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「アイスロード」2021 [映画・洋画]

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〔2021年/カメリハ〕



カナダのダイヤモンド鉱山で大規模な爆発事故が起こり、
作業員26人が地下に閉じ込められる事態が発生した。

事故現場の地下から充満したガスを抜くための
救出装置をトラックで運ばねばならない。その重量30トン!

その任務にあたるのは、4人の凄腕ドライバーたち。

鉱山への最短ルートは厚さ80センチの氷の道
「アイス・ロード」。ここを通過せねばならない。

スピードが速すぎれば衝撃で、遅すぎれば重量で、
氷が割れ、たちまち氷の海にトラックごと
飲み込まれてしまうのだ。地下の酸素が尽きてしまう
30時間以内に装置を届けることができるのか?

命がけでトラックを走らせる彼らだったが、
その事故には危険な陰謀が隠されていたのだった…




映画館で観た。




プロットとしては使い古された感のあるもの。
「限られた時間内」に「任務を果たす」、
しかし、そこに辿り着くには「危険なルート」を
通過せねばならない。道は「そこしかない」

結末はわかりきっている。

救出装置は無事、事故現場に届けられて、
閉じ込められた人々は救われるのだ。
これは「ネタバレ」でも「アバズレ」でもなんでもない。

これも古典的パターンである。

では、どこを楽しめばいいのか?

4人のドライバーたちが全員、笑顔で任務を遂行
できるはずがない。脱落者が出て来るハズである。

この作品は脱落者がいかにして脱落していったかを
自身で確認して、「…あ~ね~…」と納得する物語。

現実世界と同じく、映画の世界も高齢化が
進んでいるのか、出演者も大概「オヤジ」
女性も出ては来るが、刺身のツマ程度。
ロマンスの神様もささやかない、ときめかない。

オヤジ2人による「兄弟愛」がこの作品最大の
セールスポイントであった。
ただ、いちいち口うるさい兄が弟を想う気持ちは
画面から伝わるのだが、肝心の弟はちょっと…

押しつけの兄弟愛はどのような結末を迎えるのか…





評価 ★★★☆☆
nise!(10) 

nise! 10