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「宇宙刑事シャイダー NEXT GENERATION」2014 [テレビ特撮平成]

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〔2014年/日本/東映〕





シャリバンの事件後、ホラーガールを追跡していた
ギャバンこと十文字撃は突き止めたアジトを襲撃するが
肝心のホラーガールに逃げられてしまう。

その直後、エリーナ秘書官から捜査中止の連絡を受けて
バード星に帰還したギャバンは
ゴードン長官の娘、ヒルダが誘拐されたことを知る。

その頃、地球では2代目宇宙刑事シャイダー・烏丸舟が
武器密輸の常習犯、不思議獣ピタピタを追っていた。
取引現場を抑えようとした寸前、突如現れた相棒の
女宇宙刑事・タミーの乱入により、犯人を逃してしまう。

辛うじて逮捕したシャイダーだったが、
荷台から発見されたのは、誘拐されたヒルダであった!。





「シャリバン」よりは見られた。
「宇宙刑事」っぽさを感じられたから。
というのもオリジナルキャストの鈴木正幸、森永奈緒美さん
によるご出演に頼るところが大きい。

元祖・シャイダーの円谷浩さんはすでにお亡くなりに
なっているため写真でのみご出演。

元祖が真面目なイメージがあるため、2代目シャイダーが、
あまりにも軽い。チャラい。いいトシのオッさんなのに…。
2代目だからと言って、まったく同じキャラクターを
受け継ぐ必要はなく、むしろ「オレのシャイダー」を
創りあげるべきではあるが、それにしても軽い。

それに恋愛面を表に出し過ぎ。イチャライチャラし過ぎ。

その片棒を担ぐ女宇宙刑事もパンツを見せ過ぎ。
初代のアニーは戦いの中でパンツが見える、
この「チラリズム」がいいのに、
タミーはパンツを見せるためにアクションを繰り広げる。

これは女優さんは悪くない。
ただただ監督の趣味なのであろう…。

ここまで大々的に宇宙刑事の復活をブチあげておきながら、
2018年以後、目立った動きはない。
シャリバン役の俳優さんも引退してしまった。

うまく育てれば、東映の仮面ライダー、戦隊に続く、
第3の柱になれた…かも知れない宇宙刑事だったのに惜しい事だ。

しかし旧作頼みで「新しいもの」が生まれない現状。
どうにかしないといけないと本気で思うな。

もう、東映には「ザ・カゲスター」とか「キョーダイン」
「大鉄人17」なんて、「攻めた」作品を生み出す勢いは
ないのだろうか…。




評価 ★★★☆☆
nise!(10) 

nise! 10