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「仮面ライダーガッチャード」第1話「ガッチャ!ホッパー1!」 2023 [テレビ特撮令和]

仮面ライダーガッチャード.jpg
〔2023年/日本/東映〕




一ノ瀬宝太郎はどこにでもいる普通の高校生。
今日も、母親の「珠美」が営む
『キッチンいちのせ』を手伝い、
登校前に創作弁当を作っていた。

そんな彼が周りと唯一違うのは、
熱く『ガッチャ』を追い求めていること。

ガッチャとは、宝太郎いわく「どでかい夢」とか
「やった!」「掴んだ!」とかそんな事らしい。
そんなある日、クラスメイトの「九堂りんね」が
謎の扉に入っていく姿を目撃。

恐る恐るついて行った宝太郎は、
そこで驚きの出会いを果たす!

一方、街では、謎の生物たちが大量発生して
大騒ぎに!宝太郎も正体不明の生物に襲われてしまう。
宝太郎は一体どうなってしまうのか!?
りんねが関わる謎の扉の正体とは!?
そして、謎の男と「運命に導かれし者」とは!?




大変だ!新しい仮面ライダーがはじまったというのに、
そのおもしろさが、まったくわからない!

劇団四季の石丸幹二さんがいきなり登場して、
顔を汚して、そこらの高校生にライダーへの変身
アイテムと「仮面ライダー」という名称を与える。
あの劇団四季の石丸さんだよ?!

さらに主人公の母親役は、南野陽子さん。
「スケバン刑事Ⅱ少女鉄仮面伝説」の
スケスケのパンパンだよ?!

こんな二大看板を背負って、大きいお友達対策も
万全なハズなんだよ!なんでおもしろく感じられないの
だろうか・・・病院にでも行ったほうがいいのかな。

思うに・・・「仮面ライダー」も「ウルトラマン」も、
まず「おもちゃ、アイテムありき」で、それに合わせる
ようにキャラクター、設定、ストーリーが作られてるんだよ。

年々それがヒートアップしている。
本作もまず「カード」
そして、それに付随する「アイテム」

製作費を回収するためにも、商品を売らなければ
ならないのは、会社として当然のことなのだが、
ここまで露骨に視聴者に金をせびるシステムも
そうそうないだろう。

カードにしても、袋詰めされなにが出るのか
わからない。より強いカードが欲しければ、
集めたければ、数多く買うしかない。

ポケモンカードの高騰もその背景にあるのだろう。
カードゲームは一発当たったら大きいぞ!
販売側に味をしめさせてしまった。

なんせ、あんなたかが「紙一枚」のカードに、
100万、200万円のプレミアがつくのだもの。

そんなに人気のあるカードならば、印刷しまくって、
世の子どもたちに撒いてやればいいじゃないの?
でも、それをしない。相場を維持したいからだろう。

そして最大の問題は・・・、
これ、「仮面ライダー」である必要性あるのん?

かろうじて、仮面ライダーと本作の共通点としては、
バッタらしきものの登場。
オープニングに表示される「原作 石ノ森章太郎」の
テロップのみ。

仮面ライダーではない、新しいカードゲームの
特撮ヒーローとしてならば、興味深い点を無理に
でも見つけようとするのだが、仮面ライダーと
番組タイトルについていれば、どうしても過去作と
比較してしまう。

敵組織の幹部が石丸幹二に向かって、
「イケオジ見~つけた[黒ハート]

・・・なんなのじゃ、これは。





■番組出演 本島純政、松本麗世、藤林泰也、安倍乙、
 富園力也、熊木陸斗、沖田絃乃、宮原華音、坂巻有紗、
 加部亜門、南野陽子、石丸幹二、福圓美里、檜山修之、
 一条和矢、小平有希、坂泰斗、逢坂良太、高岡香、
 小西克幸、北林テイ、仙名翔一、大迫芽生、永徳、
 今井靖彦さんほか。




評価 ★★☆☆☆
nise!(15) 

nise! 15