〔1973年/日本/東映〕
第3話「帰って来たジロー キカイダー」
え!もう帰って来るんかい?!。
つい先々週、不完全な良心回路に負けない精神力を
身につける旅に出たキカイダー=ジローが、
兄のピンチにサイドマシンに乗ってやってきた!。
そうこうしている間に太陽が昇り、ゼロワン復活!。
1970年代ということもあり、現代では「差別」と
受け取られかねない描写も満載!。
両足が使えず体を引きずって逃げるゼロワンに対して、
ハカイダーがひとこと。
「丸太踊りを踊らせてやれぇ~~~!!」。
令和では完全にアウトです。
早くも第3話にしてダブルキカイダーの活躍が実現した。
これは当時、「仮面ライダー」が2人、3人と増え、
人気が上昇していたこともあり、制作側が
「ダブルキカイダー」路線でいきましょう!との
意図もあったとのこと。
しかし、あまりに早い兄弟競演は、兄・イチローが
ひとりで戦い抜いたキカイダーよりも弱い印象を与えて
しまったのではなだろうか。
さらに悪い事に、せっかくの共演も演者である、
ジロー役の伴大介さんがスケジュール多忙のため、
出演できなくなり、出番が減ってゆく。
というのも、同時期、伴大介さんが
新番組「イナズマン」の主演に決定したため。
同じ制作会社、放映局でダブルプッキング・・・。
ほかに俳優はおらんのか?という、信じがたい現象が…。
評価 ★★★☆☆