SSブログ

「西遊記」1978 [テレビドラマ昭和]

hqdefault.jpg
〔1978年/日本/東宝〕



この世に人間が現れる遥か前、
世界は天も地もひとつになり、
どろどろと溶岩のように漂い流れておりました。



1978年(昭和53年)より、東宝・国際放映、円谷プロ制作により、
日本テレビ開局25周年記念番組として放映開始された
中国の古典小説に材をとり世に出たのは「西遊記」であります。

猿と言えばマチャアキ、豚といえばサンキュー先生、
カッパと来れば関西弁の財テクGS野郎。

さらには三蔵法師を夏目雅子さん=女優が演じる、
(直前にスタートするアニメ番組「SF西遊記スタージンガー」では、
三蔵ポジションは女性の設定となってはいるが…)。

この見事なるキャスティング。

さらには番組中の特撮=特殊撮影による名場面の数々。
CGのなかった時代に現在の視点で見ても遜色のない
職人技が炸裂しています。これには感嘆するばかり。

まさにこれ以上もこれ以下もなく、
この作品以後、数々の西遊記作品が作られてはおりますが、
いずれもこの作品を越えることができないという完成度を誇る一作。

さて、迎えたる本作の最終回。
一行の旅はこれにて完結かと思いきや、
着いたその場は本当の天竺ではなかったという展開に。

つづきは次回の講釈に・・・。




評価 ★★★★☆