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「人造人間キカイダー THE ANIMATION」2000 [テレビアニメ平成]

人造人間キカイダー.jpg
〔2000年/日本/SPE・ビジュアルワークス〕




嵐の夜、ロボット工学の権威・光明寺伝の研究所が
何者かによって襲撃され爆発、炎上する。
光明寺は生死不明となり、光明寺が残したロボット、
人造人間のキカイダーは不完全なまま起動する…。

ジローと名乗り、人間の姿で活動を始めるキカイダー。

博士の娘、ミツコは行方不明になった父からの
メッセージを受け取った。そこには驚くべき
ロボットの存在が記されていた…。

光明寺ミツコ、マサルの姉弟をダークの首領、
プロフェッサー・ギルの命令を受けた人造人間、
グレイサイボーグが襲う。救いに現れた謎の青年こそ、
ギターの青年ジローであった。



石ノ森章太郎(石森章太郎)先生が1972年(昭和47年)、
小学館・週刊少年サンデー誌上で連載開始した漫画作品、
「人造人間キカイダー」

当時、同時進行だった実写テレビシリーズに続く
連続アニメーション化。と言っても、28年の時差が
あるが。この時差があってこそ、原作マンガそのままを
アニメにすることが可能となった。

原作マンガ、実写版ともに中途半端になってしまい、
描かれなくなった、人造人間と人間との恋模様を
メインに本作は描かれ、石ノ森作品のアニメ化として、
完成度は非常に高い。

が、近年の作品はもう石ノ森章太郎先生「原作」であり、
早瀬マサト、紺野直幸先生といった後継者が、
石ノ森っぽい、石ノ森らしいものを作っている・・・。
そんな印象を強く感じる。

本作で一番驚かねばならないトピックスとして、
1972年に、50年、半世紀前に出版された秋田書店の
サンデーコミックス版の単行本が、
現在でもまだ、新品で買えるんだよ!!

「復刻版」などではなく、当時の形で(時代にあわせて
値段はあがっているが)売り続けられている!

秋田書店、ナンボ物持ちがいいのか!?
これだけではなく「サイボーグ009」「伊賀の影丸」
なんかも現役商品なのである。秋田書店には「絶版」
という概念がないのだろうか・・・。





■本編出演 関智一、堀江由衣、小林由美子、飯塚昭三、
 キートン山田、小桜エツ子、小川真司、小杉十郎太、
 高山みなみ、若本規夫、伊藤祐介さんほか。




評価 ★★★☆☆






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