！

丸投げ！終了！！

タイトルに偽りあり！社会的に抹殺できてないじゃん？
それどころか、追い込まれて自殺を図り
本当に死にかけてんじゃん？

なんでもかんでも軽々しく「病気のせい」にする
安易な脚本がいけない。

病気ならなにをしてもいいのか？
嫁に連日クズクズ言い倒してDV、流産させたり、
部下の成績を横取りしたりも許されるのか？

実際に病気を患っている方にとても失礼なお話。

そして、嫁にも問題はある。
常に夫の顔色を窺い、自分が妊娠したこと、
流産をしたことすら旦那に告げていない。

これで「夫婦」などとよくも言ったものだ。
夫婦ごっこの2人が復讐ごっとをはじめたが、
途中で飽きてやめちゃった。そんな印象。





■番組出演　馬場ふみか、野村周平、宮崎美子、永瀬莉子、
　岡本夏美、新田さちか、川添野愛、海津陽、加賀谷光輝、
　宮園莉桜、持田将史、森カンナ、渡辺いっけいさんほか。





評価　★☆☆☆☆