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「ガールズ・イン・トラブル スペース・スクワッド EPISODE ZERO」2017 [テレビ特撮平成]

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〔2017年/日本/東映〕




留置場の独房で目覚めたジャスミン。
その留置場には、ウメコやシェリー、タミーといった
女性刑事ばかりが入れられていた。

ジャスミンたちは野獣のようなヘルバイラと戦い、
殺され、留置場の独房で目が覚めるという
体験を幾度も繰り返す。

なぜ、ここへ連れてこられたのかわからぬまま、
彼女たちは戦い、そして死ぬをループする状況だった。

ここから脱出する方法はあるのか…?!。





「特捜戦隊デカレンジャー」のヒロイン2人を中心に、
「宇宙刑事」のヒロインを絡めたドキッ!女だらけの
スペシャル企画。

おっ!これは今までありそうでなかった
「女性だけの戦隊チーム」結成か?さすがVシネマ、
自由度が違う。テレビではやれない事をやらなくちゃ!。

と、喜んだのもつかの間。

これは…、
子供に一番見せてはいけないシロモノだった…。

ストーリー序盤は、同じ時間、同じ体験を
繰り返すうちに打開策を見つけ出す…という、
すでに使い古されたパターン。

いけないのは「死んでもまた生き返ればいいよ!」と、
「死」をあまりにも軽々しく扱っていること。

さらにこの無限ループは、味方組織が最強の戦士を
選抜するために仕組んだことだと判明。
その方法が…、飲み物にクスリを盛り、眠らせてる間に
メンバーを勝手にバーチャル装置に繋いで、
戦う、死ぬを疑似体験させていたというのだ…。

いくらVシネマとは言え、女性に一服盛って…。
いいのだろうか…。

戦いの場面も無駄に血が流れ、
「どうです?スゴイでしょ?テレビでは、
こんな表現できませんよ?」…。
そんな製作者側の「どや顔」が見え見え。

戦闘方法もエゲツない。正義側のヒロインが、
生身の相手の首を両手で絞める…。

そして「宇宙刑事シャイダー」のVシネマ版から続く、
「とりあえずパンツ見せておけ」な画面。

とどめが女同士の接吻での物語の終息…。

もう、内輪で楽しんでる感しか伝わってこない…。

ボクたちが本当に見たかったのはコレじゃない。

現にこの後にシリーズは続いていない。(現時点で)。





評価 ★☆☆☆☆
nise!(12) 

nise! 12