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「ずっこけナイト ドンデラマンチャ」1980 [テレビ番組関連]

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〔1980年/日本/国際映画社〕




1980年(昭和55年)放映、「銀河旋風ブライガー」
「超攻速ガルビオン」の国際映画社、
葦プロダクション(リード)制作による
「ずっこけナイト ドンデラマンチャ」。

ミゲル・デ・セルバンテスの「ドン・キホーテ」を原作に、
心熱き主人公、ドンキホーテ・デ・ラマンチャによる、
純情で単純でどこか間抜けな姫への想いを、
ちょっと時代を感じるハイパーギャグを交えつつ送る、
伝記ロマン大作アニメーション!。(それほどでもない)。

長浜忠夫、金田伊功先生といった超一流のスタッフが
結集した埋もれたブッ飛び傑作!。

そんな本作がアニメファンの間で話題になるのは、
やはり、金田伊功先生が手掛けた第6話「ドンはカウボーイ」。
1980年代、東芝映像ソフトより発売されたビデオソフトにも
収録され、アニメージュ誌にも特集された伝説の一作。

本作は製作の国際映画社倒産のゴタゴタで、放送に使用された
16mmプリントが散逸。(同時期の作品、ハニーハニー、
若草の四姉妹、ドタコンなどとともに業者間に横流しされたと言う)
いざ、デジタル化!の時代を迎えた時、全話数分の素材が
揃わなかった。ネガは保存されていると言うが、使える状態で
あるならば、不足分のニュープリントを起こすと思われるのだが・・・。

現状、第1話は当時のビデオソフトを入手するしか観賞する術がない。

本来、全26話の予定で製作が進められながら、
本放送は全23話で終了。
現在、公式ホームページにも「全23話」の表記が・・・。

第24話~第26話は完成していたというのだが、
それを見た者は誰もいない・・・。

果たして、存在するのだろうか、幻の最終回・・・。
実に謎の多い作品である・・・。




評価 ★★★☆☆
nise!(20) 

nise! 20