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「喧嘩富士」1961 [映画・邦画]

喧嘩富士.jpg
〔1961年/日本/大映〕




ヤクザに憧れる魚屋の源太。女房のおすずも
半ば呆れて、狂言の家出をしてみたりもするが、
源太は鬼のいぬ間に…とやくざ修業に旅立った。

東海道をゆく源太が辿り着いたのは焼津の宿。
道中知り合った権三と、絶賛やくざ大募集中の
熊虎一家を教えられるが、熊虎頼むに足らずと見た
二人はその場を去ろうとして一騒動をおこす。

これに巻き込まれたのが、浅草生まれの唄が上手な
鶴太郎というすかした、ちょっといい男。
三人揃って熊虎の子分をやっつけて、頼みがいのある
喜平次親分に入門を頼んだ。

喜平次の留守をあずかるのはしっかり者の娘、おふじ。
彼女は条件つきで彼らを採用する。
その条件とは、彼らが喜平次一家の犬、あひる、豚の
世話をすることだった。

最初は家畜の世話か!?とやる気のなかった三人だが、
この仕事をやり通した者が皆、出世しているのを知り、
俄然ヤル気が出始めた。もちろん、おふじにもいい所を
見せようとする下心もアリアリで…。




本作もまた、橋幸夫さんの歌謡曲ありきで製作された
橋幸夫ヨイショ!ステマムービー。
どんだけ売れてんだよ!橋幸夫!
さすがお母さんが宇宙人なだけあるよ。

タイアップがなくとも、勝新太郎さん主演作として、
充分に痛快時代劇として合格点に達している出来で
あるのに、もったいないなぁ。




■本編出演 勝新太郎、小林勝彦、橋幸夫、浦路洋子、弓恵子、
 小桜純子、加茂良子、宇治みさ子、石黒達也、小堀明男、 
 南条新太郎、水原浩一、山路義人、若杉曜子、近江輝子、
 伊達三郎、市川謹也、浜田雄史、越川一、桜井勇、
 横山文彦さんほか。




評価 ★★★☆☆
nise!(8) 

nise! 8