「24 JAPAN」第9話 2020

〔2020年/日本/トータルメディアコミュニケーション〕




謎の男・神林の指示によって、日本初の女性総理候補、
朝倉麗の暗殺計画が実行に移された。

CTU（テロ対策ユニット）第1支部A班の班長・獅堂現馬は、
娘・美有と妻・六花を人質に取る神林に逆らえず、
暗殺計画に加担させられそうになるも、間一髪のところで
わざと騒ぎを起こし、麗の命を救う。

しかし、暗殺実行犯と間違われ現馬は、捕らえられてしまう。
連行される現馬だったが、自らの手で神林を捕まえて
家族を救出すべく逃走。町の一角に身を潜めながら、
部下のA班チーフ・水石に連絡を入れる。

CTUでは、伊月と暗号解析係長・南条が、内通者として
暗殺計画に関与していた暗号解析係・菫を訊問。
ついに口を割らせ、菫を操る人物が神林だと
突き止めていた。報告を受けた現馬は、神林の逮捕に
協力するよう、電話で菫を説得。
だが、菫は首を縦に振ろうとしなかった…。




色々とアラが目立ち、大雑把な部分が見え隠れする回。
最大のツッコミどころは、せっかく内通者として、
菫を突き止めたのに、「ひとりで考える時間を与える」とか、
言っちゃって、本当にひとりにしてしまい、
そのスキに菫は手首を切り、自殺未遂を図ってしまう。

犯罪捜査のエキスパートがまるで自殺に追い込むかのように、
ひとりっきりで放置（笑）。

一般人に銃を向け、逃亡の手助けを（強制的に）させた
現馬も土壇場で裏切られてタレこまれるが、近くに置いてある
車ぐらい裏口から出て自分で取りに行き、
そのまま逃げろよ。

で、SPたちに追われて急いで逃走しないといけないのに、
車に乗り込み、しっかりシートベルトを着用してから、
エンジンをかける現馬…。

しかし、それらをすべて吹き消したのは薄幸女優ナンバーワン、
木村多江による犯人の仲間に対する一言、
「ワタシでどぉ？」。

このシーンこそが本話最大の見どころ！！。




評価　★★★☆☆