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「未来少年コナン」第26話 1979 [テレビアニメ昭和]

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〔1979年/日本/日本アニメーション〕




ハイハーバーではバラクーダ号の進水式と同時に
ダイスとモンスリーの結婚式が行なわれようとしていた。

盛大な拍手の中、新郎新婦の手によりロープにオノが入り、
バラクーダ号は新天地に向かって船出を開始した。

楽しい航海の末、のこされ島のあった場所に到着するが、
そこには見慣れぬ巨大な新島が。
驚くコナンだが、その頂上に見えるのは、
紛れもなく、おじいと暮らした、あの懐かしいロケット小屋だ。
ついにコナンは帰ってきたのだ。ラナと希望を乗せて…。




ついに最終回。
物語のクライマックスである、巨大戦闘機ギガントとの
死闘は前回で決着がついており、最終回「大団円」は
まさしく物語を締めるためのエピローグ…といった趣。

本当の「悪人」というのはレプカ以外にはおらず、
皆さんどこか善の心を持っている。
レプカが悪をつらぬき通し死んだのは潔い。

しかし、明るく幕を降ろしたこの作品ではあるが、
ものすごい数の死者を出していることを忘れてはならない。

なんせ冒頭で地球の大陸の半分は沈み、
人類は絶滅の危機に瀕していたのだから…。

それをコナンとラナという少年・少女が救ったのだから
(もちろん大勢の協力のもと)すんげぇストーリー。

宮崎駿監督は原点に戻って、冒険物語に徹したほうが
合ってる気がするな。ヘンに哲学的のものより。

本作は日本に生まれた良い子には、幼少期に一度は
見ておいていただきたいアニメ作品のベスト3に入る
一本だとここに断言しておきたい。




評価 ★★★★★

nise!(10) 

nise! 10