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「サイレント・トーキョー」2020 [映画・邦画]

サイレント・トーキョー.jpg
〔2020年/日本/ROBOT〕




12月24日、東京。

恵比寿に爆弾を仕掛けたとTV局に電話が入る。
半信半疑で中継に向かった来栖公太は、
そこにいた主婦・山口アイコとともに
犯人の罠にはまり、実行犯へと仕立てられてゆく。

その様子を朝比奈仁が静かに見つめる中、
爆発は起きた。

そして次の犯行予告が動画サイトに上げられる。
「標的は渋谷・ハチ公前。要求は首相との生対談。
期限は午後6時」。
独自の捜査を行う刑事、世田志乃夫と泉大輝。
不可解な行動をとるIT企業家・須永基樹。
イヴの夜を楽しみたい会社員、高梨真奈美とその友人。

そして一帯を封鎖する警察、事件を一層煽るマスコミ、
騒ぎを聞きつけた野次馬たち。様々な思惑が交差する
渋谷に“その時”が訪れる。

それは、日本中を巻き込む運命のXmasの始まりだった。




登場人物それぞれに思惑があるようでなくて、
それは一貫してなくて、結局のところ何がしたいのか、
どちらさんの目的もわからないので、どうにも消化不良。

爆発するぞ!と日時指定で予告してきているのに、
「するわけねぇよ!」とクリスマスをエンジョイすべく
ハチ公前に大集合する人々。

ヒャッハー!の最中、大爆発!!

CGでふっ飛んでいく人々・・・。

犯人の要求はただひとつ。
「首相と対談させろ!」

首相は首相でどんだけ爆発させようが、
要求には応じない!テロには屈しない!

そうかい、そんならもういっちょ爆発させるぜ!、
そこへ踏み込んで来る警察。

もう逃げられないぞ!

観客が被害者だと思っていた石田ゆり子さんが
爆弾作りのエキスパート?!
頭のおかしくなった主人に爆弾作りを仕込まれた?!

黙って習ってる妻も充分、アタマがおかしいよ!

で、主犯の佐藤浩市とともにレインボーブリッジから
下の川へ車ごとダイブ!生死不明。
世間的には石田ゆり子はかわいそうな被害者のままで、
・・・END。

いい役者が揃ってるのに、誰も犯人がこの先、
首相と対談をして、なにを求めているのか?、
最終目的は?その辺、どうなんスかね?と、
疑問に思わないのか?来る仕事は拒まずなのか?

納得できる脚本じゃないとボクは出ません!という、
気概のある俳優はおらんのか?




■本編出演 佐藤浩市、石田ゆり子、西島秀俊、中村倫也、
 広瀬アリス、井之脇海、勝地涼、毎熊克哉、加弥乃、
 白石聖、庄野崎謙、金井勇太、大場泰正、野間口徹、
 財前直見、鶴見辰吾さんほか。




評価 ★★☆☆☆
nise!(10) 

nise! 10