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「天使の耳〜交通警察の夜」前編 2023 [テレビドラマ令和]

天使の耳.jpg
〔2023年/日本/NHK/テレパック〕





誰もが身近であり、決して起きてほしくないもの、
それが交通事故。しかし交通事故は、その“瞬間”を
目にしていなければ真実はわかりにくい。

捜査員たちは、被害者や遺族の悲しみに
苦悩しながら奔走し、たったひとつの可能性から
真実を突き止める。

陣内まどかは念願の交通課に配属された最初の
事故は深夜の交差点での衝突事故。

ベテラン刑事、金沢と現場へ向かうが、
目撃者はおらず、一方の運転手は青信号での
直進を主張。もう一台の運転手は搬送先の病院で
死亡する。しかし同乗していた妹の奈穂が
青信号だったと訴える。

奈緒は目が不自由だが、ラジオから流れていた
松任谷由実の「リフレインが叫んでる」の歌詞の
タイミングを使って青信号だったことを
証言してみせると言うのだが…。





東野圭吾先生による短編小説をNHKが前後編の
2回に渡りドラマ化。主演はNHKご用達女優の
小芝風花さん、その相棒を安田顕さんという、
なかなか良い感じのバディもの。

往年の刑事ドラマ「特捜最前線」第351話、
「津上刑事の遺言」でも描かれた、
信号は赤だったのか、青だったのか?

それを様々な検証、データで解き明かしてゆく…、
という作劇。長坂秀佳先生がこの脚本を書いたのが、
1984年。今なお、令和のテレビドラマのプロットとして
使われ続けている。長坂先生の目のつけどころには、
ただただ驚かされる・・・。

刑事バディにより今回も無事、問題は解決するのだが、
最後にどんでん返しが起きてしまう。

そしてまた別の事故が・・・。
色々と問題を抱えたままで後編に続く。

そして番組を見終えた後、モヤモヤが晴れない・・・。
なんだ、この違和感は・・・。

そうか!わかった!

このモヤモヤも来週、晴らしてくれるのだろうか。
この最大の問題点をズバッと解決に導いてくれれば、
私も持った湯呑みをバッタと落とし、膝のひとつも
叩いてみせよう!

しかし、ひょっとして・・・解決しない場合、
このドラマの存在意義すら揺らいでしまう。

さぁ、この勝負、どうつける?来週につづく。




■番組出演 小芝風花、安田顕、泉里香、飯沼愛、中村ゆりか、
 溝口琢矢、吉住、植木祥平、星野真里、檀れい、前川泰之、
 石田ニコル、足立梨花、小松利昌、前田航基、阿部亮平、
 森迫永依、草川拓弥、稲葉友、小栗基裕、赤坂泰彦、
 高島豪志、ノモガクジ、内藤理沙、大河内浩、窪塚俊介、
 中島ひろ子、山下容莉枝、東貴博さんほか。





評価 ★★★☆☆
nise!(7) 

nise! 7