「人造人間キカイダー」第39話 1973 [テレビ特撮昭和]
〔1973年/日本/東映〕
第39話「父の仇ジロー 全国指名手配」。
ついに光明寺博士殺しの罪で全国指名手配されるジロー。
正義のヒーローが国家権力に指名手配され、追われる身に!。
海外のテレビドラマ「逃亡者」の児童版を思わせるこの展開!。
対峙するキカイダーとハカイダーであったが、
光明寺博士の脳を見せつけられて、手を出せない
キカイダーに戦えと告げるハカイダー。
飛び道具は使いたくないが、逃げるならば撃つ!。
仕方なく戦うキカイダーだが、やはり手加減しなくちゃ。
だって、脳が見えてるし…。
なんとかその場を逃れたキカイダー。
その頃、ダークでは子供たちをさらい兵士へと改造する
作戦が行われようとしていた…。
光明寺の娘と息子の間にも亀裂が入ろうとしていた。
ジローを信じたい、姉のミツコ。
信じたいが、信じきれずに揺れ動く息子のマサル。
そんなマサルの心のスキマをついて、
ハカイダー=サブローは「オレに協力しろ」と、
秘密武器デス・ホイッスルを手渡す。
ここから発する光を当てると機械はすべての
動きを停止する便利なものだ。
さらには笛までついており、これはサブローに直結している。
この笛の音を聞くとサブローがいつでもどこでも
現われるという仕組みである。本当に便利!。
その頃、キカイダーはダークロボット・アンコウブラウンから
子供たちを救い出し敵を倒した。だが間髪を入れず警察の
追っ手は迫る。
誰にも信じてはもらえぬ身だが、この子供たちだけは、
ジローが正義の味方であることを知っている。
彼らの声援を背に去ってゆくジロー。 つづく。
不完全な人造人間ながら意外と強いキカイダー。
ハカイダーとも互角、いやそれ以上に戦えるのだが、戦えない…。
色々と「アラ」はあるのだが、勢いで見せてゆく
脚本のチカラには脱帽するしかない。
評価 ★★★☆☆
2020-11-18 12:00
nise!(9)