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「人造人間キカイダー」第37話 1973 [テレビ特撮昭和]

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〔1973年/日本/東映〕



第37話「ジローの弟 強敵ハカイダー!」

オーバーヒートを起こし、機能停止のまま倒れ込んだ
ジロー。その間に光明寺博士は連れ去られてしまった。

女性カメラマンの撮ったジローが光明寺を襲う、
決定的な証拠写真をもとにジローは警察に重要参考人として
連行される。

しかしジローは、ギルの笛の影響と創造主である、
博士を襲ったショックから口がきけなくなり、
無実を訴えることが出来なくなっていた。

ジローはダークの暗躍を目撃した少女を救うが、
警察の目の前でまたしてもギルの笛の音が彼を苦しめる!。
ジローの手が少女の首を絞めようと伸びてゆく…!。

拳銃を構える警官たちにより再び連行されるジロー。


その様子を監視カメラで見ていたのが、
悪の首領・プロフェッサー・ギル。

そしてついにキカイダー最大の強敵、
ハカイダーの登場である…!!。

…出ろ…、
出て来い、
ハカイダァ~!!.

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この安藤三男氏の危機迫る演技!周囲には飛沫が飛び散り、
口の中でツバが糸を引きまくる!なにより、
ここまでドアップにする必要が…?!。
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そして棺から姿を現したのは…、
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体内に悪魔回路を組み込んだ悪の戦士ハカイダー!。



長坂秀佳先生の脚本はどこまでもヒーローを追い詰める。
これ以前の子ども番組ではありえなかった、
ヒーローによる子供への暴行、それを警察組織の前で
行わせる。

警察もジローを人間だと思い込んでいたからこそ、
慎重に捜査をしていたが、人造人間=機械だと知るや、
「機械なら人権ないじゃん!」
「危険な機械は壊そう!」と捜査も裁判も抜きで即決。

そこへ光明寺博士の他殺死体が発見される…!。
喋ることが出来ず、弁解できないジロー。
(筆談ではアカンのか?と思うが、そこは気にするな)
四面楚歌の中、ハカイダーは誕生し、
留置場の中のジローには大学教授たちによる、
分解・解体チームが迫っていた。どうする?どうなる?!。

ここで「つづく」。

また一週間、先延ばしかよ!!。
しかし長坂脚本はこんなもんではない。
まだまだジローを追い込んでゆく…。
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評価 ★★★☆☆
nise!(5) 

nise! 5