「正しく忘れる」2014 [映画・邦画]
〔2014年/日本/Breath〕
春子は五年前に自殺して死んだ父の今にも死にそうな夢を見た。
一年前のある日、春子は宝くじで大金を当てる。
手遅れの大金。それがきっかけで父親への罪悪感に苛まれ、
実家を出た。
その大金があれば父は自殺しなくてもよかったからだ。
様々なトラウマを持った人達が集まる会
「安住の会」に通う春子。
そこで出会う知人の中に幸雄がいた。
彼は母が苦しみながら病死した現実が忘れられず
父ともがき苦しんでいた。
幸雄はただ一方通行に過ぎ行く、不条理で沈黙を貫く
世の中に鉄槌を下そうと歪んだ正義感から事件を起こし、
春子は巻き込まれていく。
今をときめく、染谷将太さんが出演…ということで、
現在、見直されているようだ。
ただ「それだけ」のように思える。
学生が撮った実験映画にベテラン俳優がひとり、
無償で友情出演している感じ。
それほど染谷将太さんの演技は10代とは思えないほど
素晴らしい。でも「それだけ」。
わかりにくい映画。
しかし、もう一度見返して理解したいとまでは思えない映画。
見たことを「正しく忘れたい」。
評価 ★☆☆☆☆
2020-06-29 13:00
nise!(18)