「元祖天才バカボン」1975

〔1975年/日本/東京ムービー〕




みなさんコニャニャチハ！ワシがバカボンのパパですのだ！。

バカ田大学出身のバカボンのパパの辞書に
常識という言葉はないのだ！。
このワシをを中心に、息子のバカボン、美人のママ、
そして天才少年、ハジメちゃんたちバカボン一家と、
近所の人々とが織り成す非常識な毎日が
繰り広げられるのだ！。

諸君もこの「元祖天才バカボン」を見よ、
見ないとタイホなのだ！。




東京ムービーが制作した、これが「元祖」！「天才バカボン」。
原作は70年代ギャグアニメ・漫画界の至宝・赤塚不二夫先生。

前作最終回でアメリカへ旅立ったバカボン一家が
帰ってきたぞ！。諸君喜べ。

二匹目のドジョウには「失敗」という看板がついてまわるが、
この天才バカボン第1作に限って、その言葉は当てはまらず！。

前作が放送が進むに連れてパパが常識人と化し、
ホームドラマへと変貌していった生ぬるいものではなく、
「元祖」はパパのバカ田大学の同級生、先輩、後輩など
バラエティー豊かな非常識人＝キチガイが刃物を手にやってくる。
おまわりさんも無駄弾を撃ちまくる！。

前作とは違う次元の傑作として降臨してしまった奇跡のアニメ。

思えば東京ムービーが作るリメイクにはずれなし。
ルパン三世、あしたのジョー2、新エースをねらえ！・・・。
1作目をさらに昇華させて、決定版を送りだしてしまう。

以後、どれだけリメイクされようが、これを越える事が出来ない。

1作目の人情路線が肌にあわない、
不条理ギャグが好きな方はまず、この「元祖」を極めよ！。




評価　★★★☆☆