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「新巨人の星」1978 [映画・アニメ]

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〔1978年/日本/東京ムービー〕






飛雄馬は完全試合達成で左腕を壊し、
野球界から忽然と姿を消した。あれから5年。

かつてのライバルであった花形は、飛雄馬の行方を
追い求めていた。明子と結婚し、今は義弟となった飛雄馬を。

ようやく再会を果たすのだが飛雄馬は草野球チームの
雇われ代打として落ちぶれた生活をしていた。
やはり、まだ野球を捨てきれてはいなかったのだ。

野球地獄とは縁を切って第二の人生を歩むよう、
説得する花形だったが、その頃、古巣の巨人軍はどん底であり、
長嶋監督を救うため、既に引退していた盟友の伴が、
アメリカから呼び寄せたビッグ・ビル・サンダーをコーチとして、
飛雄馬を秘かに特訓。テスト生として、巨人へ再び入団させる。

飛雄馬の復帰を知った、父・一徹は飛雄馬には、
「大どんでん返し」の秘密があると語る。
それは元々右利きだった飛雄馬を左投げ投手として
矯正させていたのだ!。

飛雄馬は右投手として再生し、再びマウンドに立てるのか・・・。





講談社・週刊少年マガジン誌上に連載された
梶原一騎・川崎のぼる先生による、野球漫画の金字塔、
「巨人の星」が不死鳥の如く、炎の中から再び羽ばたいた!。

1977年(昭和52年)放映開始「新・巨人の星」。
製作は東京ムービー(トムスエンタテインメント)。

1978年の東宝チャンピオンまつり内で、
テレビ版第17話「嵐の中のテスト生」を上映。
(前年に東映系で上映された初期話数の編集作品も存在する)。

世の中、かつて一世を風靡した作品は、
どれだけ綺麗に完結していようとも、
おとなしく眠らせてはくれない。ファンが望む、、望まないに
関わらず、「銭になる」なら作られるのがパート2。

本作も野球界を去った主人公、どうすりゃいいんだ?。
そうだ!もともと右利きだった事にしようぜ!!。

この鶴のひと声で飛雄馬が帰って来たのだ。

一度、どん底まで落ちた男がいかにして復活するのか、
それが本作の見どころでありテーマ。
実生活において、疲れが出はじめる中年世代への
エールとして「新巨人の星」を強くオススメしたい。


7月第2週より、KBS京都テレビにおいて、
平成に入って4度目の再放送が開始される予定。
引き続き「Ⅱ」も放送されるとは思うが、
KBS京都はなんぼほど「新巨人の星」が好きなのだろう。

なのに、あの長ったらしい第1作はまったく再放送しない…。
なぜだ?。
ご覧になれる環境の方はぜひ、荒木伸吾先生が作画を
手掛けた回だけでも要チェック!。
(8、15、20、33、40話)です。






評価 ★★★☆☆
nise!(9) 

nise! 9