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「昼顔」 2017 [映画・邦画]

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〔2017年/日本/角川大映スタジオ〕




お互いに結婚していながら、惹かれあい愛し合うように
なった笹本紗和と北野裕一郎。その一線を越えた関係は
いつしか明るみになり、2人は別離の道を…。

紗和は夫と別れ一人になった。あれから3年。
紗和は海辺の町で慎ましく暮らしていた。
オーナーの杉崎尚人が営むレストランでのアルバイトと
狭いアパートの往復が日課で、北野の夢を見る事さえ
既に無くなっていた。

海岸沿いの小さな町には、彼女の過去を知る者は誰もいない。

一方、大学の非常勤講師となっていた北野は講演するため、
この町を訪れた。紗和が住んでいるとは知らずに。

講演中、客席に目を向けたとき、彼は言葉を失ってしまう。
そこには、紗和の姿があった。

「神様は私を試しているのでしょうか」。

運命のいたずらか、再びめぐり会ってしまう二人。
あの時に交わした愛を忘れられず、どちらからともなく
逢瀬を重ねていく…。




物語は
映画で完結する。


やめて!こーゆー手法。
テレビはテレビで綺麗に終わって!。
いくら人気が出たからと言って、もうひと儲けしようと
2匹目、3匹目を求める日本の映画界は本当にネタ切れ
なのだなぁ…と思いつつ、この作品に関してはよかった。

完結編があってよかった。

奪われた者に与えた苦しみを、罪深き者たちが味わう。

大体、2人が再会したのも「神様のいたずら」じゃないがな。
女が講演で男が来ると知って、下心まる出しで、
会場に出向いとるがな。

で、意図的に再会して、男の嫁にバレた時も、
「2人で山にこもって、川のホタル見てただけです~」。

大人の世界でそんな言い訳が通用するか?。
ホテルに行きながら、添い寝してただけで
何もしてません!で「僕は信用しますよ」と太川陽介に
言わしめた藤吉久美子ぐらいのもんやで。通用するの。

大体、このドラマ「社会現象を巻き起こした」ほど、
ヒットしたの?。ボクをはじめ、ボクの周りでも、
誰も見てないんですケド…。ボクが世間ズレしているのか。

この作品から得られる教訓。それは…。
別れ話が出ている、別れるつもりの相手とは、
決して2人きりにならないこと。絶対に。

結末として男は元の妻のもとに還ってゆく…。
よかった。見事なハッピーエンドだよ。これは。




評価 ★★★☆☆
nise!(23)