SSブログ

「未来少年コナン」第24話 1978 [テレビアニメ昭和]

Ekc4G9HU8AA3Tce.jpg
〔1979年/日本/日本アニメーション〕




生きていたレプカが、巨大戦闘機ギガントを
太陽エネルギーを注入し復活させた。
レプカは武力で世界を征服しようとしているのだ。

完全武装の行政局員と共に太陽塔のコントロールルームを
占拠し、ギガントに太陽エネルギーの注入を開始。
ついにギガントが忌まわしい姿を現し動き出す…。

その行動を察知したラナとモンスリーは、ファルコに乗り、
サルベージ船で作業するコナンたちの元に急ぐ。
コナン、ジムシー、ダイスは、船を引き揚げた成功を
喜ぶ暇もなくファルコに同乗して飛び立つ。





現在、日曜深夜にNHKで再放送されている「未来少年コナン」。
回を重ねて第24話が放送された。

そもそも1978年に製作された作品、子供向けのテレビまんがが、
2020年の地デジのテレビで流れ、大人の鑑賞に耐える…
というのが、まずスゴイ。

本作は後にスタジオジブリ作品を次々と送り出し、
世界に名を馳せる宮崎駿先生の実質的監督デビュー作品なのだ。

この当時の宮崎監督は業界的には評価されるどころか、
失敗作ばかりを生み出すアニメーターという烙印が
押されていた。今では信じられないが…。

「未来少年コナン」にしても、
「ルパン三世 カリオストロの城」にしても、
世間的な評判は得られず、失敗作の扱いだった。
一部のファン=マニアを除いては…。

そのごく一部のファンは本作を本放送当時から
絶賛し続けた不朽の名作として。

「となりのトトロ」のヒットにより、ようやく世間が
その波に追いついてきた。ついでに「パンダコパンダ」
なんていう埋もれきっていた作品までもが急浮上。

話をコナンに戻すと、この製作された時代でここまでの
レベルの作品を作り上げた手腕にただただ驚く。

本作は劇場用映画として2本の作品が製作されているが、
未見の方は、あの凶悪な編集版はなかったことにして、
テレビシリーズ全26話を通しで見ていただきたい。

きっとあなたの人生が少し変わるほどの影響を与えるだろう。
「こころがこんなに震えるのはなぜ?」。




評価 ★★★★★
nise!(11) 

nise! 11