「パンとバスと2度目のハツコイ」2018 [映画・邦画]
〔2018年/日本/ダブ〕
「私をずっと好きでいてもらえる自信もないし、
ずっと好きでいられる自信もない」と、
独自の結婚観を持ち、パン屋で働く市井ふみが、
中学時代の“初恋”の相手・湯浅たもつと
ある日偶然再会したところから物語は始まる。
プロポーズされたものの、結婚に踏ん切りがつかず
元彼とサヨナラしたふみと、別れた奥さんのことを
今でも想い続けているたもつが織りなす、
モヤモヤしながらキュンとする“モヤキュン”ラブストーリー。
「モヤキュン」か!「モヤキュン」!!。
新しいな!モヤモヤしながらもキュンとときめく事が
出来ると喜び勇んで見てみた。
主演の人、知らんわ~…と思ったら乃木坂46の人か…。
いきなりパン屋の店内で起こる女同士のバトル!。
フランスパン(売り物)による暴行で、
相手は頭にネットをかぶるほどの傷を負っている…。
パンが武器になるとは…。
でも…あんまりモヤキュンしない…。
主演女優はべっぴんである。キュン…まではOK。
主演男優は…なんかモソっとしてるな。
まったくときめかんな。設定的にも浮気されて離婚した
嫁さんに未練たらたらで、向こうは浮気相手と再婚すると
なってるのに、まだ元嫁が振り向いてくれるのを待ってる…。
…モヤキュンしないどころか、イライラしてきた…。
タイトルに使われている「パン」も「バス」も、
本作にはなにひとつ重要ではないものであった。
なんなんだ、これは…。
なんか今一歩踏み出す勇気のない女と、
優柔不断で昨日に生きている男が再会してしまった悲劇。
なにひとつ起こらない作品。
いや、本人同士の中では「ハツコイ」の時点から、
少しだけ前に進めた…感じか。
見てるこっちのムカツキは他人事で。
コインランドリーで主人公に
いきなり語りかけてくる謎の子供。
「…孤独って…なに?」。
なにが訴えたいのか!。
この作品に「哲学的ななにか」をブチ込みたかったのか?。
この場面を織り込むことで、意識の高い映画に
なってたでしょう?どう?。そんな感じか?。
結果…全編を通してまったくモヤキュンしなかった…!!。
お時間を割いてこのブログを見てくださっている方には、
申し訳ないんですけど、
ここ最近は「見てはいけない作品」オンパレードと化してきた。
逆に言えばここにラインナップされている作品を避ければ、
ご自身の時間の節約になる…そう考えれば、悪くはないかも。
モヤキュンしたかったなぁ…。
評価 ★☆☆☆☆
2020-06-06 12:00
nise!(11)