「光」 2017 [映画・邦画]
〔2017年/日本/ファントム・フィルム〕
東京の離島、美浜島。
中学生の信之は記録的な暑さが続く中、
閉塞感のある日々を過ごしている。
信之を慕う年下の輔は、父親から激しい虐待を
受けている。信之には美しい恋人の美花が
いることで、毎日は彼女を中心に回っていた。
ある夜、美花と待ち合わせをした場所で
信之は美花が男に犯されている姿を見る。
そして信之は美花を救うために男を殺す。
その夜、理不尽で容赦ない圧倒的な力、
津波が島を襲い、全てを消滅させた。
生き残ったのは、信之のほかには美花と輔と
ろくでもない大人たちだけだった。
それから25年後、島をでてバラバラになった
彼らのもとに過去の罪が迫ってくる。
三浦しをん先生の小説を映像化。
この一文だけで80%は成功を約束されたようなものだ。
もう期待しかない。
なのに、なぜ、こんな駄作が爆誕してしまったのか。
井浦新さんはいい俳優。とてもいい俳優。
本作でも与えられた役柄を完璧に演じ切る。
なのに、なんでメインの女優がこの2人なのか!
特に橋本マナミ、お前はダメだ!
覚悟がないなら、こんな役を引き受けるんじゃない!
いわゆる「濡れ場」というヤツがあるのだが、
それが1分ほどもある。無駄に長い。
で、その無駄に長い濡れ場が・・・、
ご覧ください。ずっと男の腕を回して隠したまんま!
ハァ?!
脱ぎそうで脱がないのが橋本マナミの芸風だが、
本当にクソのような女優。いや、女優と名乗るのは
今後一切やめてほしい。業界から干されろ。
もう一方の人工美女・長谷川京子もまた、
「濡れ場」は存在するが、脱ぐハズもない。
音楽がさらに輪をかけてダメ。
ジェフ・ミルズとかいう三下を大々的に金をかけ、
連れて来たはいいが、作品に合っておらず、
音楽の使い方がキテレツすぎる。
テクノポップのような人工的な機械音楽が、
場面転換とともにいきなり流れはじめるのだが、
これがとてつもない大音量!
「演出」なのだろうが、とても近所迷惑な演出。
そしてそれが連発される!忘れた頃にまた大音量!
さすがにツラクなり、音量を下げると今度は役者の
セリフが聞き取れない!
とどめ。
この映画のストーリーに幼児が変質者に性的な暴行を
受ける・・・という部分は必要だったのだろうか。
まったく無用のオマケだろうよ。
■本編出演 井浦新、瑛太、長谷川京子、橋本マナミ、
梅沢昌代、金子清文、中沢青六、足立正生、原田麻由、
鈴木晋介、高橋諒、笠久美、ペヤンヌマキ、福崎那由他、
紅甘、岡田篤哉、早坂ひらら、南果歩、平田満さんほか。
評価 ★☆☆☆☆
2023-10-06 12:00
nise!(16)