「カラスの親指」2012 [映画・邦画]
〔2012年/日本/フィルム・パートナーズ〕
悲しい過去を背負ったままサギ師になったタケと、
成り行きでコンビを組むことになった
新米サギ師のテツ。
そんな2人の元に、ある日ひょんなことから
河合やひろと河合まひろの美人姉妹、それにノッポの
石屋貫太郎を加えた3人の若者が転がり込んでくる。
彼らもまた、不幸な生い立ちのもと、
ギリギリのところで生きてきたという。
これをきっかけに始まる他人同士の
ちょっと奇妙な共同生活。
やがて、タケが過去に起こしたある事件が、
彼らを一世一代の大勝負へ導くことになるが、
この時は誰一人、それを知る由もなかった…。
「あまちゃん」前夜ののんちゃんが見られる貴重作である。
出だしは快調。特別出演のユースケ・サンタマリアさんもいい。
これからサギ師集団のありとあらゆるサギテクが楽しめるのか?、
と思いきや、これが・・・長い。
本編の時間が長い。途中からは人情モノにシフトしてきて、
中だるみ・・・そして長い・・・。
でも、キャッチコピーにある「衝撃のラスト」に期待しながら
鑑賞を続ける。続けさせるほどにキャスティングがいい。
長いけれども退屈するまでにはいかない。
ヘェ~、ピコ太郎前の大魔王も出てるのかイカツイな。
もともとピコ太郎自身が80年代のチンピラヤクザ
みたいだけどな。
どんでん返しに次ぐ、どんでん返しに期待していたが、
すべてがラストに向けてつじつまを合わせていったような運び。
最終的に村上ショージさんがすべて、かっさらっていった。
…なんだ、「主演・村上ショージ」か。
それならもう少し、ちゃんと標準語のアクセントを
お勉強するべしだろう。
終始、いかにも関西人が無理して東京弁をしゃべってます。
そんな感じだった。
そしてやはり…長かった。2時間以内なら、
もう少し評価もあがったであろうに…。
「石屋」で「貫太郎」っていかにも寺内っぽいな。
どうでもいいけど。
評価 ★★★☆☆
2020-06-23 12:00
nise!(12)