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「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」2023 [映画・洋画]

ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー.jpg
〔2023年/アメリカ/日本/イルミネーション/任天堂〕




ニューヨークで配管工を営む双子のヒゲ兄弟、
マリオとルイージ。謎の土管で迷いこんだのは、
魔法に満ちた新世界。はなればなれになってしまった
兄弟が、絆の力で世界の危機に立ち向かう。





言わずと知れたスーパーマリオのヒゲ兄弟、
世界的に有名な兄と弟のブラジャーズである。

モノを知らないこのワタシでも、このヒゲブラは
知っている。ちゅうか、ゲームウォッチの時代から
上の画面と下の画面を行き来して暴れてたよな!
そんな昭和時代から、ファミコン、プレステと
活躍する舞台を変えつつ、令和のこの時代まで
生き残っているのだ!これはスゴイことですよ。

そんな彼らのアニメ映画がでけたと言う。
正直・・・大のオトナが見て、楽しめるのだろうか、
1時間半、画面から目を離さずにこのヒゲ兄弟と
冒険の旅に出ることがでけるのか・・・不安しかない。

さらに前情報として、
「アナと雪の女王2」の興行収入を越える大ヒット!と、
さらにハードルをあげられてしまう。

これが楽しめなければ、人間失格ではないか?

そうだ!子ども目線だ
子どもの気持ちで本作に挑もう!そうすれば、
今まで見えなかった大切なものが見えて来るに違いない!

お菓子とジウスを用意して再生スタート!

あぁ、そうなのかこのヒゲ野郎たち、水道屋で
生計立ててんのか・・・任天堂の社員ではないんだな。

すでに余計な邪念が子どもの心をジャマしてくる。

わ、お客の家の犬に暴力ふるって水責めしてんじゃ
ねぇよ!もとはと言えば、お前らがこのお犬さまの
お食事を踏んづけたのがはじまりじゃねぇか。

またしてもオトナの心が子ども心を押さえつける。

その結果・・・。


ダメだった。映像は実に綺麗でお話もまとまっている。
けれども「ワクワク感」がない。
オトナ心のまんまでも「ワクワク」が感じられた、
「天空の城ラピュタ」や「となりのトトロ」のような
ワクワクがここにはない。

「マジンガーZ対デビルマン」や「マジンガーZ対
暗黒大将軍」に見られた「血が燃える」「血がたぎる」
感がここにはない。

さらに追い打ちをかけるように、ラストシーンで、
タマゴからなにかが生まれて、カミングス~~~ン。

最近の映画って、なんでこんなんばっかりなんだ?
一作でビシッ!と決めろよ、まとめろよ。
物語はつづく、とか、新たな敵が待っているとか、
予告的な場面はいらない。

そんなもん、大ヒットしてから考えろよ。
もし大外れしたら恥ずかしくて、
この近所に住めなくなるぞ。

いいかげん過去の名作に頼らず「新しいもの」を
我々に与えてくれ!





■本編出演 宮野真守、畠中祐、志田有彩、関智一、
 楠見尚己、武田幸史、三宅健太、浦山迅、間宮康弘、
 志村知幸さんほか。




評価 ★★★☆☆
nise!(17)