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「何者」2016 [映画・邦画]

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〔2016年/日本/東宝〕




ひとつの部屋に集まった5人の男女。

大学の演劇サークルに全力投球していた拓人。
拓人がずっと前から片想いをしている瑞月。

瑞月の元カレで、拓人とルームシェアを
している光太郎。拓人たちの部屋の上に
住んでいる、瑞月の友達の理香。

就活はしないと宣言する、理香と同棲中の隆良。
理香の部屋を「就活対策本部」として定期的に
集まる5人。それぞれが抱く思いが複雑に交錯し、
徐々に人間関係が変化していく。

「私、内定もらった…。」

やがて「裏切り者」が現れたとき、
これまで抑えられていた妬み、本音が
露になっていく。人として誰が一番価値が
あるのか? そして自分はいったい「何者」なのか?





「邦画」の限界を感じた一作。

日本の映画は死んでしまったのだと
実感させられた。なぜにこの映画の評価が高いのか、
理解に苦しむところだが、起用している役者がすべて
「旬」の方々ばかりなので、それぞれのファンが、

この人が出てるから観る!
この人が出てるならなんでも傑作!

そういう熱烈な声援が押し上げた結果では
なかろうか。

映画とは見たことがない景色、物語を
90分間、疑似体験させてくれる夢の空間だった
のではなかろうか。

こんな自分の身内でもない大学生の就職活動、
仲間内でスマホを眺めながら、飲み会続きの
盛り上がらない日々なんか
誰が興味があるのか?

刺さらない、刺さらない、まったく刺さらない。
なにひとつ得る所がない。

じゃあなぜ観たのか?アマプラでタダだったから。
主演がダブル仮面ライダーだったから。それだけ。

こんな映画を当時有料で劇場公開するなんて
あんた・・・「何様者」?





■本編出演 佐藤健、有村架純、二階堂ふみ、菅田将暉、
 岡田将生、山田孝之さんほか。




評価 ☆☆☆☆☆
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